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音楽・小説・その他、思いついたことをだらだらと綴る
アールグレイの気まぐれ日記

ファイナル、そして

2006-08-14 | ライブ
KIRITO KIRITO Tour 2006“ EXISTENCE PROOF ”追加公演
8月14日 SHIBUYA-AX


今回も上手後ろの方、PA卓の横あたり・一段高くなったところの柵2列目で。
もはやそのあたりが定位置です。やっぱりステージはちゃんと見たいので。
ちょっと気になったのがPAさん。
PIERROTのDCⅣの時のTシャツ(右袖にCREWの文字入り)を着てました。
そんな前からのスタッフとともに仕事が出来てるって、なんかいいなぁと思ったよ。

セットリスト
1.GARDEN  2.PAST  3.カンナビス  4.Sea
5.PLOT  6.INTER CUTTER  7.Suicide view  8.DECIDE
9.TORQUE  10.WINDING DREAM  11.Awaking bud  12.誰もいない丘  13.再生の朝
14.Hameln  15.DOOR  16.EXIT
17.Ray  18.TEAR
【 En1】 1.COLD  2.THE SUN  3.DECIDE
【 En2】 1.CHILD(PIERROTカバー)

客電が落ちて赤のオペラカーテンが開くと、前の方はものすごい押しで前につめていく。
1曲目は『 GARDEN 』。すごく好きな曲なので嬉しい♪
サビの「 Welcome to Neo Garden 」のところで、お辞儀してそのまま左手を広げる。
(フィギュアスケートやダンスが終わった時の男性の礼みたいに)
それがめちゃくちゃかっこよくて、自然に笑顔になってしまう。

あとはものすごい熱気で、MCの順番とかほとんど憶えてないので(苦笑)箇条書きです。
・「潰れても止めないからなー!」←MCのたびに何度も言ってた。
・「ずっとホールを回るツアーだったんだけど、ホールはまー(たくさん)空気があって。スタンディングは空気薄いなー。やっぱスタンディングいいな!」
・「2006年、いろいろあったけど…ホントすんません。…あ、すんません」
 ちょっとお笑いっぽく言っていたので、会場からは笑いが起こっていた(私も笑った)
・ローディーの加藤さんを「ちっくびっ♪」ご機嫌で呼ぶ。「どこかで見かけたらいじってやってください」
・「今回のツアー、ほとんど雨が降らなかったんだよね。こうなると晴れ男に認定されてもいいんじゃないか(会場から笑い)…ホントに、あの時の雨は何だったのかって思うぐらい…」
・『 Ray 』前のMC「諦めずに待っていれば…諦めずに前へ踏み出せば光が差してくる」
・2回目の『DECIDE』サビ「もう振り返ることもない」は客席にマイクを向けて。
・「過去は、大切にここ(胸をさして)にしまってあって、いつでも引き出せる」
・手でグネグネ道を作りながら「オーケストラとかいろいろやって『あれ、キリトどうしちゃったの?』って思っても、道は外さない。外れてるように見えてもそこは俺のすることだから外れない。ついて来いよ」
・TAKEOさんがはける時、プロレス技をかけて引き止める。
 私は一瞬、後ろから肩と足を持ったので「お姫様抱っこ?」なんて思ってしまった(そんなわけない/苦笑)
・『 CHILD 』前のMC「自分一人で何が出来るんだろうってやってみたけど。
  一人なんだけど、本当に一人ぼっちなんかじゃなくて、仲間がいる。」
 「今はこのステージには一人だけど」とステージ上手を振り返って言った後、みんなにむかって指差しながらもう一度「仲間がいる」と。
 「みんな歌ってください」といって弾き語り。
 みんなが歌うところでは一歩二歩下がって涙を拭う姿を見せる。

で、弾き語り後の発表。
「キリトのツアーはこれでファイナルだけど、発表があるから1回ハケルけどちょっと待ってて」
暗くなった場内。
しばらくの後、正面に「Angelo」その下に小さく
「 The creature was reborn out of hades 」の文字。
その薄明かりで、ドラムセットがセンターに移動していることに気づく。
やっぱり発表って、そうなんだね!? と期待して待っていると、
黒髪に白のスーツを着たキリト氏登場。
それまでのライブのテンションと違って、切れ気味なカンジ。
「お前ら誰だ!?」というようなことを言っていて、
新しいバンド(ゼロからの出発)という意味でそんなことを言っていたのかな、と。
すかさず新しいバンドのメンバーを紹介する。
「ドラム! TAKEO!」黒スーツにくわえタバコで颯爽と登場。
「ベース! KOHTA!」こちらもスーツで登場。
もう、嬉し涙でほとんど見えてません(苦笑)
「この3人で『Angelo』です。そして永遠のサポートギター! TORU×××!」
そうきたかー。言ってみれば、GLAYのドラムのNAGAIさん的立場なのか?
11月8日にソニーからメジャーデビュー。せっかくなのでお披露目をするということで
(立ち位置は上手にKOHTA、センター後ろにTAKEO、下手にTORU×××さん)
「はじめて聴いてもちゃんとノレるよな?」と始めたデビュー曲『 REBORN 』
PIERROT時代と同じようにマイクスタンドを叩きつけて壊し、肩にかついで歌うキリト。
うわー、このノリ久々ー!
「ツアーもやるぞ! 東名阪とかじゃなくて全国まわるから! 帰りにチラシもらって帰って!」
…ちょっとイヤ~な予感はしましたが、やっぱり広島はなかった…
でも、ちゃんと北海道や博多もあるので一安心。


とまぁ、ファイナルに参加出来てよかったなぁって思ったのは、
新バンドのお披露目に立ち会えたこともそうなんだけど
それ以上に、自分の気持ちが全然違ってたことに気づけたから。
大好きな『 GARDEN 』から始まったのも大きかったとは思うけど、
今回のツアー、福岡に続く2回目の参戦で、気持ちがずいぶん落ち着いていたのかな。
『 DECIDE 』でも泣かなかったし。
や、『 CHILD 』ではもらい泣きしたし、新バンド発表には号泣しちゃったけど(苦笑)
キリト氏のツアーファイナルとしては、ずいぶん笑顔で見れたライブだった。
福岡ではずいぶん気弱な発言が多かったし、
私が解散後初めて接する生のキリト氏(とTAKEOさん)だったから
どうしてもトーンが沈みがちになってしまってて、
それは多分、他の会場に行っても私はそうだったんだろうけど。
でも今回はキリト氏もご機嫌だったし、
私も2回目で…もともとそんなに深く考えるタイプの人間じゃないので
いい意味で頭空っぽでライブを楽しめたのかもしれない。
雰囲気に左右されやすいからなぁ、私(苦笑)
でも、本当にライブ中に前に進めると思ったんだよな。
そしたらMCで
「このツアー、自分も、みんなも、いろいろ吐き出したツアーだったと思います」
っていうようなことを言ってて、あぁそうなんだよなぁって。
泣くことでストレス発散じゃないけど、私は福岡で吐き出して、
それをしっかり確認できた今回のファイナルだったんだと思う。

その上に、新しいバンドの発表。これで前を向かなかったらおかしいよ、自分。
3人が揃っていると、そこにいない2人が気になる人もいるかもしれないけど、
とりあえず私は3人が、新しく同じバンドとして歩き始めたことが嬉しい。
他のことは今は気にしない。音源もライブも楽しみ♪

その前にシンフォニック・コンサートだ。
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