桃から生まれたpink太郎

日々感じていることを、少しずつ書いていきたいです。

草間 弥生の世界のこと

2012年09月30日 | keep smiling
http://www.yayoi-kusama.jp/j/information/index.html

最近、草間弥生さんがLouis Vuittonとコラボをされた。
LVのいっぱいついた上に、草間さんのdotsがプリントされているバッグを
コラボ商品として売り出している。
LAでも、彼女の作品を持っている人を見てしまった。

草間さんと私の出会いは、六本木ヒルズの一番上の美術館だった。
彼女の作品に足を踏み入れた途端、水玉の森に迷う アリスの感じがした。
赤地に白い水玉 白地に赤の水玉
かぼちゃに黄色や黒の水玉

ただ水玉なんだけれど
不思議な気持ちになった。
ポップな感じなんだけれど
かわいい~~というのでもない。

癒されるのだ。

それからしばらくして
松本市にチェロの合宿でいったことがある。
その時に美術館の前を通ったら
エントランスにかぼちゃの水玉がみえた。
花や犬の巨大オブジェにもみんな水玉がついている。

あ、あの人だ!ヒルズの美術館で見た作品だとおもった。
へえ~~なんで松本に?
漠然と私は作者が 私くらい若い人だと思っていた。

昨日、こちらのテレビでLVと草間さんのコラボの特集をやっていた。
草間さんを初めて見て驚いた。
83才!!
えええええええ ご本人を見ても83才には見えないけれど
彼女の感性が83才のものではないとおもった。
実際にLondonで行われた、彼女の展覧会のお客さんは
「Yayoiはいくつだと思う?」とインタビューされて、
40代?とか50くらい?とこたえ、83だよというと
みんな本当にびっくりしてた。

その番組はあわせて
彼女の生い立ちなんかも伝えていた。
自殺志向があり
精神科に入院しながら作品をつくっているそうだ。

彼女の作品は下書きなし。
感性で描いているという感じがして
共感が持てた。

何より素晴らしいと思ったのは
LV社とのコラボのセレモニーの時に
アメリカの報道関係者とのインタビューに
英語で答えていたことだ。
NYに留学の経験があるので
あたりまえかもしれないが、驚いた。

通訳なしで
ちゃんと自分の想いを伝えようという
志が伝わってきて、テレビを見ながら拍手をした。
少し吃音があるようで
それにあふれ出る思いを 言葉に表現するのが難しいようで(多くの芸術家はそうだと思う)
詰まりながら答えていたが、私にはよくわかった。

水玉は平和への願いのシンボルなんだそうだ。
だからいくつもいくつも増殖する
あふれでるのだと。
平和に向けてがんばるので
みなさんも応援してほしいというようなことを
英語でしっかり話しておられた。

精神を病んでいても
あくなき絵への情熱。
死ぬまで書き続けるという思い。
絵を描けることが毎日感謝だともいっておられました。


いやあ~
久しぶりに参りましたね・・・

ちょっと忙しくて、元気がなかった私ですが
83才のおばあちゃんからいっぱい元気をもらったよ。
また、これでがんばれる!

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