朝から天気は良かったが、風があり思いがけず肌寒い日だった…。
予てから予定をしていた種蒔きをする。
4月に入ってすぐに水に入れて発芽しやすいようにしておいたコシヒカリ。
今年は4月に入ってから好天に恵まれず、種蒔きには少し早いかと思われたが
そこは兼業農家の悲しいところで、思うように休みが取れないので決行する。
本当は、はとむねと言って胚芽部分が盛り上がり、そこから芽がちょっぴり出た状態が最適なのだが
今年はそれも少ない状態だった…雪続きで風の冷たい日が多かったからなぁ~~!
実家からお義姉さんと甥、我が家の夫と息子、それに娘夫婦と私…。
総勢7名で半分お遊びのようなものだが、それでも農家にとっては一大事業だ。
9時集合で、まず朝の一服にお茶を飲んでから仕事に取り掛かる。

紙を敷いて土だけは入れておいた苗箱を機械に乗せ
すると水が出て土を湿らし、そこに種もみが落ちるようになっている。
今度はまた水が掛かって、充分な水分が保たれ
この充分な水分が発芽には必要な水となる。
最後に薄く土で覆われ出来上がるので楽な仕事だ。

それを家の前のハウスに運んで並べたら終わり、実家の分と合わせて265枚。
昔は水田に水を張り、そこに水分をタップリと含んだ重い苗箱を
エッチラオッチラと運んで、何度水田に中で転びそうになったものか…。
その点、今はハウスの中に並べるだけなので楽になった。

ハウスの中に並べ終わった苗箱に、シルバーシートの寒冷紗をかける。
これは保温と保湿を兼ねているもので、これをかけると発芽が早まる。
これからが、家にいる者の仕事で
発芽して芽が出揃ったら、シルバーシートをはがすわけだが
温度管理や水分不足にならないようにしなければならない。
ここで種蒔きが終わった後、例年ならば総出で夜桜の花見と繰り出すところなのだが
今年は寒かった為に、鶴ヶ城の桜はまだのようで
去年は食事の後の夜桜と鶴ヶ城のライトアップに目を輝かせたものだったのに…。
しかも毎年、GWには遠出のお出掛けのない我が家で
田植えが始まるまでの約一ヶ月、プチドライブはお休みしなければならない。
まぁ これも農家の宿命かと…そのうち良い事もあるでしょ(笑)
ちょっと開き直り的な部分ありの私だった。
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ようやく水仙も花開いた…よ(@⌒ο⌒@)