生きる

一度しかない大切な人生!
自然の中に身をゆだねて、めぐり合ったもの達と、毎日を静かに、楽しく過ごしたい!

世界で一番可愛い私の娘 61, 62

2019-10-07 18:33:23 | あの空に太陽を 68

結婚式から帰宅したソンジェ達、着ていた韓服を着替える不機嫌なソンジェ。すっかり疲れていました。すぐに布団に横になってしまいます。ミリの事を考えるとたまらなかったのです。実母がチェ代表であることを隠して、テジュが、育ての親チェの実の娘ミリと結婚したことに苦悩していたのです。ミリの姉ミソンも絶対許せることではないとミリに強い嫌悪感を持っていました。ミソンの夫も、結婚式の帰り妻の実家に寄って、姑実弟ヨンダルに、ミレが結婚式で笑わなかったし、暗かった。姑ソンジェも妻ミソンも暗かった。ミレには何か隠し事があるのではないかと聞きますが、ヨンダルは娘が結婚して寂しいからだとうまくごまかしたのでした。ミソンは実家から帰る時、母の部屋に行きます。寝ている母、母さん、私昨日ミリが家に来たので思いっきり殴ってやった。ミリも仕方なかったのよ、と母。星回りが悪かったのよ。考えたら可哀そう。あの子の好きにさせてやって。疲れたから帰りなさい。

 

妹ミヘの部屋に行き、帰り支度をする姉ミソン。三女ミヘは姉に、何で結婚式でも不機嫌だったの?皆でサギしているみたいだったじゃない。せめてテジュに実母が誰かくらいは言うべきだった、とミソン。母さんに30年間育ててもらった。30年間一緒に暮らしていたのよ。

帰宅したミソン、夫はミソンが自分が大切にしていたロボットや釣り竿を売り払ったことに内心腹を立てていましたが、自転車はきっと売ってないと思い、今までやらなかった掃除や洗濯を手伝います。

結婚式が終わってやってきたチェ代表、会長は結婚式でパクの表情が暗かった、と言います。人にやるのが惜しかったのよ、と若い後妻、へミが言います。パクに何か選んでやってくれ、とチェに。はい、わかりました。とチェ。会長お話したいことが、とチェ。嫌な顔をするヘミ。何だ?と言う会長に、奥でお話したいとチェ。会長の部屋に入ります。話してみろ。私はこの家を出ます。テジュ達が新婚旅行から帰ってくる前に。もう休みたいのです。テジュももう一人でなんでもできるようになりましたし、カン部長も一緒になったし、落ち着くと思います。驚く会長、少し休め!お前にやった家も土地も、お前の兄弟のために使ってしまった。会社を辞めてどうやって暮らしていくんだ?後妻にでも行くのか?チェの頼みに答えず、暫く休暇を取れとだけ言う会長。部屋の外に出たチェ、後妻へミが待っていて、会長に何を話したの?あの男に連絡を取るなと警告した。驚くヘミ。あの人は息子のゴルフの先生よ。それに今アメリカにいるわ。兎に角私の方が上よ!とへミ。マーケティングはあなたの兄ドジン氏にしました。ちょっと嬉しそうにするヘミ。カンを私と同じように扱ったら痛い目に合う。油断しないでと忠告するチェ。

帰宅したチェ、家政婦に有給休暇を与えて、自室へ。大切に仕舞ってあったミリの幼かったころに自分と撮った写真を燃やします。涙を流しながら。

ホテル、新婚初夜をホテルで過ごし、あす海外に新婚旅行に出かけるのです。シャンパンを飲んで二人で結婚の喜びを分かち合います。母、ソンジェと姉ミソン電話をしますが出てくれなかったのです。しかし夜中電話の音で目を覚ましたミリ、そっとベッドを抜け出して、電話に出ます。姉ミソンの携帯からでした。電話は娘タビンからでした。ママの携帯があったから、その携帯からかけていると言って。叔母さんとても綺麗だった。ママと喧嘩したこと、仲直りしてね。わかったとミリ。旅行から帰ったら会いに行く。必ず来てね。うん。可愛いい赤ちゃん産んでね。私が遊んであげる。タビン。有難う。電話を切ったミリ、むせび泣きました。誰も出てくれなかった電話に、タビンからかかってきたのですから。

長姉ミソンが結婚した時のことを小説に書くミヘ。その部分を呼んだ編集長は、家庭の味が良く書かれていると思ったのでした。

翌日会社に行ったミヘ。編集長の机に脚を載せて座っている見知らぬ女が居たのです。それは編集長の離婚した先妻でした。ミヘをアルバイトと誤解してコーヒーをくれと頼みます。その時やってきた編集長に走って行って抱き着くソ・へジン、その手を払いのけて、この人はアルバイトではない。カン・ミヘ氏、作家だ!と怒ったのです。こちらはソ・ヒジン、出版デザイナーだ。コーヒーを入れに降りていくミヘ。ヒジンはミヘの小説が家庭を中心とした話で今時はやらないと言います。それに対してあの小説には今の時代にはない良き時代の家庭の話が書いてある。ミヘ氏の優しい家庭への愛情と正直さ、あの子は正直すぎて自分の感情が隠せないんだ。そしてその優しさが貴重なんだ。今時ない良い小説だと絶賛する編集長ウジン。それを聞いたへジン、あなたあの子が好きなのね。驚くウジンです。その二人の会話を立ち聞きしてしまうミヘ。

新婚旅行から帰国したテジュ夫妻、まず実家へ挨拶に行きます。ご馳走を作って待っている母たち。ミソンは来ませんでした。義父の誕生日を祝うからと言って。まず挨拶をと言ってテジュとミリがソンジェに挨拶します。それから皆でご馳走を食べるのでした。叔父ヨンダルは、俺は世界中を旅したが、結婚だけはしてないと言うと、だから私は死ねないとソンジェ。足りなくなったご馳走を勝手に取りに行く母の後について行くミリ、母の背中に抱き着きます。幸せになりなさい。それでいい、後の事は考えなくてよい、あんたは私の娘、何かあったら、私の所へ来なさい。だから幸せのうちはうんと楽しみなさい。いいわねと母ソンンジェ。泣くミリ。

 

テジュとミリ、自宅へ。会長とふざけて一人走り回っている義弟テホ。その様子を部屋の入口で不愉快そうに見るテジュ。帰りました。おお!帰ったか。楽しめたか?はい、とテジュ父に。カン部長も楽しめたか?はい、とミリ。後妻ヘミ、私はミリと呼ぶわ。姑だから。嫌な顔をするミリ。所でインスクはまだ?すごく嫌な顔をしてヘミを見るテジュ。辞めたいと言ったから、数日休めと言った。なぜ辞めるの?私はありがたいけど。驚くテジュとミリ。

ミソンの姑は夫がここ数日どこかへ出かけるのですが、場所が分からずイライラしていました。妻に無視されていたたまれず図書館に通っていた夫、男たちが食堂で、うるさい妻から離れて孤独になれるからタクシーの運転手は良いと話しているのを聞き、自分もタクシーの運転手になったのでした。誕生日なのに帰宅しない夫をさすがの妻も心配していたのです。

インスクの実の兄弟、兄が事業に手を出し失敗し、その負債を弟が肩代わりしたばっかりに、今や借金取りに追われる身となっていました。それを今まで何度も肩代わりしてきたインスクも、もはや面倒を見切れないところまで来ていました。テジュもそれを知って、援助してきたのですが、やはり限界に来ていました。

それに薄々気づいていたヘミ、インスクに、今まで貯めたお金は何処にあるの?言いなさい。どこ?それにハン家に来る前に娘がいたそうではないの。今どこにいるの?ぎょっとするインスクです。

 


世界で一番可愛い私の娘  59,60

2019-10-01 15:54:48 | あの空に太陽を 68

インスクの家に行くミリ、酒を飲んでいる母。私は結婚することにした。驚くインスク。へミが家に入って来た。調べれば私達の関係はばれる。テジュが一人になって傷ついて、財界の笑いものになる。立ち直れない程。それにナ・へミとナ・ドジンがテジュの座を狙っている、とミリ。それでも駄目よ、と母。あなた去りなさい!私も去るわ!無理。テジュを地獄に残していけない!それに私達には言えない深傷を抱えることになる。お前と私同じ家に?もう関係ない、とミリ。私たちの関係はすでに整理がついている。親子でないと、とミリ。この結婚で、へミから権力を取り返さないと。私達の安全為に。ばれても、その時は、彼が強くなっている。私はどうなってもいい。あなたは前と同じ、娘と知らなかったと言えばよい!

義母の家に行くミリ。何だって?テジュと結婚する?この馬鹿!あんな男を相手に結婚するなんて!私には義母さんがいるけど、テジュにはいない。大きな屋敷に何不自由なく暮らしている。絶対ダメ!とても愛しているの。駄目!死んだ方が良い。殺鼠剤を買って来て!と義母。

テジュ、ソルロンタン店の横に車を止め、時計を見て、ミリが出て来るのを待つ。二人で思い出の場所、漢江に行きます。昨日は一睡もできなかった。信じられなかった。又断られるかと。もう変わらないとミリ。漢江の思い出のベンチに座る二人。花屋が自転車に乗ってやってきて、注文の赤いバラの花束をテジュに渡します。その花束を、ベンチに座るミリに捧げるテジュ。その花束を嬉しそうに受け取るミリ。もしかいつの日か、私があなたを失望させることがあっても、私を許してくれる?はい、僕も君を失望させたことがあるから、勿論だ。

部長室で仕事をするミリ。次々に電話をして、取引先に連絡を取るミリ。その姿を部下たちが嬉しそうに眺めていました。パク代理が、部長が来たら、問題が一気に解決した。あの詐欺師みたいな男、本当に嫌だ。あいつが後釜になったら、俺は会社を辞めてやる。そう言っているすぐそばに、さっきからやってきて、ミリの様子を見ているナ・ドジン、驚くパク代理。ミレリに手を振って出て行くドジン。部屋の外に出ると、すぐに妹ヘミ電話をします。カン・ミリが会社に来ている。何ですって?どんな魂胆で?あの年寄りに俺の座を約束させたのか?言葉に気を付けて!さすがに怒る妹へミ。

会社 インスクの部屋に来るテジュ。母さん、話がある。明日カンと正式に挨拶に行く。プロポーズを受けてくれた。先輩と力を合わせて母さんに尽くす。内心驚くインスクですが、どうしようもなかったのでした。

会長の屋敷に行くインスク。どうした?と会長。子供たちが明日の晩挨拶に来るそうです。二人は結婚を決めました。満面の笑みを浮かべる会長、さすがカン・ミリだ!株価を限界まで上げて来た。テジュも大したものだ!あのミリを説得した!その根性があればどんなこともできる。側で聞いていたへミ、嫌な顔をして、私が店に行った時は断ったのに。お前店まで言ったのか?と会長。だって私テジュの母ですもの。お前は黙って居ろ!すべてはチェ代表に任せておけばよい。結婚が決まったらすぐに話を進めよ。なぜインスクが?私が母よ。チョンに任せておけ。チョンは30年間取り仕切ってきた。テジュを来月タイで開かれる東アジア若手連合のアジア経済人会に出席させます。その前に結婚させて、仕事も家庭もぬかりない次期後継者として顔を強調しようと。とチェ。それは良い戦略だ!記者を呼んで、ミリについても宣伝せよ。財閥の娘ではなく、第一線で事務を担当する社員を嫁にすると。次世代を担う若い社の現実的判断だと。新たな風を吹かせると。今月中に結婚させろ!その話を隣に座って、ずっと嫌な顔をして聞いている妻へミでした。

長姉ミソンはモーテル、アリババで夫の玩具の電気機関車、ロボット、釣り竿等インターネットで売りに出し、かなりの金を手にしてご満悦です。ただあの愛用の自転車だけは取ってありました。それを知った夫の失望はものすごく深かったのです。実母の所へ慰めてもらおうと行った夫は、逆に母からミソンに売るように言ったのは私だと言われてしまったのでした。

インスク、義母の所へやって来ます。驚くミヘ。何しに来たの?帰って!と言うソンジェ。陰で様子をうかがっていたミへ、驚いて姉ミソンに助けを求めます。私の娘を止めてくれなかったの?売ったの?いいえ、自分で決めた。もう終わった。明日本家に二人であいさつに行くそうです。何もしなくていいから、財閥の事は私がすべてやるから、とインスク。結局30年ぶりに現れて、私の娘を奪うの?私が出て行きます。私があの家を出ます。カン・ミリを幸せにするから、お義姉さんは1日だけ座って下さい。私がすべてやります。また今度式場で会いましょう。恩知らず!ミリを呼んで!許さない!早く呼んで!

 

挨拶に来るミリとテジュ。結婚したらこの家で暮らせ!と会長。驚くテジュ。アボジ!カンも家の家風や礼儀を覚えろ!3年でよい。はい、わかりました、とミリ。両家の顔合わせをしなければ。とへミ。勿論だ。娘を立派に育てた!あら、早くカンさんの母上に会いたい!とへミ。御前なんか歯に立たない!娘を見れば、どんな母かわかる。怖い人だ!声が大きいのもカンそっくりだ。私の前でひるまないのもそっくりだ。チェに任せろ!出来るだけ早く結婚させよ。カンは新婚旅行から帰ってきたら、常務に昇進させて、夫婦で会社の仕事に集中させろ!承知しましたとチェ。この家の礼儀作法や決まり等、覚えることが多い。お前が教えろとチェに。はい、わかりました。側でさっきから嫌な顔をしているヘミ。食事が終わって、玄関まで送って行くテジュ。ミリに、送って行けなくてすまない。運転手に頼んだよと言って、ミリを見送ってから、父の所へ行って、結婚式の日に母の席にチェを座らせてくれと言うテジュに、とんでもいないと一蹴する父。

姉、ミソンの家に行くミリ。あんまりよ。母さんの下で三人姉妹として暮らしてきたのに、私達を裏切るの?あんたが?母さんは死にたいはず。実母が育てた男と結婚するなんて。お前の実母もよくそんなこと考えられる。この先はあんたと実母でやって。私たちを巻き込まないで!母は本当の子でもないあんたの為に苦労してきたのよ。そんな母さんに式迄出て皆を騙せと?ごめんなさい!姉さん!私を姉さんと呼ぶな!私が知っているカン・ミリではない!私たちは式に行ってやる。でもあんたとはそれで終わり!二度と合わない!

結婚式当日です。一度も笑みを浮かべないミリでした。