リアルの日記はつけていない。
その為、過去にあった事のほとんどは忘却の彼方だ。
ところで、スキャナーが欲しい。 うちに今あるスキャナーは西暦2000年に購入した物だ。西暦2000年と言えば、かの恐怖の大王が訪れた、その翌年である。
2000年の時の俺は満30才。
その頃はまだ漫画家になる夢を抱いた青年建築作業員だった。拘束時間の長い職場に嫌気がさして、「もっと自分の時間が欲しい」と6年間勤めた会社を辞め、本格的な漫画制作にとりかかる準備をしていた。まぁ、ホントに準備だけなんだけどね。
ある日、一人で悶々と漫画のネタを考えるのにも飽きて、webデザイナーをやっている知人の家に遊びにいった。
それまでは、仕事が忙しくてコンピュータにはまったく興味がなかった。だが、知人はコンピュータを使いこなして金を稼いでいる。時間にゆとりが出来た俺は、コンピュータも面白そうだなと思った。
彼は生活が不規則で、メールにせかされて仕事をしている。
「これを仕上げたら飲もう」
とか言うので、彼の仕事を邪魔しないよう、仕事が終わるのをジッと待つ。ヒマなので、パラパラと本棚にある彼の本を流し読みする。
その本棚で見つけたのが「スタパ斉藤」だ。
彼の文章と、そのデジタルな生活ぶりに俺はすっかりしびれた。
「俺もパソコンが欲しい!」
友人にその話をしたら、じゃあ明日電気屋に行こうと言うので、そのまま彼の家に泊まった。
次の日、小平の電気屋に出かける。そこで、すっかりMacの輝きに魅せられてしまった。これさえあればなんでも出来るのだ。
そして、脳裏には「デジタル漫画家」としての自分の姿が浮かんだ。紙やペンはもう古い。これからはデジタルな時代だ!
そんなで、数日後にはG4とプリンター、A3まで読み込めるスキャナーを購入した。ペンタブレットとかあるけど、線だけはまだまだ手描きには及ばない、業務用のA3まで読み込めるスキャナーは必需品だ。と、その時は思ったのだ。
そのスキャナーは13万円した。
13回もスキャンしただろうか。なんにしろ元は取れていない。
無謀な買い物のおかげで、たちまち貯金は底をついた。
金がないならバイトでもすりゃいーさ。てなわけで、こうして現在まで続く俺のフリーター生活が幕を開けた。
ちなみに、その時は友人は「マクロレンズで写真を撮りマクロー!」とか言う親父に成り果てている。時は残酷だ。
その為、過去にあった事のほとんどは忘却の彼方だ。
ところで、スキャナーが欲しい。 うちに今あるスキャナーは西暦2000年に購入した物だ。西暦2000年と言えば、かの恐怖の大王が訪れた、その翌年である。
2000年の時の俺は満30才。
その頃はまだ漫画家になる夢を抱いた青年建築作業員だった。拘束時間の長い職場に嫌気がさして、「もっと自分の時間が欲しい」と6年間勤めた会社を辞め、本格的な漫画制作にとりかかる準備をしていた。まぁ、ホントに準備だけなんだけどね。
ある日、一人で悶々と漫画のネタを考えるのにも飽きて、webデザイナーをやっている知人の家に遊びにいった。
それまでは、仕事が忙しくてコンピュータにはまったく興味がなかった。だが、知人はコンピュータを使いこなして金を稼いでいる。時間にゆとりが出来た俺は、コンピュータも面白そうだなと思った。
彼は生活が不規則で、メールにせかされて仕事をしている。
「これを仕上げたら飲もう」
とか言うので、彼の仕事を邪魔しないよう、仕事が終わるのをジッと待つ。ヒマなので、パラパラと本棚にある彼の本を流し読みする。
その本棚で見つけたのが「スタパ斉藤」だ。
彼の文章と、そのデジタルな生活ぶりに俺はすっかりしびれた。
「俺もパソコンが欲しい!」
友人にその話をしたら、じゃあ明日電気屋に行こうと言うので、そのまま彼の家に泊まった。
次の日、小平の電気屋に出かける。そこで、すっかりMacの輝きに魅せられてしまった。これさえあればなんでも出来るのだ。
そして、脳裏には「デジタル漫画家」としての自分の姿が浮かんだ。紙やペンはもう古い。これからはデジタルな時代だ!
そんなで、数日後にはG4とプリンター、A3まで読み込めるスキャナーを購入した。ペンタブレットとかあるけど、線だけはまだまだ手描きには及ばない、業務用のA3まで読み込めるスキャナーは必需品だ。と、その時は思ったのだ。
そのスキャナーは13万円した。
13回もスキャンしただろうか。なんにしろ元は取れていない。
無謀な買い物のおかげで、たちまち貯金は底をついた。
金がないならバイトでもすりゃいーさ。てなわけで、こうして現在まで続く俺のフリーター生活が幕を開けた。
ちなみに、その時は友人は「マクロレンズで写真を撮りマクロー!」とか言う親父に成り果てている。時は残酷だ。
付けてらんねえっす。
スタパ斉藤さんかあ。あの文体には一時期ヤラレたなあ。
でもアンタそんなの見る前から物欲番長だったじゃん。
僕はせこいので買った物ではなるべく元をとるようにココロガケてます。
>ちなみに、その時は友人は「マクロレンズで写真を撮りマクロー!」とか言う親父に成り果てている。時は残酷だ。
うるせえなジジイ。
僕は積極的にオヤジライフを楽しんでるんです。36歳なんて生まれて初めての経験だからさ。
>でもアンタそんなの見る前から物欲番長だったじゃん。
(すんません。誰が読んでもだいたいは、わかるようにをこころがけて書いてますので、やや事実をねじまげています)