高校2年生。人生で一番輝いている時代。なのに、彼らはこんなにもつまらなさそうにしてる。実際少しも面白くない。出来ることならさっさとやり過ごしたい。だが、ここをやり過ごしたからといって、その先にバラ色の未来なんかない。ここと同じようなどんよりとしたつまらない時間しかない。そんなことわからないじゃないか、なんて言わないこと。だってこの小説はその先の彼らの姿がしっかりと描かれている。あの頃と変わらない . . . 本文を読む
竹内銃一郎の演出である。あの竹内さんが学生劇団の演出をする。まぁ、大学で教鞭を執る傍ら彼らを応援する意味で協力する、というのはままある。近大生はいい指導者に恵まれて今関西の小劇場界を席捲せんばかりだ。とてもいいことだと思う。だが、今回の竹内さんの関わり方は従来の先生として学外で公演しる、というパターンとは少し色合いが違う、気もする。
それにしても竹内さんは若い子たちとこの集団を旗揚げして何を . . . 本文を読む