而今

「我ここに於いて切なり」
今この時を懸命に生きる。生き方上手になりたい・・・

思い出したこと・・・

2014-11-20 | 日々のなかで・・・


きのうお祝いコメントをいただいて思い出したことがあります。
今から十数年前に初めてヨーロッパにツアー旅行をした時のことです。
そのツアーの中に、杖をついたちょっとお年を召した女の方がおりました。
一緒いた方が娘さんだとばかり思っていたら、その方はどうやらボランテアで知り合ったかたのようです。
80歳近い婦人だったと思います。
当時は海外旅行をするとき高齢の方は、医者の診断書やらなにやかにやらと書類が必要だったようで
それってどうにかなりません?と添乗員さんに言っておりました。
お話の様子から、戦前にその国にいらしたようで懐かしそうに話しており、
杖をつきながらですが、ツアーの見学に遅れることもなく皆さんと一緒の行動をしており
オプションをめいっぱい入れて忙しく動き回るわたしたちとは違って、
スケッチブックを持って街へ出かけ自由時間をは過ごしておりました。
その日の夕食は自由でしたので、ホテル近くで何を食べようかとうろうろしているわたしたちに・・・
声を掛ける人がいたので振り向いたら、母子だと思っていた彼女たちで二人そろってハンバーガーセットを食べておりました。
夕食にハンバーガーだなんてすごい!
わたしたちは疲れていてとてもハンバーガーは食べれないなぁ~ということで、
軽食を買ってホテルで食べたことを思い出しております。
アメリカでテロがあったときには、ひと月もボランテアに行っていたということを後で知り、
夕食にハンバーガーを食べていたことも納得がいきました。
物静かな夫人でしたので、その行動力はどこからと知りたくなったものでした。
旅も終わり成田に着いた時に、なぜかそのツアーは手荷物を受け取って皆さんが集まって
添乗員さんに”お世話になりました”の挨拶をしました。
添乗員さんになりたての彼は”不慣れなわたしのことを皆さんが親のように見守ってくれたことに感謝します”とはなし
”お世話になりました。また どこかの空の下でみなさんにあえますように・・・そのときはどうぞよろしく・・・”
と夫人が話して拍手をもってツアーが解散となりました。
わたしもあんなふうに旅がしたい!あんなふうに年を重ねたい!と思わせる夫人でした。
凛とした姿と行動は強く焼き付いており、海外旅行を思い出すたびに
今も元気にきっとどこかの空の下で、スケッチブックを広げているのではないかと思います。

わたしも80歳で海外旅行ができるように  そのためには、身体が健康でこころも大きく丈夫でないとね。
そのためにも 凛とした女性を目指さなくちゃ!(^^;


コメント
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