照り付ける太陽、何とかならないだろうか。
そんなことを考えながら、サンタ・クルス美術館からソコドベール広場へと続く階段を上る。
∮ 広場からバス(左)でトレド駅に向かいました(右)
バスは坂道をどんどんと下って行く。
この街が小高い丘になっていることが良く判る。
∮ トレド駅(左)は、晩い夏の厳しい太陽の下でハレーションを起こしたかのようです
∮ 日陰に置かれたベンチには隙間なく観光客が座り、マドリードに向かうAVEを待っています
∮ 小一時間も待ったでしょうか、ようやくAVE・AVANTの改札が始まりました(右)
マドリードへ帰る観光客が一番多い時間帯なのか、列車の編成が往路に比べ倍ほどの車両をつないでいた。
∮ この街をこよなく愛し、この街でその生涯を終えたエル・グレコ(1541-1614 /マニエリスム)
∮ その彼の「自画像」(左)と「トレド景観」(右/何れもNY・メトロポリタン美術館蔵)、再登場です
ドン・キホーテの著者セルバンテスが、“ スペインの栄光。その光と影、岩のように沈みて重い ” と謳った街トレドにひとりの画家を訪ねた旅。
第1回の「<古都トレドとグレコ>」から16回にわたって投稿しましたが、今回でひとまず終えこととします。
何時かまた、何処かの街で、ちょっとばかり顔や首などが長いキリストや聖母マリアや諸聖人と、出会えるかも知れません。
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.582