墨汁日記

墨汁Aイッテキ!公式ブログ

秩序と膣

2007-10-31 18:51:09 | 駄目
 文章は、出だしが大事だと良く言われている。
 まぁ、料理の基本もダシであると言われているから、出だしが大事なのは、まんざら嘘ではないかもしれない。
 だが、俺はタイピングをする時に出だしなんか気にしない。
 文章の出だしなんか素人にはどうでもいい事である。
 じっさい、読んじまえば、出だしなんて、なんだって一緒だ。
 素晴らしい出だしなんかを考えるヒマがあるなら、もっと内容を練り込むべきであり、文豪じゃないのだから、出だしなんかなんでも良い。
 それよりも、何を伝えたいか、それこそが最も重要な事であって、技術に走るのは、もっとも愚かだと俺は思う。

 そんなわけで、今日はジェンダーについて、もう一度だけ、おさらいしたいと思う。たいていの読者諸君は、しつこいんだよ、もう分かったよ、などとお思いであろうが、俺には伝えきった実感がまるで無い。
 しつこいなどと思わずに、ぜひ最後まで読んで欲しい。
 思うのだが、自分が伝えたい内容を絶対に分からせてやるという気迫。
 これこそ、素人の文章に最も必要な要素であり、それ以外は邪道であろう。
 けして、嫌がらせでしつこくしているのではない。

 では、ジェンダーについてのおさらいをはじめる。
 気分を新たにして読んで欲しい。
 そう、ジェンダーについてはじぇんだぁじぇんだぁ知らないようなつもりで。

 ・・・・・・。

 さすがに、

 今夜のは、
 あまりに強引すぎたかもしれない。

 さて、
 ジェンダーは交通ルールに例える事ができる。
 男女の交通ルールだ。

 例えば、
 男がダンプカーで、女はファミリーカーだとして。
 でもって、道路にはダンプやファミリーカーだけでなく、ダンプに成長する前のプチ・ダンプやら、ファミリーカーになる前のミニ・スポーツ。
 廃車寸前の旧式トラックに、レトロなクラッシックカーなど、各車入り乱れて通行している。
 そういった入り乱れた道路状況で、各自の目的地が違うなら、ルールのないかぎり、交通の秩序は守られない。
 
 ジェンダーは人間関係という秩序を守る為の交通ルールのようなものでもある。
 秩序を守るのには、まぎらわしいのは一番やっかいなのだ。左折のウインカーを出しながら、右に曲がられると、周囲はすごく迷惑する。右に曲がりたいのなら、右に曲がるようにふるまってもらわないと困るのだ。それらしくふるまってくれないと、何をしたいのかが分からず周囲が困惑する。

 そして、車種を明確にしてくれないと、なにより周りは気持ちが悪い。
 役割別に一目でそれらしい装いをしてくれないと、なんだか周りはものすごく気持ちが悪いのだ。役割がまったく分からない自動車が道を走っているだけで、なんだか気分が悪い。
 汲取車は汲取車らしい外装、ゴミ回収車ならゴミ回収車らしい外装が望まれる。ファミリーカーでも、イエローキャブならイエローキャブらしい外装が望ましい。霊柩車らしくない霊柩車が走っていると想像するだけで気持ちが悪い。

 交通ルールは守らないと事故につながる。
 だが、男女のルールは誰の為にあるのだろう?

 ルールは誰の為にもない。
 秩序の維持のためだけにある。
 交通ルールは守らないと事故につながり、事故となれば結局は本人の損になるけども、男女の交通ルールであるジェンダーは、破っても人間同士の衝突を起こすだけで、人死にはでない。
 ジェンダーを交通ルールに例えると、まるで破るのはいけませんみたいなかんじなんだけど、そうは言わない。衝突を怖れないなら、破ってもかまわない。

 ジェンダーは、男や女はこうするべきというルールである。

 生物的なヒトのオスメスの性差は、通行する自動車の性能の事。

 だから、ジェンダーを語る時は、自動車の性能を無視して、自動車に与えられた役割の事だけを語る。

 そして、思うのだが、自分を押し殺してまで生まれる秩序は、誰の為にあるのだろう?
 また、現在は、暴走ダンプが横行する時代であるが、なんでダンプってだけで偉そうなんだろうか? 
 秩序を守る事で誰が得をするのだろう?

 まぁ、結論を言うなら、秩序は膣に敵わない。