ポン酒猫のジャズ屋A7

日々ジャズと酒に明け暮れるジャズ喫茶のマスターが書き綴る何の役にも立たない話

Dave Brubeck / Brubeck & Rushing

2010-04-19 01:51:30 | JAZZ VOCAL :男性
ジャズとブルースの大歌手ジミー・ラッシングが

デイヴ・ブルーベック・クァルテットと共演したアルバム。


ジョー・ウィリアムスなど、後のヴォーカリストに大きな影響を及ぼした

ジミー・ラッシングは1903年8月26日オクラホマで生まれた。

1935年にカウント・ベイシー楽団に加入し、人気を獲得。

1950年に独立し、その後も活躍を続けたが

1972年6月8日白血病のため68歳でこの世を去った。


アルバムはジミーの好みを反映してか、少々古い曲が集められている。

サッチモ程ではないが、ややダミ声、暖か味とユーモアが有り

ソウルフルなラッシングの唄と

クールで知的なポール・デスモンドのアルトの絡みは

非常に面白く、何とも味わいがある。

ピアノのブルーベックもブルージーな好いソロを聴かせる。


ブルーベック、ラッシング、両者の作品群の中でも

余り紹介される事のないアルバムだが、

ジャズ・ヴォーカル・ファン並びにブルーベック・ファン以外にも

是非聴いて欲しいと思う作品である。


尚、11曲目はCD化の際に追加された未発表テイクである。



 The Dave Brubeck Quartet Featuring Jimmy Rushing

                           / Brubeck & Rushing

 Columbia CL-1553 CS-8353

 ソニー・ミュージックエンタテインメント SRCS-9524


1,There'll Be Some Changes Made
2,My Melancholy Baby
3,Blues In The Dark
4,I Never Knew
5,Ain't Misbehavin'
6,Evenin'
7All By Myself
8,River, Say 'Way From My Door
9,You Can Depend On Me
10,Am I Blue
11,Shine On Herbest Moon (Bonus Track)


Jimmy Rushing (vo)
Dave Brubeck (p)
Paul Desmond (as)
Gene Wright (b)
Joe Morello (ds)


1,3,10,11.....1960年1月29日
2,9.....1960年2月16日
4,5,6,7,8.....1960年8月4日 

New York 録音





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