7月中旬、術後半年目の健診を受けた、検査項目は、腫瘍マーカとCT写真のふたつ。
些か忍耐が伴う内視鏡検査は免れたが、何故か、CT検査は造影剤を使っての腹部撮影と日を置いて胸部撮影の2回。
大腸腺がんはリンパ節の他に肝臓と肺に転移する確率が高いからと聞く。
そう言えば告知を受けたおり、胸部の断層写真を見せられたが、仁丹粒ほどの点が光っては消え、消えては光るので、「随分と綺麗なもンですね?」と話したら、苦笑しながら、「これが悪さするですよ」と教えられ驚いたことがあったが、大したことはなかったのだろう。
話はそれたが、連休明けの酷く暑い日、カタリナ と一緒にその結果を聞きに出向いた。
外科外来、相も変わらず多くの人が順番を待っていて、指定された時間から遅れること小1時間、ようやく診察室へとお呼びが掛った。
その時の心境たるや、主の思し召しのまま、俎上(そじょう)の魚、俎板(まないた)の鯉というところ。
主治医の先生、開口一番、「特に、問題もないようです」とのこと、ホッと胸を撫で下ろす。
肺に小さな影があるものの、大きくも小さくも変化していないので大丈夫という。
多分、若かりし頃の影で、40数年経った今も写るらしく健診の度に言われる。
3月後の血液検査を予約して終わった。
1時間も待ったのに5分で終わり? と呆れることもない、ことさら告げられることがないのは吉兆。
例のストーマ閉鎖後のコントロールだが、今の状態を訊ねて、「そんなもんでしょうね」と診断。
先生にとっては予定調和、予期した通りにことが運んでいると受け止めているようだ。
何にしても好かったと、少し早めの昼食に寿司屋さんに入ったらエアコンが壊れていて、こちらは予期せぬ節電? に付き合わされてしまったけれど。
Na さんからの「露草」と「虎の尾」、当方の都合で少し花の時期を外してしまった。
Peter & Catherine’s Travel Tour No.490