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アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

防衛白書 中国の南シナ海進出に警戒感 (NHK NEWSWEB)

2015年07月02日 | 安全保障と南シナ海紛争
防衛白書 中国の南シナ海進出に警戒感
NHK NEWSWEB 7月2日 4時00分

防衛白書の概要では中国について「高圧的とも言える対応を継続させ、みずからの一方的な主張を妥協なく実現しようとする姿勢を示し、今後の方向性に懸念を抱かせる面もある」としています。そのうえで南シナ海で海洋進出を活発化させていることについて「急速かつ大規模な埋め立て活動を強行し、滑走路や港湾などのインフラ整備を推進しているとみられ、国際社会から懸念が示されている」と強い警戒感を示しています。

また集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法案についてはその概要や、検討の経緯などを白書に盛り込むとしているほか、沖縄のアメリカ軍普天間基地を名護市辺野古に移設する計画については「十分に時間をかけて沖縄県から意見を聴取し、反映する手続きを進めてきた」としています。

一方、過激派組織IS=イスラミックステートについても盛り込まれ「並外れた潤沢な資金源や国家に対じしうる強力な軍事力を有し、特に際立った存在となっており、忠誠を誓う組織が世界各地にあらわれている」としています。
防衛白書は今月中に閣議で報告され、公表される予定です。