「長坂先生には何人のお弟子さんがいるのですか?」
『わかりません。教え子の数ならわかります。今教えている子(人)、教えた子(人)の数は。』
「それはお弟子さんではないのですか?」
『教え子と弟子は違います。長坂が弟子だとおもう拳士や生徒が弟子なのではありません。長坂のことを師匠だと思っている拳士や生徒が長坂の弟子です。だから、長坂が決めることではありません。』
少林寺拳法 橋本西支部 道場通信
発行日 2007年2月7日(木) 発行・文責 長坂 徳久
【あんどこ♪♪】
♪あんたがた どこさ 肥後さ 肥後どこさ 熊本さ 熊本どこさ 船場さ
船場山には 狸がおってさ それを猟師が 鉄砲で打ってさ
煮てさ 焼いてさ 食ってさ それを木の葉でちょいとかぶせ♪
もともと「あんたがたどこさ」の遊びは、手まりつき(今はボールつき)です。
一時、テレビ「伊東家の食卓」では、コーナーが作られるほどにいろいろなバージョンが作られました。
しかし、この伊東家の食卓で話題になるかなり前から、TOSSでは体育で準備運動として取入れられたりしていました。
次のようなパターン(長坂の考えたものもあります。)
・両足ジャンプ→「さ」のときに、足を左右に開く
・両足交差ジャンプ→「さ」のときに、足を左右に開く
・両足ジャンプ→「さ」のときに、スクワット。
・腕立伏伏臥位(腕立て伏せをする前の静止状態)→「さ」で腕立て伏せ。
・向かい合ってケンケン→「さ」でお互いの両手を「パチン」と合わせる。
・上記の手を合わせるときに、ケンケンの足も入れ替える。
これらは、稽古でも普段から行っています。
ところで、以前は、「天馬山には狸がおってさ・・」と教えていました。今は、「船場山には・・」と変更しています。子どもたちも少し混乱していたので、
『船場山と天馬山のどちらの説もあるんです。先生はもう一度調べておきます!』
と言いました。こんなとき本当に長坂は調べます。そして、拳士たちに報告をします。
余談ですが、以前、ドリームコースでも「マルコ」(母をたずねて三千里)は何歳か?を調べると約束しました。マルコは、8歳~10歳の設定でした。(第一話のときは9歳。)
さて、この日の稽古の途中で、
『みんなが普段歌っているあんどこは、二番の歌詞なんです。一番の歌詞を知りたくないですか?』
「知りたい~!!」
『では、大きな声で歌いながら一回出来たら、一番を教えてあげます!』
拳士たちは、いつもよりもかなり大きな声で歌って、ジャンプの運動をしました。
『大きな声で出来たね。では、一番を歌います。』
わざと、オペラ歌手のような歌い方をする。
『♪あんたがたどこさ・・♪ あっ、こんな歌い方せんでもええな。』
ここで、次に、めちゃくちゃ高い声で歌ってもう一回笑いを取っておくのがベストだった・・(残念!)
では、一番の歌詞を公開!
♪あんたがた どこさ 肥後さ 肥後どこさ 熊本さ 熊本どこさ 船場さ
船場川には エビさがおってさ それを漁師が 網さでとってさ
煮てさ 食ってさ うまさが さっさ
下線のところも、原作はこれです。しかし、地方ではだいたい「煮てさ 焼いてさ 食ってさ それを木の葉でちょいとかぶせ」のようです。ただし、「ちょいと隠せ」や「えんまやま」など、地方によりいろいろ違うようです。
ちなみに、船場川は今の「坪井川」(熊本城近く)。そして、船場橋が今もあり、「えび」と「たぬき」のモニュメントがあるようだ。
さて、この日は、あんどこだけで40分ぐらいトレーニングしました。突発的に少林寺拳法版あんどこも思いつきでやりました。
『順突を突いています。「さ」のところで、逆突。最後のかぶせで、逆蹴!』
『反対にします。逆突をついています。「さ」のところで順突。最後で逆蹴!』
『順蹴を蹴っています。「さ」で逆蹴。最後で、飛連蹴!』
これらが結構きついのです。「さ」だけで、11回~14回出てきます。また、このような音楽を使った運動は、「聴覚調整感覚」(リズム感)や手足協応感覚(複合的運動・コーディネーション)を楽しみながら養うことができます。
あとは、運歩でもできますし、いくらでもバリエーションができるでしょう。
拳士のみなさん、保護者のみなさん、新しいバージョンを思いついたら教えてください。