ダルデンヌ兄弟の新作。今回もまぁ、そっけない映画だ。ラストなんて「えっ、」と思う。そこであんな風に簡単に死なせるのか、と。主人公をまるでどうでもいい脇役のように、あっけなく死なせてしまう。でも、それは衝撃ではない。それくらいに彼女の存在なんか虫けら同然なのだ。彼らにとっては。弱きものはどんどん搾取される。必死になってもがいてもどうにもならない。
トリとロキタは、偶然出会い共に生きた。生き抜こうと . . . 本文を読む
1978年夏。1年遅れて『スターウォーズ』が日本で公開された時、彼らは高校2年だった。映画好きの少年たちが文化祭でSF映画を作る。クラスで8ミリ映画を作った夏から秋にかけての物語。小中和哉監督の自伝的映画。あの頃、彼らが夢中になっていた8ミリ映画の日々を振り返って、大人になって映画監督にもなっている今の自分が映画化した。なんとも幸福な映画である。スピルバーグやルーカスに憧れて映画を目指して生きてき . . . 本文を読む