生きる

一度しかない大切な人生!
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ホ・ジュンとイ・ジェマ

2010-02-02 16:43:31 | 日記
ホ・ジュン(1546~1615)は宣祖~光海君の時代に宮廷医官として「東医宝鑑」を書いたが、これをもとに「東医寿世保元」を著したのが、高宗の時代のイ・ジェマ(1837~1900)である。
彼も又妾腹の長男として生まれ閉鎖的な当時の医学の世界において、彼なりの体質別の治療法を唱え、周りの医者から疎んじられたが、それに屈せずに彼なりの理論を貫いた。
ドラマの中で、患者の体を見て、その人間の体質を言い当てるのだ。たとえば喘息で苦しんでいる患者の体をみて、その根源は胃弱からきている。まず胃の治療をすることから始めるべきだと言う。ドラマそのものは、恋あり、敵対する人物ありと、いろいろ変化をちりばめて進めているが、ホ・ジュンを見てしまうとありきたりな感じであまり面白くはない。

それにしてもホ・ジュンはヨーロッパではエリザベス朝の時代。シャクスピア等と同じ時代を生きた人。日本ではドラマの中にも出てくるが、豊臣秀吉が朝鮮を我が物にしようと度々戦いを挑んだ時代に生きた人物だったのだ。
一方イ・ジェマはといえば江戸時代の終わりから明治の初めにかけての人物。
つい100年前の人だったなんて以外に私達に近い人物だったのですね。