ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

降誕祭の夜に ‐ 想い出のカタリナ

2013年12月25日 | 想い出のカタリナ

 12月22日は、二十四節気のひとつ冬至(とうじ)だった。
 一年で最も昼が短いとされ、柚子湯に浸かったり南瓜を食べたりすると、中風や呆け封じになるとか。

 そして、今日(12/25)は降誕祭、カタリナ が逝ってこの日で50日。
 ここ数年、この日の辺りをどの様に過していたのか? 小ブログ、紐解いてみた。

 まず、一昨昨年(さきおとどし)は、《 葱や》(10/12/29)と題し、墓参の序でに有馬の湯に寄り道。

A_2今年も恙なく暮らすことができたと墓前で掌を合わせ、大浴場で鉄分の赤茶けた金泉、透き通った銀泉にゆったりと浸かり、身も心も温まったという次第
ところでこの日は冬至、柚子湯を、『ちょっとばかり』『期待していたの』だが見事空振り!

 一昨年(おとどし)は、大震災に続く福島原発事故や豪雨禍など、多くの方が辛い目に遭われた年でもあったが、《 稽古納め 》(11/12/26)と題してカタリナが投稿。

厳しい世情だったけれど、茶事、裏千家や茶会訪問、飛鳥茶会や公民館主催の文化祭の呈茶、陽明文庫見学など、課外稽古も楽しみながら学ぶことができた
Bの稽古もクリスマスイブで無事納めることができた
それも、お仲間の皆さんの支えあってのことと感謝
ところでペトロ、墓参の帰途、恒例の寄り道ともなりつつある、『温泉に浸かって一年の疲れを流して帰ろう』と誘ってくれた

 そして、昨年(さくねん)は、《 White Christmas 》(12/12/24)。

日本列島をすっぽりと雪雲が覆い、北国などでは除雪に大わらわのようだが、そんなことに無縁の都会の若者たちが、煌くイルミネーションの下で、『ホワイト・クリスマスになるかも』とはしゃぐ
Cんな訳で、ゴスペルの女王マヘリア・ジャクソンが、静かながらものびやかに、♪ I‘m dreaming of White Christmas と歌うのを聞きながら降誕祭の日を過ごしている

 こうしてみると、降誕祭だからと言って特別のこともなく、その日が稽古日であれば、淡々と稽古をしていたよう。

 ペトロ も然り、普段と変わらず過してきたのだが、さすがに今年は、心情的に少し辛いクリスマスイブだった。
 愛する人が傍にいてくれないクリスマス、50年ほども前に経験したきりだったから。

 で、今年は、降誕祭目前のパリの夜、題して、《 オー・シャンゼリゼ 》(97/12/22)。

食事を終え、このまま就寝するのも勿体無い気分、タクシーで走る街は夜も遅く暗く静まっている
シャイヨー宮の傍らを抜け、暫くすると道の真ん中に大きく聳え、ライトアップされた門が見えた
凱旋門に続くシャンゼリゼ通り、マロニエの並木は光のペーブメント、イルミネーションの洪水だった

 1997年、二人では初めての海外旅行、当時の旅の手帳に聊か高揚気味に書いていた。
 皆さんからは、「また」と顰蹙を買うこと承知で、15年ほども前のふたりきりのシャンゼリゼの夜をアップした。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.746

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
当然、今年のクリスマスは今までとは違った特別の... (松本信愛)
2013-12-25 21:17:05
当然、今年のクリスマスは今までとは違った特別のものとなったでしょう…
祈りのうちに Merry Christmas!

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