Prototype

音楽・小説・その他、思いついたことをだらだらと綴る
アールグレイの気まぐれ日記

赤い糸の呻き

2012-02-06 | 
●赤い糸の呻き● 西澤保彦
東京創元社  2011.8

結婚式場へ向かうエレベーター内で、指名手配犯を監視していた二人の刑事。突然の停電後に、なんと乗客の一人が殺害されていた。
もっとも怪しいのは凶器のナイフを潜ませていたと思われる指名手配犯だが…
書き下ろしの表題作を含む、5つの短編集。


「“西澤保彦ワールド”全開ともいえる」とカバーにあった通り、ホントに、著者ならではの作品揃いな気がします。
表題作のラストの展開なんかも、あぁやっぱりこの人はこういうのが好きなんだなーってカンジで。
あとがきに、表題作は「石持浅海氏の『暗い箱の中で』(光文社文庫「顔のない敵」所収)に触発されて書きました」とありましたので、そちらも近々読んでみたいかなーと思ってます。
コメント