ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

蟹 ‐ 2月がきた

2012年02月01日 | 季節/暦

 1月21日の土曜日は、二十四節気のひとつ大寒だった。
 一年で一番寒さの厳しい頃とされ、日本海側や北の国からは豪雪の便りが届くが、関西ではこの週末少しゆるんで雨模様だった。

 雪の始末にくたびれ果てている方々から見れば随分な話だが、正月の松が明けて以降、雪を眺めながら蟹を食べたいと矢鱈思っていた。

 A2_2A1_2何故か、頭の中に蟹が詰まってしまったかのように執着していた。

 で、カタリナ に、「蟹を食いに行こう?と声をかけたまでは良かったが、生来ののろまゆえ、のんびり構えてあれこれパンフレットや旅行社のHPを眺めていたら、一体どういう仕組みでこの値段が付いているンだろう?と思案は巡ってしまった。

 JRの駅長さんお勧めの日帰りプランは、少し高いのではと思わないでもないが、不思議なのは旅行社の商品。
 北陸の名の通った温泉旅館に一泊、夕食に蟹丸ごと一杯付いて特急電車代込みで、二人以上という条件付ながら最安2万円を切るプランが並んでいる。

 B2B1 だって、大阪金沢間の通常特急料金が1万5千円弱は掛かるのになんで?と思うのが正常な感覚。
 昼間の閑散時、空で走るぐらいなら投売りしちゃえと考えたのだろうけど、それにしてもねえ。

 こうなると、蟹丸ごと一匹にしても、松茸じゃないが北朝鮮や北米や北欧から届いたモンじゃないかと眉に唾?

 同じ旅館で蟹料理を味わうにも随分と料金に開きがあって、プランのひとつ近海物の「ブランド蟹コース」ともなれば、値が倍以上になることをみれば、あながち無茶な考えでもなさそう?

 そうこうしている内に、憑き物が落ちたようにどうでもよくなって、カタリナに「止めた」と伝えたら、稽古が始まり日程が窮屈になる彼女に、実に嬉しそうに「残念!と言われた。

 そんなこんなで如月・2月がきた。
 22日の初釜を飾った「椿と梅のすばえ(若く細い小枝)」(上二枚)。
 そして、大谷美術館の「蝋梅」(下左)とカタリナが育てた椿に見えない椿、「白侘助」(下右)、春はもうすぐ。
 Peter & Catherine’s Travel Tour No.432

コメント
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