桃から生まれたpink太郎

日々感じていることを、少しずつ書いていきたいです。

Happy New Year

2012年01月04日 | keep smiling
不覚にも新年早々、風邪をひいてしまいました。

でも、その間、本を一冊読みました。実は去年の夏に頂いていたのですが、なかなか読めなくて
2年越しになってしまいましたが、読み切りました。

東野圭吾作 「真夏の方程式」

やられました。
この感覚は、容疑者Xの献身以来ですね。
すばらしいです。

東野さんは、理系出身だということで、文章に説得力があります。
彼の作品の中で、私は特に湯川博士が出てくるものと、加賀恭一郎が出てくるものが
大好きです。

そして、この作品はタイトルが示すように
湯川博士が出てきます。
ラストのほうで、博士がきっと今後事件について、重いおもりを
心の中に持ちながら大きくならなければいけない恭平少年に、こんな言葉を投げかけます。
「今回のことで、君が何らかの答えを出せるようになる日まで、私は君と一緒に同じ問題を
 抱え、悩み続けよう。忘れないでほしい。君は一人ぼっちじゃない」

震えました。
小さくなっている子供に、どれだけの大人がこんな力強い言葉をかけてあげられるのか・・・
もちろん、小説です。

でも、実際大人が迷っている子供たちに、悩んでいる思春期の少年少女に
こんな言葉をかけてあげれば、きっときっとどんな困難も乗り越えられるんだろうと
確信しました。

今年、たくさんの子供たちの力になれればと思います。

遅くなりました。
あけましておめでとうございます。

本年もどうぞ仲良くしてください。