桃から生まれたpink太郎

日々感じていることを、少しずつ書いていきたいです。

本番から学ぶんだ

2008年09月15日 | omoi
今日はconcertに行ってきました。

珍しく、ソリストと指揮者が話す時間がコンサート中に設けれらた、

楽しい時間のあるコンサートでした。

talk中に、とても興味深い話が聞けたのですよ。

指揮者が、ソリストに

リハより本番のほうがずっとよかったという話が出たのです。

そして、

「練習なんか何回したかとかそんなことは演奏に全く関係がない。

なぜなら本番の演奏は、それ一回だから。

一回一回の演奏をどう表現するかがとても大事。

学びは本番の中にある。」



ああ・・・

balletも同じだなと思って聞いていました。

何日もにわたる公演になると、毎日毎日のコンディションが微妙に違います。

自分のコンディション・・・

パートナーをはじめとするキャストの調子。

Staffのタイミング

生オケならオケのコンディション。

違って当たり前。

同じ状況で踊れることなんてゼロに等しいのです。

でも、だからこそ、違った状況の本番の中で、一回一回を踊るしかない。

そして、その本番の中で学んでいくしかない。

こういうときは、こう踊ろう。

こんなときは、こう対応しようと。



そんな風に考えたんだということを珍しく早く帰ってきた父に話した。

(実は、右足の小指の爪が、とれて大量出血。

出血する様子を見て、「意気がよすぎるだろ!」と思いました。

久しぶりに早く帰った父に消毒してもらい、やっぱ一家に一台いると便利!

と思った罰当たり者です。)



すると、父は「パパのするoperationも同じだ」と話してくれました。



operationの前日にどんなにシュミレーションしても、

どんなにoperationの本を読んでも

やっぱり学びはoperationそのものにある。

例えば、舌癌(tongue cancer)といっても

患者さんの年齢や発見の時期によってその状況は全く違う。

さらに、operationも

自分の状況

nurseたちのconditionによって

全く違うものになる。

だから一回一回が勉強。

全く同じoperationは、二度とないけれど

本番(経験)の中で学ぶしかない。

たくさん本番(父の場合はoperation)を重ねて、

いろんな状況に対応できるようになるんだ。

いくら本を読んでも、いくら糸結び(切開箇所を縫ったときに糸を結ぶ)のシュミレーションしても

やっぱり学びは、operationにあるんだよ。



賢い人間なら、本番で学ばないといけない。

そして、その学びを次の本番に生かさないといけない。



指揮者と父親と職業は違うけれど、人生の先輩から素敵な話が聞けた。




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