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Pochiのブチブチジャーニー

文字通り、Pochiが個人的な感想や意見をブチブチと語る。価値のあるものではないよ。

前谷惟光の漫画と倉橋由美子さん没

2005-06-18 17:08:47 | Weblog
 前谷惟光と言ったって知らない人のほうが多いのではないだろうか。小学生のとき、近所の貸本屋に入り浸って、たしか休みの前日には10冊近く借りていたような気がする。
 そのころ、お気に入りの漫画家の一人が前谷惟光なのだ。この人の作品で一番有名なのは「ロボット3等兵」だろう。もちろん、pochiも読んでいたが、もっと熱心に読んでいたのが落語漫画だった。寝床とかこんにゃく問答という落語を漫画にしたもので、大分時代が経ってから滝田ゆうにもその種の作品があって愛読していた。
 ところが、いまごろになって前谷惟光が読みたくなり、念のためと思ってアマゾンで検索したら中古本があった。さっそく注文してみると、pochiの記憶とは少し違った印象があった。気のせいか絵柄も少し変わったような気がした。なにより、昔の作品にはエッセイのようなものは入っていなかった。というわけで、それなりに満足はしたのだが、どこか不満も残ったのも確か。

 先週、倉橋由美子さんが死んだ。その昔、「聖少女」とか「わたしの中のかれへ」といった作品を愛読していたこともあって、まだ早い死をいたみたい。この人のエッセイで石川淳の「小林如泥」を知り、諸国騎人伝を読んだのも懐かしい思い出だ。