昨秋、小ブログ《フィレンツェの旅》をアップしたが、如何でしたか?
長旅、それも、ルネッサンスとはいえ宗教絵画の連続に聊か食傷、「脂っこいものは勘弁」と思われた向きもあろう。
♪ ウフィツイ美術館の前で、ふたりとも若いなあ
行きたい街を問えば両の手に足らないが、その点、紙上の旅は気楽なもの。
お茶漬けの味をご所望とあらば、「はい、どうぞ」と取り揃えたいのだが、生憎、国内旅行の品揃え、少ない海外にもまして少なく、ご期待?に添えそうにない。
♪ ヴァチカン美術館のテラス、マドリードのプラド美術館近くで
ミモザの花が咲くローマ、灼熱の太陽が照りつけるマドリードなどとも思うが、オリーブオイルが一寸。
ましてや、冬ざれのロンドンやベルリンは何とも暗くて重い。
♪ ロンドンのヴィクトリア駅前、季節は秋だけど寒そう
♪ ロンドンも、初冬のベルリンも寒そう、気候のいい時期に旅行したこと少ないなあ
で、陳腐だがパリ。
芸術の都と称されるに相応しくあまたの美術館があり、その中でも一頭抜きん出ているのが中世宗教絵画から印象派前、写実主義あたりまでを収蔵するルーヴル美術館。
そのルーヴルに並ぶのが、かつてリュクサンブール美術館に収蔵していた作品を中心に、ルーヴルなどから移管された印象派の絵画や彫刻などを収蔵するオルセー美術館だ。
ということで、ペトロ とカタリナ、次なる旅は、ルーヴルと並んでパリのエスプリ、オルセー美術館を訪ねることにした。
♪ ルーヴル美術館のピラミッドの前で
♪ 改装中のオルセー美術館
19世紀の後半、近代化が進みつつあったパリなどの都会や豊かな自然が残る田舎の風景、そこで暮らす人々を心象そのままに表現した印象派、お茶漬けの味を楽しんで頂ければと思った次第。
そのオルセー美術館、これまで時間の長短はあったが4回ばかり訪ねた。
幾度尋ねても飽きないといえば聞こえがいいが、まあ、見残した絵に気付き改めて足を運んだということの方が正しいよう。
以前、<画家モネを訪ねる旅>や<モンマルトル日記>で、印象派について少し書いた。
今回、それに重なる部分もあって、また?と思われることもあるかも知れないがご容赦願いたい。
♪ 改装なったオルセー美術館
♪ モネのための美術館、パリ・マルモッタン美術館
今回の舞台は03年10月の終わり、秋も深まりゆくパリ。
途中、ノルマンディー地方やアルザス地方などへの遠足をまじえながら、うろうろ、きょろきょろしながら綴ってみたいと思う。
Peter & Catherine’s Travel Tour No.433