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1970年代後半に新世代トロンボーン奏者と云われたビル・ワトラスのリーダー作。
しかし、このアルバムの中心は何と云ってもアート・ペッパーである。
ディレクターの石原康行氏の意図により、
1950年代のペッパーをこの時代に再現しようとしたもので、
それは「ビギン・ザ・ビギン」を始めとして「ジャスト・フレンズ」や「エンジェル・アイズ」など
過去にレコーディングした曲を再度録音している事でも分かる。
ペッパーとワトラスは何の違和感も無く上手く絡みあっており、
2人のアドリヴもお互い刺激し合い非常にキレのあるものに成っている。
陽光溢れるヨット・ハーバーのジャケットの様に、
明るく爽快な演奏が散りばめられた、素晴らしいアルバムに仕上がっている。
Bill Watrous Quintet / Funk'n Fun
ユピテル YJ25-7024 (廃盤)
Side A
1,Just Friends
2,Bigin The Biguine
3,When Your Lover Has Gone
4,For Art's Sake
Side B
1,Funny Blues
2,Angel Eyes
3,P. Town
Bill Watrous (tb)
Art Pepper (as)
Russ Freeman (p)
Bob Magnason (b)
Carl Burnett (ds)
1979年 3月26日、27日 Los Angeles 録音
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