12月22日は、二十四節気のひとつ冬至(とうじ)だった。
一年で最も昼が短いとされ、柚子湯に浸かったり南瓜を食べたりすると、中風や呆け封じになるとか。
そして、今日(12/25)は降誕祭、カタリナ が逝ってこの日で50日。
ここ数年、この日の辺りをどの様に過していたのか? 小ブログ、紐解いてみた。
まず、一昨昨年(さきおとどし)は、《 葱や?》(10/12/29)と題し、墓参の序でに有馬の湯に寄り道。
〈 今年も恙なく暮らすことができたと墓前で掌を合わせ、大浴場で鉄分の赤茶けた金泉、透き通った銀泉にゆったりと浸かり、身も心も温まったという次第
〈 ところでこの日は冬至、柚子湯を、『ちょっとばかり』『期待していたの』だが見事空振り!
一昨年(おとどし)は、大震災に続く福島原発事故や豪雨禍など、多くの方が辛い目に遭われた年でもあったが、《 稽古納め 》(11/12/26)と題してカタリナが投稿。
〈 厳しい世情だったけれど、茶事、裏千家や茶会訪問、飛鳥茶会や公民館主催の文化祭の呈茶、陽明文庫見学など、課外稽古も楽しみながら学ぶことができた
〈 その稽古もクリスマスイブで無事納めることができた
〈 それも、お仲間の皆さんの支えあってのことと感謝
〈 ところでペトロ、墓参の帰途、恒例の寄り道ともなりつつある、『温泉に浸かって一年の疲れを流して帰ろう』と誘ってくれた
そして、昨年(さくねん)は、《 White Christmas 》(12/12/24)。
〈 日本列島をすっぽりと雪雲が覆い、北国などでは除雪に大わらわのようだが、そんなことに無縁の都会の若者たちが、煌くイルミネーションの下で、『ホワイト・クリスマスになるかも』とはしゃぐ
〈 そんな訳で、ゴスペルの女王マヘリア・ジャクソンが、静かながらものびやかに、♪ I‘m dreaming of White Christmas と歌うのを聞きながら降誕祭の日を過ごしている
こうしてみると、降誕祭だからと言って特別のこともなく、その日が稽古日であれば、淡々と稽古をしていたよう。
ペトロ も然り、普段と変わらず過してきたのだが、さすがに今年は、心情的に少し辛いクリスマスイブだった。
愛する人が傍にいてくれないクリスマス、50年ほども前に経験したきりだったから。
で、今年は、降誕祭目前のパリの夜、題して、《 オー・シャンゼリゼ 》(97/12/22)。
〈 食事を終え、このまま就寝するのも勿体無い気分、タクシーで走る街は夜も遅く暗く静まっている
〈 シャイヨー宮の傍らを抜け、暫くすると道の真ん中に大きく聳え、ライトアップされた門が見えた
〈 凱旋門に続くシャンゼリゼ通り、マロニエの並木は光のペーブメント、イルミネーションの洪水だった
1997年、二人では初めての海外旅行、当時の旅の手帳に聊か高揚気味に書いていた。
皆さんからは、「また!」と顰蹙を買うこと承知で、15年ほども前のふたりきりのシャンゼリゼの夜をアップした。
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.746
祈りのうちに Merry Christmas!