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音楽・小説・その他、思いついたことをだらだらと綴る
アールグレイの気まぐれ日記

このバンドがあって良かった

2007-06-20 | ライブ
Plastic Tree
海月集会Vol.4 20世紀の悲観主義者≒21世紀の感傷主義者
6月20日 OSAKA MUSE


ファンクラブイベントということで、のちほど会報に詳しく載ると思われますので、ざっくりと感想を。
とはいえ、ネタバレありますので、東京編を楽しみにしている方は見ないでください。


OSAKA MUSEは、初めて行きました。
プラさんたちはメジャーデビュー後、大阪ではここで初めてライブしたんだよなー
…とは思ったものの、当時は全然知らなかったし、自分自身大阪が地元というわけでもないので、感慨のようなものは何もありません(苦笑)
ただ、当時のチラシが階段にべたべたと貼ってある。10年前はこんな感じだったのかな。
会場入りすると、ステージはグレー(?)の幕で隠れており、下手の壁にはPlastic Treeの文字入り幕、フロアの上空に上手下手1つずつのシャンデリア(会場に元々あるモノではないよね?)
で、開演を待つのだけど、またこれが長い!
だから、このキャパなら18:15からでも全然良いってば!
30分以上立ちっぱなしでいい加減疲れているのに、開演時刻の19時を過ぎても始まらない。
19:13になってようやく「あーテスト、テスト」
ぶっちくんの開演前アナウンスが入ります。
その後、正面の幕に、プロジェクターで映像。10年前のライブ映像『クローゼットチャイルド』と、当時のアー写(?)がちらっと。

そして幕が開いて、開演。
当然のように、ぐあーっと前が詰まります。
これ、毎回何度見ても、ちょっとした恐怖を感じてしまいます(苦笑)
でも、詰まったおかげで後ろの方はゆったりと。ステージのメンバーも見えやすくなります。

始まった曲は、知らない曲…アルバムの曲かな? と思っていたら、
竜太朗「今日は無謀にも、アルバムの曲を全部やってしまいます」
ということで、知らない曲が立て続けに演奏されます。
ライブで初披露ということで、メンバーさんみんな緊張気味。フロアのファンも探り探り。
今回は始終そんな空気で、MCもグダグダです。

『黒い傘』では、イントロでアキラさんが「もう一回」と、気に入らなくて仕切りなおし。
2回目、ぶっち君がキーボード(?)で音を入れてくるんだけど、またアキラさんが止めます。
えー! と思っていたら「ブチオだ~」ということで、どうやら音が違っていたようです。アキラさんは人差し指を、上! 上! と指し、ぶっち君が音を探ります。
3回目はきっちりと聴かせてくれました。

でもここでちょっと気になったのが、スモークの出方。
会場的・性能的に仕方ないのかもしれないけれど(空調もガンガン入っていたから、どうしてもすぐに消えてしまうんだろうけど)
モロに「煙です!」って出方をしていて、視覚的にとてもうるさいカンジ。
それがどうしようもないなら、もうちょっと出すタイミングを図ってもらいたかったなぁ…と。
これは、他の曲の時にも思ったことで、演出としてアリにしてもいいんだけど、『黒い傘』ではガッカリですよ。


アンコールでは、まずは所属事務所の方が出てこられました。
その方も、緊張しまくりでカミカミだし、グダグダ…
メンバーさんも意地悪してなかなか出てこない…
という図も面白かったんだけど、もうちょっと頑張って話せないとマズイと思いますよ~(にやり)

で、アンコールの曲はダーツで決めるということで、「10年前にここでやった曲からメンバーが勝手に選んだ」曲が8曲ぐらい的にあげられてました。
整理番号の半券をぶっち君が選んで、ステージ上に呼んで投げてもらいます。
うわー、すごいなぁ。FCイベントならではですな。(←でも自分は行きたくない)
最初は2曲ということだったんだけど、リーダーの持っていたダーツの矢が3本あって、1本あまっていたので「もう1本あるよ」というファンの声。
「3曲やっちゃうか!?」ということになり3曲目もダーツで決めることに。
ダーツで当たったのは『クローゼットチャイルド』『アブストラクト マイ ライフ』『エンジェルダスト』
竜太朗「見事に激しい曲ばかりですけど」って苦笑しておられたように、知らない曲オンパレードの本編の、ある種の不完全燃焼を解消するかのような激しい曲で、これはこれでいいんだけど
『エーテルノート』大好きだから聴きたかったなーとか、『まひるの月』とかも聴きたかったなー、とか。
ちょっぴり残念でした。
で、曲に行くかと思いきや、突然ステージショッピング。
なんか、いつもの段取りとはちょっと違った、こんなグダグダ感も嫌いじゃないです。

竜太朗さんは「緊張する~」としきりに言ってて、MCになるとどっと弛緩したカンジ?になってるのが微笑ましくもありまして。
「アットホーム、イコール、グダグダなカンジ」と竜太朗さん自らも言っていたけど、あったかい雰囲気が漂っていました。
「楽しいよ」とか言うファンの言葉に、リーダーが「今日はほんとによかったよぉ~」と少し情けないカンジで言っていたのもとても可愛かったです(何がよかったのかははっきりとはわからないけど)


ネットとかで、CDとして発売される前に一部でも曲が聴けるこのご時勢なんだけど、半ば意地のように聞かないでいる身としては(半分は面倒臭いというのがあるんだけど)
『スピカ』を除いて新曲ばかりの本編はちょっと新鮮でした。
イヤ、某バンドで体験しているのだけど、それとはまたちょっと違ってて。
せっかくなのでベタに『六月の雨』とか、あれやこれやが聴きたかったなーというのもあるんだけど、FC会員に「宇宙一早くアルバムの曲を」聴かせたかったというメンバーさんの気持ちはとても嬉しかったし
音源としてしっかり聴けるアルバムの発売がとても楽しみになりました。

あー、やっぱりプラって好きです。
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