墨汁日記

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おいし占い

2006-01-28 20:59:19 | こうさぎ
☆おいし占い☆ 写真運まあまあ

 そのせいか、あるいは給料の出たせいか、駅の周辺には写真の人の姿が多い。

★愛のアドバイス★

 男は馬鹿。
 ソープに行くのに、お風呂に入ってから行く。
 お話し相手の女性なら妻がいるのに、わざわざ若い子とお話する為だけにピンクなお店に行く。
 奥手なら奥手で、メイドさんに意味不明気味にドキドキする。
 男だけでどっかに遊びに行くと、どこにいくのかわからなくてサスペンス。 
 でも、男女同伴の夜遊びも、どう転ぶのかわからなくて不安。
 私も、夜遊びに行きたい。

*これはBlogPetおいしによる今日の占いです。
占い監修:マダムprotozoa


徒然草 第二百六段

2006-01-28 19:26:15 | 徒然草
 徳大寺故大臣殿、検非違使の別当の時、中門にて使庁の評定行はれける程に、官人章兼が牛放れて、庁の中へ入りて、大理の座の浜床の上に登りて、にれうちかみて臥したりけり。重き怪異なりとて、牛を陰陽師の許へ遣すべきよし、各々申しけるを、父の相国聞き給ひて、「牛に分別なし。足あれば、いづくへか登らざらん。尫弱の官人、たまたま出仕の微牛を取らるべきやうなし」とて、牛をば主に返して、臥したりける畳をば換へられにけり。あへて凶事なかりけるとなん。
 「怪しみを見て怪しまざる時は、怪しみかへりて破る」と言へり。

<口語訳>
 徳大寺故大臣殿、検非違使の別当の時、中門で使庁の評定行われたうちに、官人章兼の牛はなれて、庁の中へ入って、大理の座の浜床の上に登って、うちにれかんで臥していた。重き怪異だと言って、牛を陰陽師のもとへ遣すべき由、各々申したてるを、父の相国聞かれて、「牛に分別ない。足あれば、いづこへか登らないか。尫弱の官人、たまたま出仕の微牛を取られるべき理由ない」と言って、その牛を主に返して、臥したその畳を換えられた。あえて凶事なかったと。
 「怪しみを見て怪しまない時は、怪しみかえって破れる」と言う。

<意訳>
 今は亡き徳大寺の大臣殿が検非違使庁の長官の時。
 徳大寺殿の屋敷の中で検非違使庁の評定が行われた。
 その最中。
 章兼という検非違使の下級役人の牛が牛車からはなれて、いつの間にか屋敷の中へ入ってしまっていた。その牛は、人のいない間に、評定の座の大臣殿の席に上がって、クッチャクッチャ反芻しながら横になっていた。
 それを見つけた人々は驚いて騒いだ。
 これはめったにない怪異である。
 牛を陰陽師のもとへやるべきだとの意見もがでたが、徳大寺殿の父が騒ぎを聞かれて言った。
 「牛に分別はない。足があればどこへでも登る。尫弱の役人がたまたま出仕に利用した牛を取りあげる理由もなかろう」
 徳大寺殿の父がそう言われるので、その牛は主人に返して、牛が寝ていた畳を取り替えてすましたそうだ。
 それで、べつに何も凶事なかった。
 「怪しみを見ても、怪しまなければ、怪しみは破れる」と言う。

原作 兼好法師