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アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

日本国外務省 『中国による東シナ海での一方的資源開発の現状 』のページ

2015年07月23日 | 安全保障と東シナ海紛争
中国による東シナ海での一方的資源開発の現状

 1 近年,中国は,東シナ海において資源開発を活発化させており,政府として,日中の地理的中間線の中国側で,これまでに計16基の構造物を確認している。

 2 東シナ海の排他的経済水域及び大陸棚は境界が未画定であり,日本は日中中間線を基にした境界画定を行うべきであるとの立場である。このように,未だ境界が画定していない状況において,日中中間線の中国側においてとは言え,中国側が一方的な開発行為を進めていることは極めて遺憾である。政府としては,中国側に対して,一方的な開発行為を中止するとともに,東シナ海の資源開発に関する日中間の協力について一致した「2008年6月合意」の実施に関する交渉再開に早期に応じるよう,改めて強く求めているところである。



 以下省略 日本国外務省ホームページを参照

中国の東シナ海の新ガス田 政府が写真公表 (NHK NEWSWEB)

2015年07月23日 | 安全保障と東シナ海紛争
中国の東シナ海の新ガス田 政府が写真公表
NHK NEWSWEB 7月22日 16時22分

東シナ海のガス田開発を巡っては、7年前の2008年に日中両政府が共同開発することで合意し、条約の締結交渉も行われましたが、2010年に起きた沖縄県の尖閣諸島沖の中国漁船による衝突事件をきっかけに中断したままとなっています。
こうしたなか、政府は、中国が東シナ海でこれまでに確認していた4基に加えて、2013年6月以降に12基の新たな構造物を建設していることを確認したとして、航空写真と地図を外務省のホームページで公表しました。

これについて、菅官房長官は午後の記者会見で、「東シナ海における日中間の排他的経済水域および大陸棚の境界は未画定であり、日本は、日中中間線をもとに境界画定を行うべきであるという立場だ。いまだ境界が画定されていない状況で、日中中間線の中国側においてとはいえ、中国が一方的に資源開発を進めることは極めて遺憾だ」と述べました。そのうえで、菅官房長官は「中国側による関連の動向が発覚するたびに、そのつど、一方的な開発行為を中止するよう強く求めてきているし、今後もしっかり継続していきたい」と述べました。

また、菅官房長官は、22日に写真などを公表した理由について、「東シナ海における中国側の開発行為が一向に止まらないことや、中国によるさまざまな一方的な現状変更に対する内外の関心の高まりを受け、総合的に勘案し、適切な形で公表できるものについては公表するという判断に至った」と述べました。