この冬一番大作映画で、唯一お正月映画らしい作品を見た。今年の12月公開の映画で、この映画以外に「お正月映画」だと思わせる作品はない。今の時代、お正月映画という概念がなくなってしまったのか、と改めて思わされる。いろんなものへの価値観が変貌していく。世の中がどんどんつまらなくなる。みんなが楽しめるイベントがなくなり、マニアのためのものだけが、突出する。わかる人だけわかればいい、そんなふうな時代になって . . . 本文を読む
2014年に上演した作品を4年ぶりに再演した作品。前回は見ていないので、今回初めて接したのだがこれは衝撃的な秀作。3人の女の子たちの痛みと向き合う。彼女たちがウリをしながら、何を手にしたのか。ファンタジーのようなお話の展開の中から悪夢のようなお話が顔を出す。いつもの場所に突然現れた建物の中に導かれた彼女たちはそこで何を見つめることになるのか。
ここにあるのは、これまでの自分の痛みと向き合い、そこ . . . 本文を読む