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アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

自衛隊と調整「容易」 日本の敵地攻撃能力 米軍高官 (時事通信)

2017年04月06日 | 日米同盟と日本の安全保障
自衛隊と調整「容易」 日本の敵地攻撃能力 米軍高官
(時事通信 2017/04/06-17:44)

  来日中の米太平洋艦隊のスウィフト司令官は6日、東京都内で一部記者団と会見し、自衛隊の敵基地攻撃能力保有をめぐる議論について「日本政府がその道を取ると決めれば、日米の軍事関係は容易に適応できる」と述べ、米軍・自衛隊間の調整にそれほど大きな問題は生じないとの見方を示した。

 司令官は、敵基地攻撃能力に関し自衛隊と協議した事実はないものの、「既存の(防衛)措置以外にどういった手段を検討すべきかを議論する日本国民がいることは、驚くに値しない」と語った。
 
 さらに、北朝鮮のミサイル発射のような明白で今そこにある脅威に直面している現状を踏まえれば、「(能力の保有に関する)対話が将来、熟することになったとしても驚かない」と指摘。日本政府が保有を決めた場合、米軍と自衛隊が協議することになるとの見通しを示した。

 
 司令官はまた、北朝鮮の核・ミサイル問題の解決では、軍事に限らない「政府全体としての取り組み」という視点で考えることが重要だとの認識を表明。同時に「軍事的選択肢は常に存在し続けてきた」と述べ、米軍は北朝鮮攻撃を遂行できる能力を備えていると強調した。

韓国軍 射程800キロミサイルの実験に成功 北全域が射程  (聯合ニュース)

2017年04月06日 | 第二次朝鮮戦争と韓国の内政問題
韓国軍 射程800キロミサイルの実験に成功 北全域が射程
聯合ニュース 2017/04/06 09:03

【ソウル聯合ニュース 】

韓国軍が北朝鮮全域を射程圏内に収める射程800キロの弾道ミサイルの発射実験に成功したことが6日、分かった。有事が発生した際に北朝鮮の戦争指揮部に報復する上で核心となる戦略兵器で、発射実験の成功はミサイル開発に執着する北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権に対する強力な警告メッセージになるとみられる。

 韓国政府の高官が6日、「最近、国防部傘下の国防科学研究所(ADD)の試験場で、射程800キロの玄武系弾道ミサイルの発射実験を実施した。成功と評価された」と明らかにした。

 国防部の韓民求(ハン・ミング)長官が立ち会う中で実施され、発射から飛行、標的の攻撃まですべてのプロセスで基準値を満たしたとされる。ただ、韓国の試験場は弾道ミサイルを最大射程まで飛ばすには限界があり、飛距離は人為的に短くし、命中精度をはじめとする性能の検証に焦点を合わせた。

 戦略兵器である玄武系の弾道ミサイルは、セキュリティーを徹底して開発が進められている。射程800キロの玄武系ミサイルの発射実験成功が明らかにされるのは初めて。軍はこれまでも発射実験を繰り返し、このほど最終的な性能確認を終えたとされる。さらに数回の発射実験を重ねて信頼性を検証し、年内の実戦配備を計画しているようだ。

 軍が運用中の玄武系ミサイルは、玄武2A(射程300キロ以上)と玄武2B(同500キロ以上)、巡航ミサイルの玄武3(同1000キロ以上の)の3種類だ。軍は主に北朝鮮の挑発に対応するタイミングでこれらを公開してきた。

 射程800キロの弾道ミサイルも加われば、中部より南からでも北朝鮮全域の標的を狙えるようになる。

 軍が射程800キロの弾道ミサイル開発に着手したのは、2012年に韓米両国間でミサイル指針が改定され、弾道ミサイルの射程を延ばせるようになってからだ。

 軍当局は、有事発生時に金正恩朝鮮労働党委員長ら北朝鮮の戦争指揮部を排除し、核・ミサイル施設を含む主要な標的を破壊する「大量反撃報復(KMPR)」の強化を目的に、射程800キロの弾道ミサイル開発を急いでいる。

 軍関係者は「北が国際社会の警告にもかかわらず核・ミサイル開発を放棄していないため、速やかにKMPR体系を整え、北の核・ミサイルの脅威への抑止力を備える」と強調した。