生きる

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世界で一番可愛い私の娘 71,72

2019-10-23 09:50:13 | あの空に太陽を 68

とある居酒屋に生母インスクの弟イノに呼び出されたミリ、イノ、急なお願いですみません。カン・スンヨンを探してくれと言われたのです。驚くミり。どう言う理由で?スンヨンは姉の娘で、姉が嫁ぐ前に置いて来た娘です。その娘を見付けたいのです。どうして今になって?それが事情があるのです。会長にもテジュにも内緒でお願いしたいのです。理由聞かないと。とミリ。実は今まで兄が報告していましたが・・・ずっと前の話ですが、ハン会長が姉の結婚に条件を付けたのです。スンヨンを置いてこいと。そして二度と会うなと。血も涙もない話です。でも姉は違いました。娘を手放せないと言ったのです。だけれども当時は家の状況が今よりずっと悪くて、最初から金持ちに嫁げばよかったのに、同僚の技師となんかと結婚して、兎に角義兄が逝ってしまうと姉は一人で大変で、借金が増えて、取り立てが来て。そんな時、ハン副会長にある行事で出会った。本当に良い人だった。姉を愛してくれて。所が一家の権力を握っていたのは今の会長で、家の借金を清算する代わりに、娘を置いてこいと言ったのです。姉は仕方なく、兄夫婦預けて行った。ある日やってきたインスク、娘が怪我をして入院したと聞いたからです。母親に居場所を聞いても教えません。それで金は送ったの?と母が聞く始末。子供を育ててと十分送ったじゃないと言う娘に、大した額じゃない。借金が増えたのは、兄弟は大学にやれなかったのに、あんたを1人大学にやったために、家は借金が増えた。スンヨンの米代でも置いていけ!息子(兄)が問題を起こしたので、嫁が警察に行っている。その金も置いていけと言う始末。それで姉はハン会長の所へ行って、私が育てるからここに連れてきて良いか聞いた。でも会長は、駄目だ!金をやった。娘を連れてきて家の族譜を汚す気か?連れて来られるなら分相応に育てますと言う姉に、駄目だ!君が決めたことだろう?ゴミみたいな兄に娘を預けたのも、家に嫁に来たのもお前が決めたことだ。よく聞け!又娘の話をしたら、君の家族は路頭に迷うことになる!そうなれば君の家族は死ぬまで貧しく暮らすことになる。実家を助けるために身を捧げた娘なら、歯を食いしばって生きろ!それが君が生きられる唯一の方法だ!と。

車で帰るミリ。あの夜の事を思い出しています。母が自分をソルロンタンやの店の前に置いて行ってしまった。泣き喚いて置いて行かないでと泣く自分を無視して行ったあの晩の悲しかった夜を。

その夜ミリは実家に行って、母に甘えます。嫁いだばかりの娘がどうしたの?私は歳を取ってトイレが近くなったから、夜中何度も起きるから、寝付けないかもしれないよと心配する母に、抱き着いて思いっきり甘えるミリ。何かあったの?いいえ何もない!なぜ私と寝ると言うのよ?テジュ君に恨まれる。本当に何もないの?勿論、とミリ。聞きたいことがある、と養母。何?お金持ちに嫁いで何か良かったことがある?私にはよくわからない。お金があるからいいのでは。食べる心配しないで済むし。それでもお金に執着する気持ちが分からないと言うミリに、お金なしでは生きられない。この世は全てお金と言っても良いくらいと養母。親子の仲も金次第よ。でもお金より大事なものがあるわ。お金のために金持ちに嫁ぐの違うと思う、とミリ。それはお前に能力があるから。万が一お前があの家を出たとしても食べていける能力があるから。私の時代は違った。良い家に嫁ぐのが女の最大の目標だった。今は女の権利が上がったが、昔は違った。大学は勿論、高校に入れるだけで感謝した。何も能力がないから、夫や義父母に頼り、老いては子に頼るしかなかった。実家の家族を困らせないならまだまし、無念で何も言えずそうやって生きて来た。だからお前を大学に入れたの。私みたいに生きるなと。堂々と自分の人生を生きられるようにね。家の母さんは苦労したのね。そう言ってくれて嬉しいよ。その夜はソンジェに抱き着いて寝るミリでした。

テジュ、家。会社に出かけようとしていると、義母ヘミがやってきて、昨日はミリが帰っていなかったのね。実家に行った、とテジュ。出かけるなら私の許可を得るべきでしょ?僕に母親扱いされたいのですか?私の言いたいのは呼び方ではなく、私を尊敬しろと言う事よ。インスクから離れなさい!事が起きたら遅い!母さんの娘を探している?とヘミ。母さんはあんたみたいに単純じゃない!とテジュ。何ですって!娘に金をお送っていた?チョンがするはずがない、とテジュ。お前は私を無力と遠回しに言ったの?妻の外泊を伝えなかったのは僕のミスだ。僕の妻に絡んだりせず、大人らしく行動してくれ、とテジュ、出て行く。

早めに出社して、養母の手作りの朝食を出すミリ。僕が朝食抜きってなぜわかった?私が居ないと1階へは行かないでしょう。養母が作ってくれた。チャプチェもあるわよ!今日は気分が明るそうに見える。私が?長年の宿題を解いたみたいだ、とテジュ。

長女ミソンの家の家政婦が辞めてしまい、次に雇った家政婦はどうしようもない女、ミソンの前ではうまく振舞い、タビンを幼稚園に送った後は、クーラーを利かせた部屋でソファに寝そべりながら、テレビを見たり、友達に電話をしたりで、ろくに家の中も片付いていないような家政婦でした。

一方3女ミヘは編集長に恋をしてしまい、ジェボムは男として興味はないと言ってのけ、母ソンジェといつも言い争っていました。

インスクは家政婦が驚くほど酒を飲み、次の日の朝もウイスキーを飲んで、会長宅に乗り込みます。なぜ出勤しない!弟に聞いただろう?お前の娘を探していると。私の娘は死にました!私が会長に娘を連れて来たいと頼んだ時娘は死にました。ハン家の族譜を汚すと言って引き取らせてくれなかった!今になってどうして?私は生涯この家で犬のように生きて来た!わが子を捨てて!貧しいために犬のように!すごむインスク。あんたの命令に従って!何でもやった!私の娘が一人震えている時に、私は他人の子を育てた!娘が目の前にいても気づかない程。名前が変わったのか、どう育ったのか、何を食べているか、考えることも出来なかった!なぜ?どうして?あんたたちが私の子を探すのよ!チョン代表、なぜそんなに興奮するんだ?酒を飲んだのか?ええ!飲みました!あんたたちがすることにあきれて酒を飲んだ!私が娘に金を送ったかと?正直言います!可能ならそうした!お金で解決できるなら!他人として生きて!だから探してみなさい!連れて来て過去を清算して、母として生き直すから連れて来なさい!すごい剣幕に驚く会長。おろおろして、チョ代表!そんなに興奮するな。君の言うとおりにする。この前みたいに、やけを起こしたら、今度私の娘を刺激したら、私が味わったっような苦しみをあなたの傍にいる女にも味会わせてやるから!どうしてそんなに怖いことを言うんだ?インスクそのまま部屋を出て行きます。本当に気性が荒い!秘書を呼んで、チョ代表を見張れ!怪我がないように!そしてドクターを呼んでチョンの所へやって、やけを起こさないように眠らせよ!   入って来たヘミに、会長、お前のせいで娘の話をしたりするからだ。止めろ!しばらく娘の話はするな!女房の話を聞いたばかりに!テジュの言う通りさ!

嫁へミ、弟ドジンに電話して、娘の居場所を探すのをやめて!そして金を何処に送ったかも。インスクは娘を捨てるほどきつい女よ!いつか娘を探し出す!でも今は止めて!下手に動くと弱みを掴まれるから!不審そうなドジンですが、わかったと返事をしたのでした。

母ソンジェ、三女ミヘの恋人の件で娘ミソンに電話してミリも呼んでミヘの事で相談しますが、当人ミヘはどうしてもジェボムには恋心を抱けないと言うのでした。困り果てる母ソンジェ。

その日、テジュは会社の帰り、ミリに地方へ仕事の事で行くから、気にせず先に寝ていてくれと言って出かけていきます。実はインスクの娘の行方を追っていたのです。インスクが昔住んでいた地方をインターネットーで探し出し、車で出かけたのです。雑貨屋のお爺さんに聞きますが、わからないと言われてしまいますが、昔アナウンサーをしていた美人の娘がいたと言うと、思い出して、引っ越し先のソウルの住所を教えてくれたのです。その晩は遅くなり近くに泊まり、翌朝車でソウルに戻ります。お爺さんが書いてくれた住所へと行きますが、そこは何とミリ実家だったのです!





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