音楽にこんがらがって

音楽制作を生業としている加茂啓太郎の日常

公開デモ評議委員会やります

2011年02月23日 | オーディション
もう何回目かよく分からなくなってしまったのですが、応募者のデモをガチで聞く、公開デモ評議委員会、またやります。


日時
3月5日(土)18時半開場 19時スタート

会場
TOKYO CULTURE CULTUTE お台場のゼップトーキョーの上です


ゲスト・コメンテーター

上田健司(音楽プロデューサー)

津田大介(メデァイ・ジャーナリスト)

上田君はゴーイング・アンダーグラウンド、メレンゲといったバンドからパフィー、そして最近はなんと長渕剛まで手がけるプロデューサー。
僕とは古くて、最初に会った頃はまだピローズに居たと思います。その頃は、こんな売れっ子になるとは思いませんでした
氣志團を僕に最初に教えてくれたのも彼でした


津田大介さんはtwitterやウィキリークスなどWEBの最新の話題ではテレビでも最近引っ張りだこですが、
元はバンドをやったり(今も時々)カーネーションの熱烈なファンだったり、
いまや最大級の音楽情報サイトのナタリーの創設メンバーでもあるわけです。
去年EMI50周年記念のオーディションで審査員になっていただき、それ以来お付き合いいただいてます。


それと不詳、私があなたのデモ音源を聞かせていただき、その場でコメントしたいと思います。

去年、これに参加してくれたmizukiちゃんという18才のSSWは今、育成契約を交わしメジャーデビューに向けて活動中です。

ここで認められれば、本当に即デビューの道が開けるのは嘘ではないですし、プロフェッショナルのコメントが人のバンドも含めて聞けるのは相当に良い機会だと思います。

是非、ご参加下さい



 

bloodthirsty butchersの映画を見て

2011年02月07日 | ロック
彼らを初めてみたのは99年のNHK-FMの番組収録でデビュー間もないナンバーガールを共演に呼んでもらったとき。
あの不遜な向井君が妙に謙虚だったのを覚えている。
その時の印象はパンクをルーツとしながらも、それだけでは捕らえられない不思議なバンドだと思った。

リフも無く、コード感がはっきりしないギター、上手いとは言えないが何か耳に残るボーカル、ルートにあまり行かないような落ち着きのないベースライン、もたっているくらいに思いドラム。

その後、ナンバーガールと彼らが2バンドでツアーをやる事になった。

その時はナンバーガールは飛ぶ取り落とす勢いのバンド。人気は正直彼らを上回っていた。

ただ改めてブッチャーズを見た印象は「これは、かなわない」というものだった。

結成24年。初期にドラムのメンバーチェンジ、元ナンバーガールの田渕ひさ子の加入というわずかなメンバーチェンジのみ。

オリジナルアルバムは12枚。

音楽的なぶれは一切無し。


不器用でも、上手く行かなくても、続ける、前進する。

そのエネルギーは何なのか謎は解けませんが彼らのドキュメンタリー映画「kokorono」が現在公開中です。全てのバンドマンは必見だと思います。

そして吉村秀樹ほどの酒が強い人間は見たことがありません。
荒野ニオケルbloodthirsty butchers(CCCD)
bloodthirsty butchers,hideki yoshimura
EMIミュージック・ジャパン