ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

トゥレット症候群

2008年02月09日 21時54分35秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)
次の文は、長坂が自動返信メールで支部の方々に送ったメールです。

うまく自動返信を受信できなかった方々のために三回分をまとめて掲載します。

一回の自動返信限度は「10行」なので三回に分けています。
 

 
 弟子とその友達に出会った。友達は長坂のボイスチックに反応した。笑っていた
。笑いが我慢できないという感じだった。仕方がない。チックの中でのボイスチ
ックは「トレット症候群」といわれ、二万人に一人とか五万人に一人といわれる
難病であり、また奇病でもある。私の症状は、上の下のというところか。こ
れ以上進行するとおそらく一般的な社会生活は送れないだろうと言われている。
当然少林寺拳法どころではない。
 その子は、私の弟子に、こそこそと何か言っていた(言葉ではなくなにかで伝えていた。)私は知らない振りをした。その弟子は「なれた」と言ったようだ。少しショックだった。ただ友達にあわすためには仕方ないのだろうとはおもった。明日へ続く。



 昨日の続き。長坂は、この病気のことを嘲笑されたり、指摘されても仕方はない
と思っている。たぶんその人たちには悪気はないのだ。そんな病気があるという
ことを知らないのだ。だから、「おかしな人」だと思ってしまうのだろう。でも、当の本人はダメージを受ける。だから長坂は特急も二枚買う。(隣の席も買ってしまうということ。) また、外の店で食事することすらすごいプレッシャーがある。これは他人には分らないだろう。でも、自分の内なる問題であり、違いはあれ誰もが何かのハンデやコンプレックスを持っていることだろう。だから自分だけが特別な存在だとか、かわいそうなのだとかは決しておもっていない。でもせめて自
分の弟子には次のことを教えたい。明日へ続く


 長坂の病気から弟子たちに学んでほしいこと。
 世の中にはいろいろな人がいるということ。自分からは想像できない、今まで知らなかった事情を抱えている人たちもいるということを知ってほしい。世の中には不審者と呼ばれるような危険な人もいる。そのあたりの見極めは必要だ。
 しかし、少なくとも身体的に障害のある人や事情のある人たち(それらしき人たち)に出会ったときは、どうか長坂の症状のことを思い出してほしい。そして「なにか事情があるのかな」という見方をまずはしてほしい。そのことで少なくともそのような人々への偏見や差別の気持ちは持たなくなるだろう。
 弟子たちにそのような人の見方をしてもらえるなら、この長坂の病気も無駄ではないということだ。