食っちゃ寝る、それしかやることがない入院生活。
その食も、丼一杯に盛られた飯は、入院前の一椀100gに慣れた胃にはボリュームがあり、見ただけで気が萎えて箸が進まない。
いかな無精者のペトロ でさえ時間を持て余してしまうが、そんな無聊を慰めてくれるひとつに手軽な読み物の週刊誌がある。
で、某月某日、サンデー毎日(2月5日号)をパラパラと捲っていると目に入ったのが巻末グラビアの「アロマ入門」。
サブタイトルに、“ 女性だけのものじゃない、ビジネスにもスポーツにも使える ” とある。
その能書きには、“ アロマテラピー略してアロマは、これまでどちらかと言うと女性御用達のイメージが強く、男性にとってはちょっと縁遠いものだった ” と始まり、“ しかし、ここへきて積極的に使う男たちが増え、特にビジネスとスポーツの分野で注目されている ” と続けている。
薬としての効果は期待できないものの、試してみると意外と癖になるというのである。
また、健康増進やメンタルケアに利用できるらしく、最近ではパソコンのUSB電源や車のシガーライターを使ったディフューザー・芳香拡散器もあるらしい。
もともと香りには少し鈍なペトロだが、カタリナ
が焚くお香や某航空会社の機内サービス、アメニティ・グッズのフレグランスをパソコンの傍に置き愉しんでいる。
アロマはまったくの素人だが、オイルのひとつ、「ローズマリー」や「ペパーミント」程度は耳にした覚えがある。
その「ローズマリー」は寝覚めによく、「ペパーミント」は仕事や会議の場に清涼感を与え、「ラベンダー」は爽やかで心を落ち着かせる効果があって就寝時に最適とあった。
で、オッチョコのペトロ、術後の鬱々とした気分を晴らすためスターターセットなるものを発注した次第。
アロマランプの仄かな明かりに温めれたラベンダーの香りが漂い、深い眠りに誘われそう、と思いきや、「別になくっても誰かさん、横になるや10秒足らずで高鼾だけど!」、そうなの?
Peter & Catherine’s Travel Tour No.436