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アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

オバマ米大統領がベトナム書記長と会談、南シナ海やTPP協議 (ロイター)

2015年07月08日 | 安全保障と南シナ海紛争
オバマ米大統領がベトナム書記長と会談、南シナ海やTPP協議
ロイター 2015年 07月 8日 08:25 JST


[ワシントン 7日 ロイター]
オバマ米大統領は7日、訪米したベトナム共産党のグエン・フー・チョン書記長と会談し、南シナ海での中国の活動などをめぐって協議した。
オバマ大統領によると、人権や宗教の自由に関する問題のほか、環太平洋連携協定(TPP)について「率直な」意見交換が行われた。
チョン書記長はオバマ大統領のベトナム訪問を招請、大統領も受け入れたという。ただし、具体的な日程は発表されなかった。

ベトナムは南シナ海で中国と領有権争いを繰り広げている。オバマ大統領は、南シナ海をめぐる対立は国際法に準拠して解決する必要があると強調した。そのうえで「これまでの域内の旺盛な経済成長を支えてきた航海の自由を今後も維持することが重要」との認識を示した。
一方、チョン書記長は、南シナ海における「状況を複雑にする可能性のある、国際法に準拠していない最近の活動」に言及。中国への直接的な名指しは避けつつも、この問題をめぐる警戒感を露わにした。

最高指導者が戦後初の訪米、オバマ大統領と会談へ (VIETJO ベトナムニュース)

2015年07月08日 | 安全保障と南シナ海紛争
最高指導者が戦後初の訪米、オバマ大統領と会談へ
VIETJO ベトナムニュース 2015/07/06 08:23 JST配信

グエン・フー・チョン共産党総書記は、米国政府の招きを受けて6日から10日にかけて訪米し、7日にホワイトハウスでバラク・オバマ大統領と会談する。共産党中央対外委員会が明らかにした。ベトナム戦争後、ベトナムの最高指導者が米国を訪問するのは今回が初めて。

 ベトナムは現在、対米輸出でASEANトップの座を占めており、また米国はベトナムで7番目に大きな投資国となっている。今年、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉が妥結すれば、両国間の貿易や投資の更なる発展に繋がるものと期待されている。

 国防関係では、5月末から6月にかけてアシュトン・カーター米国防長官がベトナムを訪れ、ベトナム国防省との間で共同ビジョン声明に調印したほか、米巡視船購入資金として1800万USD(約22億円)を供与することを明らかにした。

 ベトナム戦争終結から40年、越米国交正常化から20年の節目の年となる2015年、越米が急接近している。チョン総書記は2日、ベトナムを訪れていたビル・クリントン元米国大統領とも会談している。

spin off 19世紀清と李氏朝鮮そして江戸幕府は国家の近代化に失敗した

2015年07月08日 | お日様とお月様の光と影
 7世紀、日本は髄の皇帝に対して「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す。恙無(つつがな)しや…」と国書を送った。これを読んだ髄の皇帝は怒り狂ったらしぃ…この頃より日本と中華大陸とは仲が悪いようです。
(中国と仲良くしろと言うのが無理!)
  その頃より日本は中華思想よる冊封体制より離脱してずっと東アジアに於いて独立国でした。

 日本って古来より尖っていたんですね!それが「日本らしさ」と筆者は思う!
 

 しかし日本の為政者達は歴代中華王朝に対して朝貢を行った形跡が有る様です。14世紀室町幕府三代将軍足利義満(あしかがよしみつ)は明朝に対して朝貢を開始しました。けれど室町幕府の足利将軍家は後の江戸幕府の徳川将軍家より統治機構が脆弱で直ぐに朝貢を行う余裕が無くなりました。
  
  さて歴代中華王朝による中華思想の冊封体制下の冊封国とはどの様な国なのかか??東アジアに於いてのその典型例が朝鮮半島と琉球(現沖縄県)でしょう。王は存在していても中華王朝の傀儡であり財政、外交など何一つ王は自分自身の意志で決定できない存在です。ですから朝鮮半島と琉球に於いての為政者達は中華王朝に依存しているために人民に対して無責任だったと思われます
 
 
  この様な中華王朝にベッタリ依存する朝鮮半島と琉球は異例だと思われます。同じ冊封体制下の冊封国であったインドシナ半島の東南アジア諸国はベッタリ依存する体制では無かったと思われます。それは南アジアの雄インドの存在と14世紀より西洋諸国が進出して来たからでしょう。

 19世紀、中華王朝にベッタリ依存する朝鮮半島を西洋列強諸国が見逃すはずありません。19世紀中頃、イギリス・フランスと帝政ロシアとの極東における覇権紛争(クリミヤ戦争極東戦線1853-1856年)が勃発したのです。イギリスとフランス連合海軍と帝政ロシア海軍が極東で衝突した結果朝鮮半島の李氏朝鮮は自主的な開国の好機をこの時に失ったと言えます。従いまして1854年時点で李氏朝鮮にはイギリスか帝政ロシアかの「植民地化」の選択肢しかありませんでした

 さらにその頃の新興国で太平洋の覇権を掲げるアメリカ合衆国にとって“独立国とは言えない中華王朝にベッタリ依存する朝鮮半島と琉球”の領有を狙って東アジアに侵攻して来たのです。

 21世紀、現在の東アジアの混沌の根本原因は中華王朝にベッタリ依存する冊封体制下の冊封国であった朝鮮半島と琉球に有ると私は思っている。 だって朝鮮半島と琉球は自国で何も決定できない思考停止状態がたった160年で解消されるとは私は思えません! 

 自国で考えるより中国にベッタリ依存する方が楽ですもの…

 そうでしょう?ね!!

 
   ≪参考文献≫ 
   
 知れば知るほど徳川十五代 実業之日本社 より
 オールコックの江戸 初代英国公使が見た幕末日本 中公新書 より 
 ラザフォード・オールコック~東アジアと大英帝国 ウェッジ選書 より
 幕末バトルロワイヤル 井伊直弼の首 新潮新書 より
 講談社社学術文庫 吉田薫 吉田松陰 留魂録  より
 日本開国史 石井 孝 吉川弘文館 より


 1990年放送 NHK大河ドラマストーリー 翔が如く 前半 より
 1998年放送 NHK大河ドラマストーリー 徳川慶喜 前半 より
 2010年放送 NHK大河ドラマストーリー 龍馬伝  前半 より
 2013年放送 NHK大河ドラマストーリー 八重の桜 前半 より

  
 文春文庫 司馬遼太郎著 世に棲む日日(1)~(2)より
 新潮文庫 司馬遼太郎著 花神 (上) より
 文春文庫 司馬遼太郎著 酔って候 より
 文春文庫 司馬遼太郎著 最後の将軍 より


  突っ込みどころ満載!
   筆者は司馬遼太郎の作品とNHK大河ドラマにかなりの影響を受けているようです。
 また筆者はこのコラムの様なNHK大河ドラマを観たいそうです。