音楽にこんがらがって

音楽制作を生業としている加茂啓太郎の日常

フリペ「GREAT HUNTING」出来ました

2009年07月31日 | Weblog
表紙は今まで不思議とリリースとタイミングが合わず表紙と巻頭インタビューに出来なかったACIDMAN。
対バンが縁で仲良くなったBaseBallBear関根史織とMASS OF THE FERMENTING DREGS
の宮本菜津子(フジロック最高でした)の女性ベーシスト対談という企画も本誌ならではと思います。
大型レコード店、ライブハウス、リハーサル・スタジオ等で配布中です。
是非、手にとって見て下さい。

ABBAのドキュメンタリーをスカパーで見る。
ヒット曲を分析するコンピューター・ソフトでベスト・ソングは何かを分析して、それをアーティストに当ててもらうというというもの。
そんなソフトがあるのなら是非欲しいのですが、それに関する説明は一切無かったです。本当にあるんでしょうか?
なぜかU2のボノも出てるんですがステージで競演もしているのに「あんなパットしない男が二人もいるのに良く売れたもんだ」と、ひどいこと言ってるのが面白かったです。後、初期の彼らのファッションはスレイドやスィートといったB級グラム・ロックで解散まで、フアッションセンスがここまで悪いビッグ・アーティスト
いないのも感動しました。

3年連続のフジロック

2009年07月29日 | Weblog
去年マイブラを行かなかった後悔をしないように、2日~3日目を行く事にする。

3日目は泊まらず帰ろうかと思ったのですがANIMAL COLLECTIVEはやはり見たいと思い泊まる事にする。
ネットだと空き宿は出てこなかったんですが駅前の湯沢温泉総合案内所で聞いてみると、あっさり出てくる(ここで宿探すの良いと思います)

印象に残ったのをランダムに。
UA(ギターの内橋和久さんはなぜもっと知られないんでしょうか)
MELVINES(グランジ大魔王、ゴアかと思いました)
ZAZEN BOYS(いきなりのフリーセッション)
BAD BRAINS(ボーカルのレジェンドHRはハードコア・パンクスからサンラー、リー・ペリーな黒人宇宙系になってますね)
DINOSAUR JR(マーシャル3段積みを3台、最前で見たSATO君によると全部鳴ってたそうです)
元SUQEEZEのGlenn Tilbrook(歌上手くて最高。ソロで来たら行こうと思います)
サニーデイ・サービス(去年のRSRFが嘘のようにタフなバンド・サウンド)
MASS OF THE FERMENTING DREGS(2年前のルーキーステージから昇格。朝10時20分からとは思えないテンション、なっちゃんは新しい女性ロッカーのアイコンになると思います)
CLAP YOUR HANDS&SAY YEAH(オーソドックスなギターバンドなのだけれど、それだけで納まらない不思議さ)
FRICTION(RECKは60才前後のはずなのですが、どういうアンチエイジングなんでしょうか)
ANIMAL COLLECTIVE(新しいサイケでした)
曽我部恵一バンド(苗場食堂で永遠の青春です)

後、いつも不思議なのは、これだけ広いのに会うべき人には偶然きちんと会うような気がします(湯川潮音ちゃんとか面倒みようと思っている高校生バンドとか)

フジロックもロッキンオン・ジャパン・フェスと同じに禁煙を徹底して欲しいのですが、それをしないのはタバコ関連のブースが出てるせいか?とうがった見方。

それと外タレを見てると僕の見た限りでは出のSEはひとつも有りませんでした。
これって使用に際しての権利関係が発生するからなのではと、ふと思ったのですが、どうなんでしょうか?


清志郎には会いたかったです。

STAIRWAY TO SUMMERSONIC AUDITION発表です

2009年07月28日 | Weblog
最優秀アーティスト発表になりました。
FLOCK IN JACKという大阪を拠点で活動する平均年齢19,5歳の4人組のガールズ・バンドです。

演奏力も音楽性もまだまだですが、この4人でしか興せないケミストリーを感じました。きっと何年か後に通常の出演者として、サマソニに戻ってくることでしょう。
出演は8月8日16時からSIDE SHOW マリンです。是非起こしになるかたは見に来てください。
今年のフジロックのマスドレみたいに「俺、あの時見た」ときっと何年か後に自慢できると思います。





アベフトシ追悼

2009年07月24日 | Weblog
CARRYというバンドで彼とお仕事させていただきました。

1年もない短い活動期間でしたが、何本かのライブ、2回のデモのレコーディングをやりました。

ミッシェルの第一回目のRSRFでのステージは今でも脳内映像でリピート出来ます。

初めてのセッションでスタジオで目の前で弾いたギターのあのサウンド。


レコーディングで納得が行くまでやり直すこだわり。
アンプ直結なのにソロになると歪む、レベルが大きくなる謎。

「レコーディングになると痩せるんだ」という、あの細さで言うストイックさに痺れました。

色んな現場で色んなギターを聞きましたが、あのカッコよさで、あのギターを弾ける人は他に知りません。

これからも「でもアベフトシのギターを聴かないと」と若いギタリストに伝えていきたいと思います。

でも、もう生で、あのカッティングは聴けないと思うと胸が詰まります。

ご冥福をお祈りしたいと思います。




音楽は料理だ、説

2009年07月21日 | Weblog
ライブハウスをハシゴして3バンド見る。

ルックス、ビジュアル、キャラクターは音楽にとって食器、レストランのサービス、インテリアなど味とは違う料理の全てだと思うと分かりやすいと思います。
宇宙一美味いと言われる数寄屋橋「次郎」の寿司(行ったことはないです)でもゴミ捨て場で紙皿で食べたら美味くないと思います。
逆にエノテカ・ピンキオーレでコンビニ・デザートをウェイターに説明されてサービスされたら、かなり美味しいと思うかもしれません。

今日、見たバンドは、そういう事が分かっていれば、もっと自分の音楽を上手く(美味く)聞かせられるのにと思って残念でした。

ニューヨーク・ドールズの再結成ドキュメントは07年の僕のベスト・ムービーですが、ほとんど語られないボーカルのデビット・ヨハンセンのファースト・ソロはエアロ・スミス(スティーブン・タイラーを江戸川橋のラーメン屋で見かけた事があります)のジョー・ペリーも参加していて
イアン・デューリーの「New Boots&Panties」と並ぶ「下町、大人、良い趣味&ちんぴらロック」の名盤で最高です、「ファンキー、でもシック」言い得て妙な良いタイトルです。



かなう事

2009年07月20日 | Weblog
一部で話題のティーンズ・バンド「踊ってばかりの国」を見に行く。
バンド名がバッファロー・ドーターの前身バンド、ハバナ・エキゾチカのアルバム・タイトルというだけで、そそられます。
ボーカル&ベースの子は、かなりの将来性を感じました。
ただ、まだやりたい事をうまくバンドとしてのコンセプトにまとめられてないのが惜しいです。でも注目すべきですね。


東横線の東白楽の商店街を歩いていたら「GOKURAKU」というレコ屋(写真)を発見。多分80年代の初めからあり三軒茶屋のFUJIYAMAと並んで日本のインディーズを積極的に扱っている店でした。
このレコ不況のおりとっくに閉店(失礼)しているかと思ってたらちゃんと営業してたので少し感動しました。
中古と新品が7対3くらい。いわゆるJ-POPはありません。
評論家の湯浅学さん(小説「あなのかなたに」最高!)セレクトの品揃いでしょうか。
入手し損ねたBECKのMODERN GUILTのアナログを発見。かなり嬉しい。
2時過ぎに入ったんですが「すいませんいつも12時に開けるんですけど」といわれました。かなりの緩さです。ご近所の方は是非行って下さい。

話題のバンドLily&Remainsを見に新宿クラブ・ワイヤー。
噂には聞いてましたがJOY DIVISION,BAUHAUSEといったGOTHへのバンドへの偏愛がここまでやれば素晴らしいです。
88年にロンドンのびっくりするくらいショボイ、クラブでDOCTOR&THE MEDICTS見た感じを小屋の雰囲気を含めて思い出しました。
この小屋は80年代中ごろは「第三倉庫」という名前だったと思います。ウィラードを見た記憶があります。デビュー直前の氣志團も見ましたね。
バーカンが別だったりライブハウスとしても理想的な立地なのだから音響をもう少しなんとかすれば良いと思いました(後、ワイン700円で、あの量はないですね)

PoPoyansのライブで永福町のsonoriumという基本はクラシックの100人キャパのホール。
こんなところに、こんな会場があるんですね。
共演の湯川潮音でお世話になっているアコギとアイリッシュ・ハープのユニット、tico moonのアンサンブルも優しく響きます。

nonちゃんの「引田天功に似てる」と言われてヤンキーにホームセンターで追い回された話は最高ですね。
cherちゃんのギターの表現力が上がってますね。
初のフェスのサマーソニックにも出演決定です。8月9日に行かれる方は是非見て下さい。
湯川潮音の隠れた名曲「キルト」にも参加しているKAZUMASA HASHIMOTOライブにグーテフォルクがサプライズで出演。彼女は知る人ぞ知る存在ですが日本のVirginia Ashtray
とも言える存在です。
HASHIMOTO君も多分、坂本龍一の影響が大きいと思うのですが彼がプロデュースしたVirginia Asrtrayの音源も彷彿としました。


スカパーでコカインで100万ポンド使ったと告白したBLURのベースがコカインの産地のアルゼンチンをたずねるドキュメントを見る。
総理大臣にあなたがコカインをやる度に、ここでは人が死ぬ、と言われたり、殺し屋(数日後に暗殺される)にインタビューしたり、マフィアに打たれるかもしれない栽培畑(そこにいた処理班の一人は後日打たれて死亡)を訪ねたりする。
これは、うるるんどころじゃなくて、すごかったです。












最高です

2009年07月17日 | Weblog
VOLA&THE ORIENTAL MACHINEのライブを見る。
新メンバーのNARAHARA君は実は僕が紹介したんですよ、へへ。

新編成になって初めて見たのですが、最高です。
フィジカルに技術的に優れたメンバーが同期を取り入れるのはYMOでも分かるように、驚くほどのケミストリーを起こします。
さらに流行りのエレクトロやりました的なものではなく初めてロックで同期を取り入れたTHE WHOの「BABA O'RILEY」まで感じさせる奥行きは流石です。
やればなんでも出来る天才、アヒト・イナザワのパフォーマーとして魅力も最高です。アルバムも良いですが是非ライブを見て下さい。

松尾スズキ・プレゼンツ「美しい男性」のDVDを見る。
最低で最高です。でも結婚式とかで出演者は、このビデオ見せられたりしたら、どうなんでしょうね。実は一人仕込もうと思って面接まで通ったんですが、諸般の事情で彼は採用されなかったんですが結果としては良かったです。
これの次回企画は「美しい女性」で正常な男子としてはやって欲しいんですが松尾さんどうですか?


デモを聞いて面白かったバンドを見に行ったのですがなんとキーボードがメンバーのお母さん。もう世代的にはありえますよね。
MCのバックでSE的に弾いたりしてました。
1曲プログレみたいな曲があったのですが、お母さんの趣味なんでしょうか?

TV Brosの細野晴臣さんと細野源君の連載対談で細野さんが「音楽は発明だから」という発言。
そうその通り、僕の所に月1000くらい来るデモのほとんどはモノマネ自慢でしかないです。
新しい音楽を「発明」してくれないとプロにはなれないとうのを分かって欲しいと思います。

気持悪いジャケ・チャート1位です

2009年07月14日 | Weblog
ふとした縁で歌を歌いたいという某グラビア・アイドルと食事。
ハスキーな声で、年も24才なのでSADEみたいな事やるのは今良い感じなんじゃないかとか話す。
さすがに細いなぁと思ってたら、夜は御飯は食べないそうです。だったらタバコは止めましょう。

かって氣志團が豪雨の中でリーゼントが崩れながらも出演したフリーイベント「蓮沼」を見に代々木野外音楽堂。
こういうイベントは素晴らしいとは思うのですが、色々あると思いますが、もう少し音響設備が良いと思います。


色々お世話になっているダイノジのデビュー15周年「人生漫才」を見にルミネ・ザ吉本。
3時間強。やり過ぎ上等ですね。「ロック」と「お笑い」を一緒にしたいという志を持つ者としてシンパシーです。
何でもセブンスター基準で大きさを測るのが面白かったです。



気持悪いジャケって意外にないと思うのですが、どうでしょう?
本人がやりたいとか言ってもスタッフとかが反対するんでしょうね。

気持ち悪いジャケ・チャート1位のduffoのファースト(79年発売、未CD化)を発見。いつも間にか紛失。探したのですほとんど見ませんでした。

79年だと遅れてきたグラムなので売れなかったのだと思います。
セカンドはアンディ・ウォーホールの推薦コメントがついてました。
ボウイ・フォロワーとしてはジョブライアスより曲は良いと思います。
でもゲイリー・ニューマンにはなれなかったんでしょうね。
ニッチ好きにはたまらないアルバムです。

デモを送ってくれた某バンドを見にいったら知り合いの業界関係者がいっぱいいて、なるほどな感じ。










サマソニ・オーディション締め切りました

2009年07月13日 | Weblog
STAIRWAY TO SUMMERSONIC AUDITION 09締め切りました。
本当にたくさんのご応募ありがとうございます。
前回よりWEBからの応募が飛躍的に増えました
audio leaf経由の応募も600を超えたのも驚きました。

スタッフ全員でノミネートのセレクト。
泣く泣く5つに絞りました。

まもなくGreat Huntingのサイトにアップされるので楽しみにして下さい。