習慣HIROSE

映画・演劇のレビュー

森林浴『木はいっぱい並んでいる』

2015-06-20 22:41:31 | 演劇
今回の森林浴はなんと1ヶ月に及ぶロングラン。その初日に行った。「同じ脚本でテーマが違う 4つの演出」とチラシにはある。このチラシ、けっこう丁寧に読んだ(最近の僕はチラシをまるで読まない人なのに)のだが、まるでその違いがわからない。どういうふうに違うのか。何がしたのか。不明だ。でも、そういう不思議ちゃんの大休さん(作、演出の大休真紀子)が好き。チラシにはかなりいろんな情報が満載されている。でも、読 . . . 本文を読む
コメント (2)

『チャッピー』

2015-06-20 22:24:37 | 映画
『第9地区』『エリジウム』に続く第3作。ニール・ブロムカンプ監督は『第9地区』同様に南アフリカ・ヨハネスブルグを舞台に設定しハードなアクション映画にした。ただ、見る前はどうして彼がこんなハートウォーミングを作るのか、と不安だった。だって、このポスターである。(写真参照)お子さま向けの緩い映画だとしか、思えない。しかも、チャッピー、である。 だが、始まると、まるで予想と違うスタートに驚く。『ET . . . 本文を読む
コメント

カムヰヤッセン『山の声』

2015-06-20 22:23:59 | 演劇
大竹野正典の傑作戯曲にカムヰヤッセンの北川大輔が挑む。なんだか、うれしい。北川さんは大竹野を評価してくれた。それだけで、自分のことのようにうれしい。(おまえは何様だ!)大竹野作品がたくさんの人たちの手で甦る。それは後藤小寿枝さんが『大竹野正典劇集成』を作ったことの意図のひとつで、これも、その収穫のひとつだろう。オリジナルの初演と同じ、ウイングフィールドで上演されるのもうれしい。 僕が見たのは、 . . . 本文を読む
コメント

群ようこ『パンとスープとネコ日和』 『福も来た』

2015-06-20 22:21:42 | その他
2冊続けて読んだ。とても読みやすく、心地よい小説で、一瞬の出来事だった。1日1冊で2日で終わる。何にもない。50過ぎて脱サラして、食堂を始めた女性の話。母親がやっていた食堂を改装して、パンとスープ、サラダにデザート。シンプルなメニュー、しかも種類もあまりない。ワンプレートで千円。安くはないけど、手間ひまかけたこだわりの料理、食材も無農薬野菜を中心にした。 小川糸の世界に近い。というより、彼女の . . . 本文を読む
コメント