墨汁日記

墨汁Aイッテキ!公式ブログ

24-3

2010-02-27 21:54:01 | お絵描き

 観ないつもりでいたのに観てしまったよオリンピック。しかしマジすごかったなぁ女子フィギュア。たまらなく美しかった。ところで、この名勝負は日本の韓国観さえ変える勢いだ。常に韓国に対して上から目線だった多くの日本人が、チャレンジャーの立場であってでも、もう一度、浅田とキムの闘いを五輪で観たいと望んでいる。まぁ、そんなんはどうでも良く、やはり、信じる者は強いなぁというのが俺の結論だ。ヨナや真央ちゃんにオリンピックやメダルに対しての迷いはみじんもない。メダルの価値に対して二人ともなんにも疑いも無いからこそ、あそこまでやりきれた。信じるものは強い。ところで、俺はオリンピックの価値なんか信じていない。きれいごとばかりならべやがってうさんくさいなぁと思っている。こんな俺なんて五輪の価値を信じている人間には「毒」にしかならないだろう。俺の言う事は信者を惑わさせるだけの妄言だ。だが、信じる事も「一種の毒」だ。いきすぎた信心の結果は「魔女狩り」「神風特攻」「自爆テロ」などの、迷惑な行為を産みやすい。俺は疑う者であり、俺のような存在は信じる人には毒であるが、社会的にはリミッターとして機能している。今の日本はリミッターが機能しすぎていて何かを信じるのがとても困難な社会だ。強い個人は産まれにくいが、集団としての間違いは犯しにくい。まぁ、そんなで最後の結論として真央ちゃんはとても美しかった。やはり、若い女子の女体は美しいなぁ。

100227


ガチ桜

2010-02-24 20:30:58 | お絵描き

 子供は結果を欲しがる。子供は無限の可能性を持ちながらもただひとつの成果を欲しがるのだ。では、成功する秘訣とはなんだろうか?ソレは大人の言う事を素直に実行出来る能力であろう。大人に言われた練習メニューを素直にこなせる能力こそが成功の鍵である。てか、日本で成功したいならもう今はそれしかないよ。なんか冬期オリンピックとかやっているみたいだが観ると心が痛むので俺は観ない。一歩間違えたら人体実験の様な訓練メニューも大人にオーダーされたからと素直にこなし、まるで訓練された犬そのものの可哀想な子供達が必死で世界の競合(強豪)相手に戦わされている。そこまでな痛みに耐えたその結果は、せいぜいスポーツ政治家やスポーツ評論家。大人の注文に素直に答えていれば人脈も金も機会も与えられる。だが、同時に大人に切り捨てられる恐怖心をうえつけられ、いずれは未来の子供達にも同じ事をする大人となる。俺は死ぬまで大人には従わないし誰にも何も死ぬまで命令しない。大人なんて利用する為の踏み台にすぎないよ。

100224


24-2

2010-02-21 20:48:36 | お絵描き

人はなぜ美しいが分かるのか?けっ、美しいなどただの偏りだ!人間は基本的に好きなものしか美しいと認めない。例えばなぜ空が美しいのか?それはお前が空が好きだからなんだよっ。てか、空の下にあるこの世界が好きだからだ。この世界が好きじゃない人の空は常に醜い。世界を肯定しない人間の目には青い空で無くて虚空に眼球のゴミがウヨウヨと浮かんで見えているだけなのだ。この世界がもしも美しく見えているなら、それはお前がこの世界が好きなだけで、こんな世の中など美しくも醜くもないよ。ただあるようにあるのがこの世界なのだ。(テレビで悪夢の強制収容所から無事に生還した老ユダヤ人がこう告白していた。収容所の窓からかすかに見える自然の美しさに私は助けられたと。肉親を殺されいつガス室に送られるかも分からない人間が、それでも世界を肯定したいと望んでいたのだ)人に好かれない人は醜い。

100221


ちくわ

2010-02-13 22:32:38 | お絵描き

 あれはもう7年近く前のはなし。あの日、ふと公園のベンチに腰掛けた俺は自分の右手の中指からペンだこがきれいに消えている事実に愕然とした。小学生の頃から毎日のように鉛筆を握りしめ落書きし続けていた俺の中指には大きなペンだこがあったはずなのに、いつの間にかその中指はきれいになっている。絵を描くのが日常だったはずが、今や仕事に追われ絵を描かない事のが日常になっている。その時に俺はその程度の人間だったんだと悟った。子供の頃からの漫画家になりたいという夢はその時に終了した。そして思った。俺はやっと無謀な野望から解放されんだと。正直、30才をこえて、もう俺は夢に絶望しかけていたのだ。やめられるならやめた方が楽だよなと俺はどこかで思っていた。そうコレから残りの人生は全て自由時間だ。夢をあきらめたとたん、早くも隠居生活がはじまる。気分的には死ぬまで『夏休み』みたいなもんだ。目標は無い。何をしてどう生きようが俺の勝手。そう、残りの人生は夏休み。何をしようかな、そうだ、せっかく時間もあることだし漫画でも描こうかな。この俺様にしか描けないような、いままで誰も見た事も無いようなものすごい漫画を。そして俺は「あれっ?」と思った。絵を描く事を本格的に再会したのはそれから4年後である

100213