生きる

一度しかない大切な人生!
自然の中に身をゆだねて、めぐり合ったもの達と、毎日を静かに、楽しく過ごしたい!

オー!サムグァンビラ  19~20

2021-03-04 21:49:02 | あの空に太陽を 68

ビッチェウンは生母ジョンオンをなだめて帰宅させました。家ではスンジョンが今まで育てたビッチェウンを手放すのが悲しく、涙を流していました。ビッチェウンはそんなスンジョンに、私の母はスンジョンしかいない!決して社長の家には行かないからと言って慰めます。それは駄目あなたの生母は社長なのだから、社長の元へ行きなさい!と何度も言います。心の中では絶対手放せないと叫びながら!

ヒクセが務めるレストランに雇われたジェームス、一生懸命働いていました。しかし元妻、キジュの母ミンジェがキジュを訪ねてきて、近くのレストランを通り、元夫、ジョブ(ジェームス)がいるのを発見しますが、昔の夫と全く違って、ニコニコと愛想よい男で、キジュに椅子を拭いて勧めたのです。昔のあの尊大な夫とは全く違っていたのです。そしてキジュが、実は父が交通事故で記憶喪失になったと白状します。驚くミンジェ、しかも自分の息子が昔の恋敵の友、スンジョンが経営するアパートにいることを知って。実はジョブは昔スンジョンと恋仲で愛し合っていたのを財力にものを言わせて、ミンジェが横取りしたのです。キジュが社長を務める会社は、元妻ミンジェの父から受け継いだものだったのでした。記憶をなくした元夫のことで悩むミンジェです。

ヘドウンはダンスの会社に採用されず、仕方なく喫茶店でアルバイトをしながら、採用の機会を狙っていました。ある日変なおばさんが来て、待ち合わせをしていると言います。やって来たのはナロでした。一瞬顔をこわばらせるナロ、手を振るそのおばさんを無視して出て行ってしまいます。変だなあと思うヘドウン。実はこの二人は、グルで、社長ジョンオンとその実子ビッチェウンの財産を狙い、ビッチェウンの婿になろうと計画していたのですが、ビッチェウンがキジュと愛し合うようになったため、社長の義理の娘ソアに乗り換え、彼女を妻にしようと考えていたのでした。

結局、ジェームスがキジュの父で、事故で記憶をなくしたこと。ビッチェウンの弟、ラフンの押し掛け彼女チャ・バルンの存在(同じ部屋で生活している事)すべてがサムグァンビラの人々の知ることとなってしまいます。

スンジョンはやはりジェームスが、昔愛し合った男ジョブであった事を知ります。

ヘドウンはダンススクールに顔を出して、採用された皆がダンスの練習をしているのを羨ましそうに眺めて帰ろうとエレベーターに乗ると、一人の若い男が乗っていました。この男は社長の義理の息子、ソアの兄でした。留学から帰っていたのですが、ろくに勉強もしなかったのか、ただ英語が出来るので、英語塾で働いていたのですが、生徒がつかず困っていました。塾長から首にされる寸前だったのです。ヘドウンはこの男に一時生徒になってくれ、そしたら5万Wやると言われ、にわか生徒なり、何とか塾長から首にならずに済んだのでした。

ある日仕事が早く終わって帰宅したビッチェウン、母の部屋で母の携帯が鳴っているのに気づき、出ます。それは社長の実母、会長からの電話でした。いきなり怒鳴り声がして、だから言ったでしょう。あなたが黙ってさえいればよい事なのよ!ソヨン(ビッチェウンの実名)は死んだこととしてあなたに育てさせたんだから!あのソヨンの実父ヤクザのファン・ナロが刑務所から出て来たのよ!だから黙っていなきゃだめよ!聞いてるの?驚いて震えるビッチェウン。

その日の夜はビッチェウンの妹と弟、3人でご馳走を作り下宿人たち全員で宴会をします。実はそれはビッチェウンが最後の晩餐のつもりで用意したものだったのです。一同浮かれて、飲んだり歌ったりして大騒ぎです。途中座をはずすビッチェウン。そっと家を出て行きます。タクシーを呼んで家の門の前で待つビッチェウン。スンジョンはビッチェウンがいないことに気付き、自分の部屋に上着を取りに行くと、忘れて行った携帯に、会長からの電話が録音されていました。はっとするスンジョン。その録音を聞き、青くなって急いで外に出ますが、その時ビッチェウンがタクシーに乗って出て行くのを見て、叫びます。ビッチェウン!待って!行かないで!道に倒れるスンジョン。