生きる

一度しかない大切な人生!
自然の中に身をゆだねて、めぐり合ったもの達と、毎日を静かに、楽しく過ごしたい!

世界で一番可愛い私の娘  73, 74

2019-10-31 09:37:04 | あの空に太陽を 68

ソンジェ達が、昔春川で開いていた店の消息を尋ねに出かけたテジュが、やっと知っていた男に出会い、わかり、その住所を見付けるためにソウルに戻って来ます。まず叔父イノの店に行き、探すことを相談しますが、叔父は乗り気でわかったら、まず自分に言えと言います。実は母に、母の娘を探すと言ったら、探すな懇願されました。そりゃ姉さんはそうだろう、とイノ。探すなと言われたが、すごく気になって春川まで行った。わかったらまず俺に知らせろ。スンヨンは血縁だし、気の毒だし。本当にその理由だけですか?とテジュ。勿論だ。二人には思い出したくない過去かもしれない。対面させる必要はないが、居場所位はな。君の妻は何も言ってなかったが。どうして?とテジュ。停職処分を受けえたのに、又会ったのか?いや、そうじゃない。聞いた話では君の妻と姉さんは仲が悪いから、だから嫌がるかと。まだ話してはいない、ナ・ヘミも探している。僕が探すから叔父さんは何もしないでくれ、とテジュ。

ソウルの居場所を探すテジュ。それは見覚えのある場所!何とミリの養母の店!驚いてうろうろするテジュ。その時店の前を掃こうと出て来たソンジェに見つかってしまいます。夕食がまだだと言うテジュにサムゲタンを作ってご馳走します。テジュはおずおずとしていましたが、食べ始めました。この間ミリが来たけど表情が明るかった。だからあんたに感謝している。30年近く育てたが、今が一番きれい!可愛い娘を育て僕に下さった。感謝しています。大事な娘を誰に嫁がせるか考えたが、ハン君にあげてしまった。先輩は幼い頃どんな感じでしたか?子供の頃の話をして下さい。あの子は母に似て本当に賢くて、きれいだった。言ってしまって、ちょっとたじろぐ養母。構いません。僕は全てを知っています。先輩が実の娘でないことも。結婚前に話してくれました。僕が結婚を迫ったら自信ないと言いながら。驚くソンジェ。そう、聞いていたの。実の母でもないのに厚かましいと思ったでしょう。いいえ、思ったことはないです。あなたの両親も知っているのですか?いいえ、まだ言ってありません。よかった、とソンジェ。先輩のご両親はどんな人だったのですか?どうして聞くの?何となく知りたくて。あのミリの父親が早く逝って、それでミリの母が娘を置いて再婚した。父親は放送局の技師だったが、会社に行く途中トラックに轢かれて死んだ。私がミリを預かって、春川の店を畳んでソウルに来た。良い話ではないからやめましょう。でも家のミリがあなたが好きで結婚したのはわかるでしょう。勿論です。ミリはあなたが最初の男よ。大事にしてあげて、かわいそうな子よ。欠点は大目に見て幸せ暮らして!はい、とテジュ。

インスクの弟、イノの店。兄の妻、子ども2人が一緒に料理の下拵えをしている。やってきたインスク、バッグから封筒を出して兄嫁に渡します。不機嫌な顔で受け取る兄嫁、中を調べます。こんな少しじゃ借金を返したらすぐなくなちゃうよ!これでいつまで持つか。店を開けても借金が増えるだけ!文句たらたらです。子供二人にも封筒を渡します。これで塾の月謝を払いなさい。今度こそ合格するのよ!有難うも言わずに立ち上げって部屋の中に行ってしまう兄妹。離れて立っていた弟イノにも封筒を渡します。カン・ミリ常務に二度と会わないで!テジュにも!わかった。それじゃ本当に娘を探さなくていいのか?会長のためでしょう?もう会長はスンヨンの件で俺を呼ばないんだな?安心していいか?今まで通り、私に任せて!

ミリに電話をする養母ソンジェ。なぜ夫に話したの?実の母は私でないこと?いくら夫でも話しちゃダメ!ハン君が店に来たのよ。通りかかったとと言って。食事がまだと言うから食べさせた。何となく予感を感じるミリ。事実を知りショックのテジュでした。

マーケットでスモモを買うインスク。母親の入院している老人ホームへ行きます。痴呆症で入院しているのです。私よ、母さん!母さんが好きなスモモを買ってきたわよ。袋を渡すインスク、その袋を突き飛ばす母。スモモが床に飛び散ります。驚くインスク。どうしたの?お前は私がこんな安物に恩を着ると思ううんだろう?どうせ安物を値切って買って来たんだろうさ!母さんはこの病院で一番良い部屋にいるのよ!当たり前だ!お前金持ちの家に嫁いだんだから!寂しげに帰って行くインスク。

ミリは会社に行き、マケッティング室へ。パク代理が顔に絆創膏を貼っているのを見て訳を聞きます。ドジンだったのです。ドジンは出社しても遊びに出かけ、仕事は全てパク代理にさせ、自分昼間からサウナに行ったりして、夜はパク達を誘って飲み歩き、付き合わないと怒鳴り殴り、散々な目に合っていたのです。ミリは怒ってドジンを呼びます。家で寝ていたドジン、やって来ます。遅いじゃないの!遅い出勤なら、夜遅くまでいればよいだけ。平気に答えるドジン。明日から出勤しなくてよい!とミリ。何?引き継ぐこともないし、今すぐ出て行きなさい!荷物はパク代理に送らせます!俺はハン・ジョンス会長側の人間だ!お前の義母の兄だ!だから?何?とミリ。会長から聞いて無いようね。HSアパレルの次期代表はカン・ミリ。テジュは次期会長!彼に代わってこの会社の不純物は除去します!特に不正人事で入った人は、全員解雇する!一番手になった感想は?笑わせるな!チョン・インスクの家族もだ。そっちも同じです。兎に角片付けて!長話は不要!生意気な女だ!

ソンジェ、三女ミヘの事でジェボムに問いただしています。ミヘをどうするの?さあ?男がこのざまだから甘くみられる!悔しくないの?残念じゃないの?悔しいし、残念です。ミヘが編集長が好きだと。あんたは?好きです。だからミヘが何も食べずに布団に伏せているから、何かたべないとと思って作っているのです。料理の手を休めるジェボム。スランプを救ってくれた人だから。9年間書けなかったのを救ってくれた。よく考えたら編集長は良い人だ!何言ってるの?あんたの父はカンナムでも有名な名医、母は有名な画家!そんな良家の一人息子が!両親は忙しくて僕のこと等気にしません。僕は10年近くお母さんの息子です。秋夕の時も一緒だったし、除隊した時も、最初に挨拶に来た。家の家事も全て参加した。だからお母さんの息子だと思える時も。こんがらかります。あんたも問題よ。どうしたらよいか?悩むソンジェです。その夜店仕舞いをしているとやって来た客に、顔を見ずに、もう閉店ですと言うソンジェに、お母さんに会いに来ましたと言って立っているのは編集長でした。驚くソンジェ。お母さんの性格では胸を痛めているだろうと思って謝りに来ました。お母さんの性格?どうしてわかるの?ミヘの文章に書いてありました。ミヘの文章?はい、出版予定の小説にはお母さんの逸話が多いのです。私の事をどう書いたのか・・・

ミヘの部屋。ベッドにもぐりこんでいるミヘ、ハンガーストライキをしています。編集長への愛の為です。それを知っているジェボム。ミヘや!君の好物のトッポッキだ!とジェボム。起きようとしないミヘです。

。編集長は気がないのにミヘが一人で騒いでいると?僕も好きです。きっとするソンジェ。だけど僕は身の程を弁えています。僕はミヘさんみたいに明るく育てられなかった。自分の母を尊敬したり、愛したことがない。それに僕には離婚歴があります。驚くソンジェ。車で帰って行く編集長を、買って来た西瓜を下げながら、驚いて見ている弟ヨンダルとアルバイトの店員でした。

ソンジェは編集長が言った言葉を思い出しています。お母さんは子どもに身を捧げた母だと。ミヘは誰よりもお母さんを愛しています。自分も母に似て、口は悪いけれど、将来はお母さんみたいな母になりたいと。今世の中は子に尊敬される母は少ないそうです。ミヘが好きなお母さんはどんな人か会いたくなって。私は気さくじゃないので、最初此処に来た時は挨拶も出来なかった。末娘が歳の離れた男が好きになって、胸が痛いでしょう。いいえ、ミヘには昔からちゃんとした相手がいるの。知ってます。ハンさんは良い人だ。知ってて割り込むの?わざとじゃない。人生は計画通りにならないでしょう?ミヘさんの感受性が豊かなせいだと思って気を楽にして下さい。お母さんやお姉さん、良い人達がそばにいるからミヘさんは幸福になれるはず。

ミヘに、よりによってバツイチを好きになった?何で悪いの?元の奥さんにも会った。驚く母。お前たち娘はどうして私を困らせるの?一人は余計な話をし、もう一人はバツイチのために私を困らせる。何のために育てたの!姉さん腹が立っているんでしょう?とミヘ。うるさい!

長姉ミソン家政婦の事で悩んでいます。義母が先日突然孫の家を訪ねたら、冷房をがンガンつけて、長椅子に寝そべって、電話をしていた。部屋は散らかりっぱなし!あの家政婦は駄目、断れと。会社の同僚は突然電話をして見ろと言い、ミソンが電話をするとお話し中、何度かけても駄目でした。実は娘ダビンはひどいいじめに会っていたのです。ガラスのコップを落としてしまったダビンにすごい暴力を振るっていたのです。仕事で忙しい母を思って、それも言わないダビンです。

家。姑、ミリに文句を言っています。家にいても挨拶しない。すぐ実家に泊まる。そんな嫁いる?基本がなってない!すみませんとミリ。それを遮って会長、本論に入ろう!ドジン部長を解雇したと?本当か?はいとミリ。厚かましい女!とヘミ。嫁に何と言う事を言う!と会長。私を姑と思っているの?黙ってろ!波風を立てるな!君が堅物だとは知っているが、大目に見てやれ!無能な部長を解雇しただけです!義父の前で生意気な!常務に出世したのはテジュと結婚したからでしょう?家の兄を無視するの?マーケティング本部を総括する常務の座は嫁いだから得たのではないです。とミリ。ナ部長に何度も警告したのに聞きませんでした。詳細報告が必要なら立ち上げますが?出来るならして見なさい!お前を出ろ!ハニー、甘えますが、仕方なく出て行くヘミ。私も分かっている。出来るなら辞めさせたいと。でも仕方ないだろう。どれだけ株を持っているか!勿論私が与えたものだが。だから今迄我慢していた。会社のオーナーが代わる際。最悪?オーナーが変ると?会長ではなく、ハン常務にとってです。ハン常務が次期会長になるまで、私が守ります!義父母の気分を害しても、私の方がアパレル内では障害を徹底的に除去します。自信はあるのか?無頼漢たちから君一人でテジュを守り、会長にする自信はあるのか?はい、会長とミリ。

テジュ、母の所へ。朝から何の用?顔色悪い。額に手を当てようとした母の手をよけるテジュ。椅子に座ります。カン・ミリとカン・スヨンは同一人物か?驚くインスク。