ゴールデンゲート・ブリッジでは、年間平均24人の投身自殺者を出しているらしい。(24という数字はなんだか微妙だ。恣意的な印象すら与える)
この有名な場所で、たくさんの人が見ている前で死んでいくこと。その意味を追求していく、わけではない。もう少し広い意味での自殺者の対してのお話になっている。映画全体の間口が広すぎる。その結果自殺防止キャンペーンみたくなってしまうのが残念だ。独立したドキュメンタ . . . 本文を読む
こんなにも自分たちが泣きまくっている映画を見たのは生まれて初めての体験だ。スクリーンを見ながら涙が止まらなくなるというのはyくあることだが、スクリーンの向こう側で、役者たち(この映画の場合はアニメなんでこの言い方はあれだが)がこんなにも泣きまくるって異常なことだ。
自分たちの悲惨な状況に対して泣き、仲間のことを思っては泣く。感動しては泣き、ずっとあらゆる感情に対して、泣く、というリアクション . . . 本文を読む
一体何なんだ?このマニアックで静謐を湛えた映画は。(思わず倒置法になってしまった!)これはコメディーとは言わない。笑わせることが目的ではない。だが、こんなにも笑える映画もない。
この映画の主人公たちの生き様の無様さが笑える、というわけでもない。彼らは誠実で一生懸命だ。確かに不器用である。こんなやつが居たら可哀想だがうまく社会に順応できないだろう。真面目に生きていることがこんなにも笑えるなんて . . . 本文を読む
松田優作のあの有名なTVドラマではないよ。もちろん根岸吉太郎監督の映画でもないし。(薬師丸と優作主演のこの映画は隠れた名作。当時空前絶後の大ヒットしたのに、今では忘れられた映画になっている)
三池崇史が昨年撮った新作映画だ。あのマカロニウエスタンムービー『ジャンゴ』と同時期にひっそり公開された作品らしい。大阪では未公開ではないか?
おい!三池崇史、おまえいいかげんにしろよな、と思わず . . . 本文を読む
ここまで無意味でくだらない映画は他にない。三木聡のこれまでの作品すら遥かに凌ぐ脱力系コメディーである。思いつきといいかげんを身上に、どうでもいい話を何だかよくわからないまま必死にになって作っていき、そのくせそれをおざなりの見せ方で示す。「思いつき」なので整合性なんかまるでないし、「いいかげん」なんですぐごまかして話を先に進める。
まぁ、語るべき話なんてまるでないから、ただ煎餅でも齧りながら、 . . . 本文を読む