今年の4月劇場公開されたばかりの最新作がもうAmazonプライム・ビデオで配信スタート。カルト映画となった前作はなかなか面白いホラーだったけど、この続編はその前日譚。2009年の公開から14年。当時12歳だったヒロインのエスターを演じた女優が、再び同じ役を演じるというのは異常だ。14年経ったら26歳。今回は前作のさらに前のお話だから、何歳になるのか。インディ・ジョーンズを演じたハリソンのようにCGで修正するのか？
だが、ちゃんと彼女はそんなことをしなくてもしっかり子どもに見える。これは驚きだ。見かけは子どもだが、頭脳は大人（コナンかい！）のシリアルキラー少女を自然体に演じる。身体は12歳で中身は31歳という設定がリアル。
6歳の頃行方不明になっていたエスターが帰ってきた。喜ぶ家族。だが、なんだか変だ。彼女はエスターのフリをした殺人鬼。この設定だけで十分なのにさらにもう少し捻りがある。エスターを誘拐した犯人の謎解きから対決へと話はなかなか上手く流れていく。ただ、それ以上のものはない。前作の怖さ、不気味さには及ばない。見ているぶんには楽しめるB級ホラー。わざわざ劇場に行くまでもない配信用の映画。９９分それなりには楽しめる。
