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音楽・小説・その他、思いついたことをだらだらと綴る
アールグレイの気まぐれ日記

今度は舞台で

2008-11-20 | ライブ
TEAM NACS  FILM TOUR 2008 N43°
11月20日 広島アステールプラザ大ホール


気の早い雪のせいで、途中、何度か行くのをやめようかと思った広島。
行ってよかったです。面白かった。
5人がそれぞれ脚本監督を務めた作品が約2時間、その直後にメンバーがステージで行ったアフタートークが約50分。
19時スタートだったので、終了が22時前っていう…トークが長いのは嬉しいけれど、帰りの時間があるのか、途中退席する人もちらほらいて、お気の毒でございました。

以下、ネタバレもしておりますので、まだ見ていない方は読まないほうがよろしいかと。


映像の方は、5人5様といったカンジ。
思いっきり笑えるのもあるし、ホロリとくるものもある。
作品の並びもよかったなぁ。
いろんなカラーがあったけど、最後のリーダーの作品がちゃんと締めてて。
何が「らしい」かって言えるほど、メンバーのことをよくは知らないんだけど、それぞれのベクトルが垣間見えたような気がします。

アフタートーク。順番通りではありませんが、記憶に残っていることを。
メンバーがステージに出てきたときの客席のリアクション(悲鳴にも似た歓声と手を振る人々)に、え?そういうもんなの? とちょっと驚きました。
そっかー、そういうノリなんだねーと、軽いショック。まぁ、いいんですが。

洋さんが、広島の歓迎ぶりはすごい。通りもイルミネーションで飾ってくれて、中継なんかも出ててさー、と。
大通りのクリスマスイルミネーションのことですね。
音尾さんが「洋ちゃん、さすがスター!」みたいに持ち上げ、リーダーとシゲさんは「お前のためじゃねぇよ」みたいなカンジで突っ込んでました。

広島、前(舞台『COMPOSER』)はこの会場だった? って話。
違います。シゲさんは別の舞台で、何度か広島に来てるから間違えてましたが。
って言っても、もう何で来たのかもよく覚えておられない様子。

音尾さんが、昨日は打ち上げで自分以外の4人とスタッフが2次会に行ったんだけど、今日はみんな二日酔いで、と暴露。朝、ホテルの集合時間に、誰も降りてこなかったらしいです。
音尾さんは、みんなの物真似をしながら登場シーンを再現。うまい。
リーダーは「久しぶりに記憶をなくしたんだよ。だから、確認したいんだ」と、ここから昨夜の話。
洋さんは、珍しく飲み足りない気分になって2次会に行こうとしたら、安田さんに「サシで飲もう」とガッツリつかまれて。
いやいやいや、サシって無理! と思った洋さんは他のメンバーを誘い、タクシーに分乗。
その時、流れで、安田さんと一緒のタクシーになりそうだったので、これはイカンと、安田さんを前のタクシーに乗せようとしたら、ドアに手をかけるかかけないかのところで前のタクシーは出てしまって、結局同じタクシーに乗って行ったそうです。

リーダーは、普段は紳士的な態度なんだけど、昨日は珍しく飲みすぎて…
ハイボール(ウィスキーの炭酸割り)を10杯飲んで、他の人も飲んでたから、店のウィスキーがなくなってしまったのか「もう作れません」と言われたとか。
「なにー!? じゃあ買ってくるよ!」と言ったものの「持ち込みはちょっと…」と断られ。
「いま考えるともっともなんですけどねー(苦笑)」
じゃあ、ハイボールに似たのを作ってくれと言って出てきたのが、泡盛の炭酸割り。
「それがすごく不味かった!」

安田さんは、気がついたら眼鏡のレンズが片方なくて、ファンサイトにそう書いたら「ここがいいです」っていろいろ書き込んでくれる人がいて、さっそく今日、広島の眼鏡店でレンズ入れてもらったとか。
朝起きたら、見覚えのない領収書。なんで?2次会の記憶が全くない安田さん。
2次会では「今日は安田会だ!」と言って、払うと言って聞かなかったようです。
他の人は「お金を出させてもらえなかったんだよ。ホントだよ」
「なのに、今日になって、お金払えって言うんだよー」とチクリ。
リーダー「1品280円の店で、50品ぐらいかな? 14000円ぐらいなんですよ、全部で。あれだけの人数で14000円って安いですよねー。それなのに」
安田さん「一人1000円でいいから」と小声で要求。
洋さん「どんだけ小っさいんだ!」
リーダー「初めてのおごりなんだから。それぐらいおごれよ!」
あと、飲み足りない安田さん、ホテルに戻ってから(夜中3時とか4時)マネージャーの部屋に行ったそうですが。
あまり怒らないマネージャーも、さすがに耐えかねて「いい加減に帰ってください」と言われたそうです。

シゲさんも「ああ見えて、シゲも酔ってたべ?」と洋さんに言われておりました。
もっと足腰フラフラの人がいたから、シゲさんは一人で部屋に向かわれたようなんだけど、インキーをして出ていたようで、鍵がなくて部屋に入れず。
そのままドアの前で1時間ぐらい寝たんだけど寒くて目が覚め、フロントに行って開けてもらった、とのこと。
「普通そこまで行ったら中入るでしょ」とか「部屋を追い出された人って思われてるよ」とか突っ込まれてました。

飲んでいる途中で、いいカンジにいろいろ話し合ったのに、そこにメンバーの音尾さんがいないから、みんなで「音尾を呼べー!」って言ってたんだけど、マネージャーに止められ。
「じゃあみんなで部屋に行こう。それならいいんだべ」と言って聞かなかったとか。
そんなベロベロのメンバーに来られても困っちゃいますよね、音尾さん。

朝集まったら、安田さんの眼鏡の片方にレンズはなく。
「君だろ? 君がやったんだろ?」と洋さんに言う安田さん。
「違うよ、マネージャーなんだよ」と、夜中に来られたから腹いせにマネージャーがやったと主張する洋さん。「ちっさい反撃だ(笑)」
その洋さんは、朝起きたらたんこぶが出来ていて「誰か殴ったべ? 殴ったべ? 安田だべ」
こちらは安田さんのせいにしようとしており。
「うちのスターが(酔っ払って)ゴミステーションに突っ込んだんですよ」と言うリーダー。
でも、「あれは頭というより、尻餅みたいな感じだったので、頭は打ってないと思います」ってマネージャーは言ってたんだけど、って。
この件、笑ったなー。


そして広島に来て。
「市電っていいよね、どこまで乗っても150円。子どもは80円」と言うリーダーは、路面電車に乗って麺を食べに行ったそうです。「二日酔いに麺は優しくてねぇ~」
シゲさんと洋さんは近くのゴルフの打ちっぱなしへ。
具体的に地名や店名出したので、「おおー」とか「えぇー」とか「まさかそこにいたの」みたいなどよめきが一部から出ておりました。
安田さんは眼鏡を直しに行かれただろうし、結局、音尾さんはどうしてたんだろう?


映画の話。
各監督への質問を受け付けますかねー。ってことで挙手、指名。
洋さんへ「映画を撮るのは大変でしたか?」
大変だったかって…(苦笑)まぁ、映画に関する話が聞けたので。
崖から落ちるシーンは「あれ、ちゃんとシゲなんだよ」シゲさんの映像とって小さくしてCGに組み込んだそうです。
最初はもっとちゃんとわかるぐらい大きい姿だったんだけど、それだとバランスが悪いから小さくしていくうちに「シゲってわからないほど小さくなってしまって。あれならシゲを撮らなくてもよかったよ」とのこと。
あと、雨が多くて「崖に出てた虹はCGじゃないんですよー」本当に虹が出てたらしい。
「せっかくだから、使おうってことでシゲが落ちるシーンで使ったんですけど」
さすが洋さん、ミラクル起こしますねー(笑)

音尾さんへ「ロケハンは自分で何回か行かれたんですか?」
これも…行くでしょう、監督なんですから(笑)
旭川に住んでいて、もともとあの地も、自分が子どもの頃に親とサイクリングで行ったことがあるそうです。
とてもきれいな風景で。そういうところを見せたかったのかなーっていうのが伝わってきます。

シゲさんへ「最後はどうしてハッピーエンドにしなかったんですか?」
これも…苦笑。
「それは脚本に対するダメ出しですか? 甘んじて受けますよ」「でも、いいじゃん!」「そうしたかったんだよ!」とキレ気味に答えておられて笑いにしてましたが。
「それまでのところで話としては完結してたから、オチとしてはあれでいいのかなと思って」みたいなカンジの丁寧な解説もしておられました。

安田さんへ「結局、どうしてヤスダッタになってしまうんですか?」
リーダーが「それを聞く? わからない答えが帰ってくると思うよー」と苦笑。
「じゃあ何で○○は××なんですか?」というような言いがかり的な逆質問をしながら、最終的に「僕が知りたいです」
カフカの「変身」だったかな? あれを読んでしまったがためにこんな作品になったみたいなことを言っておられました。

リーダーへ「50年後に再演するとしたらどの作品にしますか?」
なんか、まともな質問というか、会場中も思わず「おおー」って声が出てました。
でも、テンション上がっちゃってその質問に行くまでがちょっと長かったので、シゲさんに「早く言えよ!」って途中つっこまれてましたが。
『FEVER』を選んだのは…何でもよかったんだけど、昔の作品の中で5人だけでやっていたっていうのもあるし、たまたま10年前の1998年の作品だったってこと。下1桁が8繋がりですね。
って…結局、どの作品を再演するのかっていう答えにはなってなかったんですけど。
初演から60年後に踊れるのかって話になって、会場は「踊ってー!」の拍手。
「いやいや、いくら盛り上がっても踊りませんよー」「覚えてないよー」という中、
センターでシゲさんが、ちょっとしたステップ(ボックス?)をやって、その隣で安田さんもちょっとなんかやってましたが。
「でも、あの客席にいたお年寄りの方は、ここにいる皆さんなんです」ってリーダー。
なんか、いいですよねー。
私が道新ホールに行けるわけでもないし、ナックスの舞台がコンスタントに地方に来てくれるわけでもないんだけど、なんか、一緒にトシをとっていけたらなーって、そんな思いにさせてくれます。


春の舞台公演の話になって、「広島来て!」「何で来てくれないの?」の声に「客が集まらないからだよ」ときっぱり言い切る洋さん。
「(広島のファンなんて)ここにきた人が全部だよ。公演やったら1回で終わっちゃうよ」
「岡山来て!」の声に、「岡山はもっと集まらないだろう!」とバッサリ(笑)
うーん、リピーターが多いと思うから、言うほど客が集まらないなんてことはないと思うけどな。
その流れだったかな、『COMPOSER』を観た人? って手を挙げさせてましたが、意外に少なかったです。2~3割ってところ?
ナックスの舞台見たことある人では、もうちょっと手が挙がっていたけど、半数いるかいないかってカンジで。
じゃあ、来春の舞台のチケット手に入れてるって人は? となったら、前列の方はものすごい勢いで手が挙がってて。
あー、あの辺はファンクラブ入ってる方なんだなー、って思いました。一般発売はまだ先ですからね。
でも、全体的に結構手が挙がってる人がいたので、なんかそこに、今のナックスの人気を見ました。いや、もうずいぶん前から人気だとは思っていたけど、『COMPOSER』からの挙手の変遷が劇的だったので。
「なんかわからないけど(フィルムツアー来るから)行っとけみたいな人とか、これが初ナックスの人もいるんだ?」と、洋さんだったかが言ってました。
「じゃあ、何でガンダムから降りてくるんだとか、わからない人がいるんですねー?」とちょっと残念そうな心配そうな顔のリーダー。いや、それぐらいは知ってるでしょ。
「『LOOSER』とか『COMPOSER』とか『HONER』とか、DVD出てますので通販もしてますし、レンタルとかね、よろしかったら見てくださいねー」
レンタルって…買って見てくださいと言い切らないところが、リーダーの人のよさが出てる気がします(笑)
そういえば、過去のDVD作品を売ってるブースってあったのかな? 音楽系ライブでは普通にやってるけど、ここも手売りブース作ったら、結構売れたんじゃないの?とか思うけど。
って、ブースを見逃してるだけだったら、失礼しました、なんですけど(苦笑)

手を挙げさせるシリーズ(ってナニ?)では、広島県人が結構少なかったのも確認できました。
県外の人が圧倒的に多かったような。フィルムツアー、中四国地方は広島だけだったから、そら、いろいろ集まってくるでしょう。(大阪の人もおられましたが)
リーダーは「香川」の声に「どこ? 坂出? ○○? 何丁目?」とか細かく食いついていました。
最前列の方が「米子」と言ったので、「あぁ、いまうちの社長がお邪魔しています」と。
社長の鈴井氏は、映画の撮影で米子入りしているようですね。
会ったみたいなニュアンスのことを言うその方に「近づいちゃダメだよ! よく生きてたねぇ」と洋さん。
いたるところで「社長は怖い」と言っているので、初めて会う人にも「怖いんですか?」と聞かれる社長さんだそうで。
「大泉くん、怖いって言うの、やめてもらえないかなー」と本気で言われたそうですよ。

あ、来春の舞台『下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。』の話で。
シゲさんがタイトルをジブリ作品に文字って3回ぐらいボケた後(突っ込む洋さん)
リーダー「じゃあ『下荒井兄弟のスプリング・ハム』で」とボケたのに、洋さん「夏のハム!?」って突っ込んでたけど、それを言うなら「春のハム」では?

最後はそれぞれヒトコト。
シゲさん(と安田さん)は、映像を出してもらって自分のグッズの紹介をしてました。
なので、下手花道近くに音尾さんと洋さん、上手花道近くに安田さんとリーダーが別れて、シゲさんの独り舞台。
安田さんに至っては、なんかトーク自体の締めのような言葉を発するものだから「まだいるぞ」ってちょっと焦るリーダー。なんだかかわいかったです。


最後に5人揃ってお辞儀をして。
この瞬間がたまらないです。
舞台も、数えるほどしか見たことないんだけど、いつもこの瞬間に泣きそうになります。
音楽がなって、深々としたお辞儀。グッときます。
あー、また舞台を観たいなぁ、ってしみじみ思いました。
次は、トークじゃなくて、生のお芝居の締めでこの瞬間を迎えたい。
・・・チケット取れなさそうー(苦笑)
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