音楽にこんがらがって

音楽制作を生業としている加茂啓太郎の日常

忙しいのか飲んでいるのか

2008年05月31日 | Weblog
23日
代官山「晴れたら空に豆撒いて」で僕のイベント「RE;Song Cycle Vol5」
島村智才、PoPoyans,小島大介、おおはた雄一。
閉店まで粘ってすいません。ブッキングのKDNさんは音楽ライターでもあって、80年代からお世話になってます。次回は6月14日に渋谷B.Y.Gです。

24日
大人計画のチケット先行発売、今まではチケぴに並んだんですが、近所のがクローズになってしまったので9時半からローソンで微妙に並んだら買えて良かったです。代官山ユニットでILLのイベントにマスドレが呼んでもらう。
フジロック、フリクション、維新派、湯川潮音のミックス、遡れば森雪之丞のポエトリー・リーディングのアルバムのレコーディング、色んなとこでよく会う、バッファロー・ドーターで来ていたエンジニアのZAKさんに打ち上げで「良く会いますね」という顔をされる。
写真はライブの転換の間に天然にマジ寝のヌマッチ


25日
湯川潮音のフリー・ライブで本郷の東大。PAのノイズが止まらず、知らない人はノイズ・ミュージシャンじゃないかと思われるんじゃないかと思う。
その後、神保町のレンタル落ちのクズレコ屋でFUZZ BOXとTrans Vision Bampを150円で買う。

今週は色々あって毎日飲む。
でも飲んで帰って即寝だと早起きなので健康的かも。




フリーボ

2008年05月25日 | Weblog
フリーボの新譜「あこがれ」を購入(8年ぶり!)
相変わらず(でも少し洗練されたかも)の洗いざらしの木綿みたいなざっくりしたギター・サウンドに、気だるさと気品が不思議なバランスで混ざったボーカル。

僕は彼らのメジャーのアルバム2枚のディレクターやりました。96年頃インディー盤を買って「これはすごい」と思い連絡して新宿の喫茶店でギターの石垣君に会ったのを覚えてます。

残念ながら商業的には成功しなかったのですが、本当に良いバンドだと思います。

メジャ-1作目(写真)のジャケは今や僕の渋谷のふるさになったBYG.
トレイ裏のイラストはなんとゆら帝の坂本慎太郎(家に電話しました、請求書も処理しました)
アートディレクターは小田島等(ベスト・ミュージックも必聴)
マネージャーは後にスパンク・ハッピー、菊池成孔さんのマネージャーになるナポリさん。

居そうで居ないバンドです

バンド、ニール・ヤング、キャロル・キング、日本のティンパンアレイ周辺が好みの方は是非ご購入下さい。







ゼップ・トーキョー、ボトル・シアター

2008年05月23日 | Weblog
19日
浜松町の文化放送に行く。昔、四谷三丁目にあった時、局坦になりラジオ・プロモーターの厳しさを知りました。80年代頃は最初、ディレクターはプロモーションしても目もあわせてくれません。毎日、毎日しつこく半年くらい通うと「何かけて欲しいの」とか聞いてくれる様になります。
今のチャートとマーケティング至上主義の選曲から思うと良い時代だったのかもしれません。
行った理由は島村智才ちゃんのネット・ラジオの収録。
途中までだったんですが、素人(一応)とは思えない、こなれたしゃべりで驚き。

20日
飲み屋のチョイスには困らない赤坂で串揚げやで飲み。
店員が誕生日でSAITO君の持ちネタ人間バースデイケーキ(爪楊枝を頭に刺して火をつける)やってました。流行ってきているんでしょうか。

21日
マスドレがくるりのイベントのOPAでゼップ・トーキョー。
最初はかなりアウェイかなと思ったら客をぐっとつかむMC以降良い感じ。
物販(写真)も売れました。

22日
PoPoyansのスチールとPVのロケハンで、まずは阿佐ヶ谷住宅。昭和30年代にはかなりモダンな感じだったはず。なんかオランダな感じ(イメージですけど)ですかね。
移動して下井草のボトル・シアター。小さな2階建ての1軒屋に、ここ50年くらいの色んなビンが所狭し。異空間。オーナーの方は60前後?
本職は大学の英語の先生で音楽もやっているそうで宅録で1年かけて自主制作したCDも購入、これが完全な天然アシッド・フォーク&ジャガー、川口杏にも通じる、自分宇宙世界系。
湯浅学さん、根本敬さんに是非着て欲しいです。




高知で

2008年05月21日 | Weblog
高知の街角で、こんな看板見つけました。かなりアナーキーですね。

日曜日は僕のイベントでモナ・レコード。
YUU,松井優子、和田章花、沼田壮平。皆な良かったです。
でも松井優子の初ライブをサポートしてくれたハジメポップ・チームに多謝。

今週も23日の金曜日に代官山「晴れたら空に豆撒いて」でイベントです。
出演は島村智才、PoPoyans,小島大介(Port of Notes)おおはた雄一。
これも損はさせません。是非、来て下さい。

つづれおり/キャロル・キングのデラックス・エディション。もういいよ。とも思ったのですが、購入。やはりボーナス・ディスクも含めてたまらないです。

アナログで

2008年05月20日 | Weblog
渋谷ネストで相対性理論のライブ。

時間が空いたのでレコ屋。アナログ・コーナーが展開中。
MP3で聞くことがどんどん多くなってきているでアナログで聴くと、耳がやすらぐというか、開放される感じがすごく良いんですね。新品の180Gの重量盤は最高です。
対バンの片寄君とも話したのですが、多少の機材を買えばアナログの良い音聴けるのに、と、でもそのためにその金額もう出さないですよね。
牛心隊長はアナログで聴いて分かるけど分からない意味が分かりました。
カーティスはCDである事がもうバチモンですね。
サン・ラはもはやターンテーブルに載せなくても盤の溝を見つめるだけ宇宙とコンタクト出来ますから。

ライブは今まで様子見みたいなファンがほとんどだったのに喚声があがってました。

それと、アクア・タイムズのPVで沢山の女子高生がバンドの演奏してる周りを駆け抜けるって、ちょっと前のバンプのPVと同じすぎませんか。










高知に行く

2008年05月19日 | Weblog
チョモランマトマトとマスドレが高知のX-POINTでライブ。
これは行かないとと思い自腹で有給で(でもマイレージで行けました)

最後に行ったのは第一期ザゼン・ボーイズの高知ライブなので5年ぶりくらい。


亀田誠治さんとのオーディションのファイナリスト冠咲アユメちゃんと会う。
もうすぐ二十歳だそうです。東京で待ってますから。
高知名物だという、うつぼの事聞いたら食べた事ないそうです。
意外にそんなもんなんですかね。ちなみに食べたらアナゴ以上鶏肉未満な感じでした。

どちらのバンドもツアーを回って、例えればワインが熟成していくような感じ。
リズムの切れ、一拍の奥行き、一音の鳴り、すべてがより輝きを増してました。

このブログでは基本食べ物の事は書かない縛りをしてるのですが、あの魚がほとんど食えないSAIT君をして「これは美味い」と言わしめた鰹の叩き。
もう「美味しんぼ」です。&日本酒。

何かしゃべり過ぎたかも。

はりまや橋ってこんな小さいって意味分かりません。




タイム・トラベルかと思った

2008年05月14日 | Weblog
湯川潮音ちゃんが池袋の自由学園の講堂でライブ。
ここは1921年に建てられて、59年からは結婚式やイベント会場的な使われ方をしてきたみたいです。

20年も立たずに壊す建物もあるのに、この都心で戦争もバブルも生き残ったというのは奇蹟じゃないでしょうか。

自分が子供の頃の実家の洋館(というほどでもないですが)の匂いと木のぬくもりがして、自分が時をかけたのか!と思いました。

本番は見られないのでリハだけ見に来たのですが、完全生音PAなしのスタイル。
PAを通さない生音が聴けるのというのは音楽的には贅沢な事なわけです。

次回は6月18日です。ソールドアウト必至です。

六本木ローリング・ストーンズでデイジー・ワールドのコロンビア移籍コンベンションに行く。
PoPoyansの二人が鈴木惣一朗さんのワールド・スタンダードのライブにギターとトーン・チャイムで参加しました。

司会してレーベル・ヘッドと自己紹介してたのが仕事もしたと思うんですが
元EMIの宣伝で大食いで、声がでかい事しか覚えてないYSD君で時代は巡る。

関係者がいっぱい来ていたのでPoPoyansをちゃっかりプロモーション。
まぁコンベンションとは言ってもドリンクは2杯目からはキャッシュ・オンでしたから、500円、YSD君貸しといて下さい。







The Only Onesライブ

2008年05月12日 | Weblog
新宿アンティノックで来日公演。
結論から言うと素晴らしかった。
50代後半(2名はドラックから復活)ドラムは多分60歳過ぎのバンドとは思えない現役感ありまくり。
出音の良さに痺れ、高域で、はって歌うスタイルではないのにボーカルはラウドなオケに埋もれる事なくしっかり歌が伝わってきます。
ノスタルジー・ショーかと思いきや新曲も何曲か。
ダブル・アンコールは客のリクエストも含め3曲ずつ。
13日も公演あるので、万人には勧めませんが迷っている人がいたら行った方がいいです。

彼らは70年代終わりから80年代の初めにかけてオリジナル・アルバム3枚を出して、パンクという割にはスローな曲も多く、実はおっさんだというのもバレ、いまいち売れなかったり、ドラッグの問題(ボーカルはストーンズのメンバー御用達のドラッグ・ディーラーだったそうです)で解散しました。
90年代に一時復活(ソロ名義の来日も行きました)暫く聞かなかったんですが今回はオリジナル・メンバーでの来日です。

音楽的にはルーリードからスノッブな感じを取って、グラムが少しまぶしてあるみたいな感じ。
ボーカルはデビッド・シルビアンが甲高くなったみたいです。

79年に渋谷のセンター街にナイロン100%(某劇団の名前の元ネタ)というNWバーがあったのですが、そこでやっていた森脇美貴夫司会のフィルム・コンサート(!)で見て痺れました。

ニッチ好きにはたまらないものがあります。オリジナルなもちろん。BBCセッションとか、全く面白くないし多分一生聴かないレア・トラックスも処分出来ません。見つかんなかったですがアンソロジー・ビデオも持ってます。

音楽業界の僕でも、周りに好きな人も居ず、チケも6500円だし、ぐだぐだなライブの可能性もあるし、万人に薦められるものでもなく、さすがに付き合ってくれる人もいないので一人で行ったんですが、20代後半3人組女子グループ。どういうあれなんでしょうか?mixyか(コミュ400人)よっぽど聞こうかと思いました。






最も意味のない映像

2008年05月11日 | Weblog
8日
次号「Great Hunting」の取材で下北沢ジャズ喫茶「マサコ」
53年開店。その頃はレコードを聞くという事が映画を見に行くとか、カラオケに行こうとか、それぐらいのイベントだったそうです。
テーブルは開店当時からあったものという事なのですが子供用みたいに小さくて当時の日本人は小さかったんですね。

この企画はグローバリゼーションに押されて消えつつある日本の「喫茶店」をSSWのKUMAMI君とをたずねつつ彼の内面も探るというものなので昭和な喫茶店の情報あれば教えて下さい。
5月23日過ぎには配布されるのでゲットして下さい。

9日
六本木に,とある映像の収録(写真)。
プロデューサーに「こんな意味の無い映像を撮るのは、この仕事やってて初めてだ」と言われる。怒ってないですよね。
録画したミュージック・ステーションのBaseBallBearを見る。
02年の春に僕に最初にデモと一緒に送ってきた制服で全員手をつないで、なぜか撮っている人の指が写りこんでいる写真が紹介されて、思わず遠い目。
ホリ君に「あがってま~す」(竹中直人口調で)と言って欲しかったです。
次回は是非。

10日
見損なった映画「ノーカントリー」をレトショ(縮めてみました)で見る。
コーエン兄弟、今回は笑い無しです。
松尾スズキの名言で「悪い事をしてなぜ悪い」っていうのがあるんですが、そんな感じです。

簡単に人が死にます。

殺人鬼の殺し屋が70年代ロン毛の頃のチャーリー・ワッツに似てますよね。

アメリカとメキシコの国境ってなんでこんな「ダメンズな狂気」が似合うんでしょうか。
この映画はほとんど音楽が使われていないのですが、舞台がテキサスなのに「ノーカントリー」というのは音楽のカントリーもひっかけてます?






シフォン主義/相対性理論発売

2008年05月08日 | Weblog
明日発売なのですがCDというのは発売日の開店と同時に店にならんでいなければならないので、実質は発売日前日の夕方までには店頭に並びます。これを買うのを「フラゲ」(フライング・ゲット)と言うのは、もう常識なんでしょうか?

で僕もフラゲしました。特典は開けるまで何が入っているか分からない「ボタン」って謎特典チャート1位ですよ。

MDの音を聴くと気持ち悪くなるという天才マスタリング・エンジニア小泉由香さんも、このロウファイな音に魔法をかけてくれてます。

かなりのスピードで売れているというインサイダー情報がFROM鈴鹿。

ちょっとこれは品薄になるかも

謎特典ないしはPVのDVD-Rが欲しい方は速攻で。