音楽にこんがらがって

音楽制作を生業としている加茂啓太郎の日常

公開デモ評議委員会次回決定です

2010年01月29日 | オーディション
公開デモ評議委員会、次回の開催が決まりました!
日時は2月28日(日)場所はZEPP TOKYOの上のTokyo Culture Culture

ゲスト・コメンテーターは最近は長渕剛まで手がけるプロデューサーの上田健司さんと
プロ・インタビューアーの吉田豪さん そして不肖、私でございます
デモを持ってきてもらえれば、この3人でコメントしていきます。
そして優秀者は、その場でデビューが決まるかも(実際に太郎の「男女」の例がありますからね)

是非来てください

詳細は下記のサイトをご覧下さい

http://tcc.nifty.com/cs/catalog/tcc_schedule/catalog_100127202788_1.htm

神聖かまってちゃんを見て思うこと

2010年01月28日 | 音楽
一部で話題沸騰の神聖かまってちゃんを見る(2度目)

僕が面白いと思うのは、どんなもの(映画でも食べ物でも)分析できないものなのですが、彼らはひょっしたらそうなるかもしれません。

曲自体はポップなメロディー(ホフ・ディランの小宮山雄飛を彷彿)なのに、それを台無しにするような下手&雑な歌と演奏。
ボーカルは、ステージ上では電車で隣になりたくない系の危ない人キャラなのに、ドラムはドジ&バカ&萌え系の妹キャラ、ベースとキーボードは髪は寝癖、服もユニクロ上限のアキバ系。

MCもメンバー思いついて事を全員が適当に話しだし、演奏にその場で駄目だし、ぶち切れ。

僕の見た日は、それでも割りときちんと演奏したらしく、少し前のライブではメンバーがステージ上でもめ出し40分で2曲しかやったとかやらないとか?

わけが分からないのですが、このわけの分からなさは、僕が以前スターリンやじゃがたらのライブに通いつめた時のような魅力があるかも!?

いつ解散しても分からないし、まちがっても一般受けはしないと思いますが、この面白さは当分楽しい。

でもロックのライブを見に行きたいというのは、別に好きな曲が聞きたいとか、そんな事じゃないんですよ、何かをそこの、その瞬間でしか体験出来ない、共有出来ないものだと思います。そういう意味では彼らはキワモノのように見えて、何か本質があるように思います。

怖いもの見たさ、ネタ・レベルでも構わないので一度は見たほうが良いと思います。






告知です

2010年01月25日 | 音楽
Great Hunting Channel 動画アップされました
前回12月6日の公開デモ評議委員会の模様がレポされてます
己の姿はどうかと思いますがローリーさんのコメントが最高ですので是非ご覧下さい。

それと僕が企画にも関わったイベントが今週あります

2010年1月30日(土)渋谷BYG
「楽士夜話」
出演 : 藤原マヒト、福岡史朗、ヨシンバ
open:18:00/door:19:00
チケット前売り¥2,300 + 1オーダー 当日2500+1オーダー

割と大人な感じの夜になると思います。ゆったり楽しみに来てもらえればと思います

以上、宜しくお願いします

今週してたこと

2010年01月24日 | 音楽
音楽制作者連盟の新年会、800人くらいはいるかもしれません。
ここ何年か毎年来てますが、ここでしか会わない人が何人かいます。また来年お会いしましょう。

某ティーン誌の編集部で打ち合わせ、夏から企画し始めたオーディションがやっと軌道に乗りそうです。

Great Huntingの新年会。こんなところに店があるのか?と思うようなところにある赤坂の中華。某イケメン俳優が実はFZK好きだという噂に彼が来るなら働きたいとか、下世話な話に終始。

ノラ・ジョーンズの招待ライブで赤坂BLITZ。
これは素晴らしい。ノラ・ジョーンズはGr(赤のムスタング可愛い)とエレピ。
4リズムにGrとコーラス&パーカッションの女性という6人編成。
これが全員ストイック極まりない演奏。
たとえれば最高級の昆布、鰹節でとった上品な出汁のような演奏。そしてノラのブレスの深いボーカル。至福でした。

機材をチェックしたかったのでキーボーディストのゴメスと終演後見に行こうとしたら警備の人に注意されちゃいました。すいません。

オザケンのいきなりのツアー発表に騒然。当時東京のライブはほとんど行ったと思います。
正月に「痛快ウキウキ通り」のアナログを聞いていたのは何かの予兆なのか!?
チケット取れるかなぁ。。

志村会に顕花をしに中野サンプラザ。PAのMRT君が志村君のライブでの機材を再現してセッテイングしてあるのにはたまらない気持ちになる。残された僕らはあなたの分も一生懸命に音楽に自分を捧げようと思います。

魔界中野ブロードウェイでロバート・パーマーも認めたサンディ&ザ・サンセッツのベーシスト恩蔵隆のソロを見つけるが2900円は躊躇。
デビルマン全巻セット300円は即買い(齟齬が合わないとこも多々ありますが40年前の作品とは思えません)
意外にないTom Waits(不毛地帯効果?)の未聴LP「Rain Dog」を購入。これはやはり名盤ですね。

下北沢THREEでGreat Hunting NightVOL8。
出演者の方、お客さん本当にありがとうございました。デモをお持ちいただいた方もありがとうございます。追ってコメントお送りします。
出てくれたパスピエの成瀬君に野宮真希の「ピンクの心」聴いてるのなら平山みきの「鬼ヶ島」と真鍋ちえみの「不思議・少女」も聞いたほうがよいとか話す。

KUMAMI君と久々に飲む。スランプもあったみたいですが今は極めて前向きになっていて良かったです。見に行くというシェリル・クロウとなぜかジョイント・ライブのジャクソン・ブラウンについて予習すべき曲など話す。

映画「かいじゅうたちのいるところ」を見る。
「基地」「怪獣」「戦争ごっこ」「ジオラマ」男の子好きなもの満載。自分も色々思い出しました(怪獣の着ぐるみを母親に作れないかと聞いた事とか)
絵本原作という事で子供連れのお母さんが何人かいましたが、これは分からない(母親が新しい恋人と良い感じになったり)と思います。

映画「ライブテープ」を見る。
前野健太というカルトSSWが若干のインタビューはあるもののワンカメ、ノーカットで演奏シーンを追いかけるというもの。
不思議に退屈でせずに引き込まれるのは前野健太に捕まえようとして逃げてしまう不思議な魅力があるということなのかも?

ウルフルズの商店街を行進するところを同じくワンカメ、ノーカットで撮影した傑作PV「すっとばす」も思い出しました。










見たものライブと映画

2010年01月19日 | 音楽
YOLZ IN THE SKYを渋谷O-NESTで見る。
彼らは何故か拙宅に遊びに来た事があります。
久しぶりに見ましたが、P.I.Lのファーストを思い起こさせるミニマル・ビートに金属の軋轢音のようなギター、ブルース・リーの掛け声のような声でサビもAメロになく歌い続ける
ボーカル。
かっこよすぎ演奏にだんだん引き込まれて行くサイケデリックな体験かも。

久しぶりに見たMASS OF THE FERMENTING DREGSも重心がぐっと下がって腰に来る感じのグルーブでした。

DRY AS DUSTを渋谷LUSHで見る。1曲1曲は本当にカッコいいんだけれど、ライブ全体で客を巻き込んでいくグルーブが出れば最高なのにと思う。期待してます。

品川ステラ・ボールでYEAH YEAH YEAHSを見る。
某インディ系映画会社の社長さんとばったり(ストラングラーズが一番好きという人で79年来日公演のラジオ音源をコピーしてあげました)
一緒に某俳優さん。ズットズレテルズが良いとか意外に詳しくてびっくり。
YYYSはNYのアート系バンドなんかじゃないですね。
ギターはともかく、ボーカルの女子は
基本、Let'Pary,Get wild,Go Crazyな感じです(だから売れたのかもしれません)
それはそれで楽しかったです。

映画「アバター」で3D初体験(今年映画4本目)
これ2Dで見たら新しさの欠片もない駄作ですが3Dなら最高でした。
IONIZATION
YOLZ IN THE SKY
Pヴァイン・レコード

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浅川マキさんの事

2010年01月18日 | 音楽
東芝EMIに入社した時、新人プロモーターの僕は「本当の浅川マキは理解されていない!」と憤り、一生懸命プロモーションしました。

マキさんに初めて会ったとき「面白い新入社員が入ったって聞いてたから」と言われて少し嬉しかったのを思い出します。

六本木のお宅にお邪魔して深夜(早朝)まで酒も飲まず、どういう音楽が素晴らしいのか(一拍の深さについて)どういうミュージシャンが素晴らしいのか(曲を小節で数えるのは二流)など教えてもらいました。
マキさんはジャズ(時には美空ひばり)のアルバムをかけて、「このフレーズのタイム感の素晴らしさは加茂さんは分かる?」と教えてくれました。

ベテランも新人も関係なく良くないものは良くないと言い、良いと思った物は褒める姿勢、自分もこうありたいと思いました。

僕もマキさんが知らないであろうアルバムを持っていって聞いてもらいました。
あぶらだこを聞いてもらった時「こんなブレスの深いボーカルは滅多にいない」と絶賛してくれて、ライブまで見にいった彼女は「帰って来い、あぶらだこ」と歌いました。

小沢健二を聞いてもらったときは「歌が下手と言われると思うけど、このボーカルは実はすごい、サウンドは悪くないけどベースが少し残念だ」と言われました。ナンバーガールのアルバムを聞いてもらったの事もありました。感想は記憶にないのが残念です。

大晦日も池袋の文芸座で何度もすごしました。

一本の取材も徹底的にこだわるマキさんの現場は大変でしたが、自分をいかに誤解なく伝えたいかという迫力には圧倒されました。

良いギターはいないかと相談されてルースターズの下山淳さんを紹介したら「彼は世界レベルだよ、山内テツとやろう」と言って実現したライブは今も耳の中で鳴ります。

書けないエピソードは数限りないです。
正直面倒くさいと何度も思った事は何度もありました。でも、自分を削ってもかける、そのこだわりの強さ、音楽への誠意には何度も襟が正されました。「アンダーグラウンドでいる事がどれだけ大変か分かる?」と言われたときは心が震えました。

去年の年末の新宿ピットインのライブを久しぶりに行こうと思っていたら志村君の訃報などもあり行けなかったのが悔やまれます。

こんな本当の「歌」が歌えるボーカリストは滅多にいないと思います。
これだけ音楽のために一切の妥協をしないアーティストを僕は他に知りません。

ご冥福をお祈りしたいと思います。




今年の目標?

2010年01月16日 | 音楽
映画を劇場で50本見る(去年は24本)(月4本強でクリアーですが、すでに今日現在3本見ました)
フランク・ザッパのアナログLPを月に一枚買う(何年でコンプリートですか?)
体重を60キロ代をキープする。
ジムに週2回行く。
週に1冊は本を読む。
酒の量を減らす(2年間1日も抜いてないです)
ウイッシュ・ボーン・アッシュ、ナザレス、ステータス・クォー、ブルー・オイスター・カルト、デニムとか微妙に聞き逃したアーティストを聞きなおす
ワインで記憶喪失にならない。
ギターと英語はこれ以上上手くならないですが、がんばります。
ここ5年のヒット・ソングでカラオケの十八番を作る。
ムーン・ウォークを出来るようになる。
モノマネを何か出来るようにする(ずっと言ってますが)
「空耳アワー」で採用される。
中性脂肪を下げる(健康診断の他の諸々は全く問題ないんですが)
米を鍋で炊けるようにする。
夏フェスで上半身裸になれるようになるというのは諦めました。
外国にどっか行く
本格的自転車に乗る、サーフィンにとりあえず行ってみる。

あくまで目標という事で。



イタリアン・プログレ

2010年01月15日 | 音楽
買うかどうか悩んでいたイタリアン・ロックの研究本「イタリアン・プログ・ロック(640ページCD付き6000円)を購入。

ここまで詳しいイタリア・プログレの情報は要らないのですが、この手の本は初回のみで絶版になるので、「買う後悔」と「買わない後悔」のどちらかを選ぶのであれば「買う後悔」を選ぶポリシーに従いました。
イタリアは70年代プログレが大量発生し80年代には何事もなかったようにすっかり消えました。日本の60年代のGSみたいなもんですかね。

ミラノ生まれ&育ちの22歳の日本人男性SSWにあったのですが、今のイタリアには、そういうプログレ・バンドはまったくないそうです。

デザインの国なのに、このジャケの微妙なキモダササは音も含めてたまらないものがあります。
元はイタリアの本なので翻訳のレビューもざっくりしていて「特に聞く価値はない」と書いてあったりするもの面白いです。

下北のビレバンで映像がモニターされていてつい「Peeping Life」というアニメDVDを買う。

「おでかけバカップル」「合コンだだかぶり」など日常のありそうな出来事が脱力気味に
描かれたます。クドカンにも近いセンス(声優の声も似てる気がします)を感じますが、かなり可笑しいです。面白がれるものが増えて嬉しいです

Peeping Life(ピーピング・ライフ) -The Perfect Edition- [DVD]

コミックス・ウェーブ

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日記風に色々

2010年01月13日 | 音楽
下北沢シェルターに向井秀徳アコースティック&エレクトリックを見に行く。
ZAZEN BOYSではやらない「TATOOあり」などナンバーガールの曲が聴けてじんわりする。
5月8日九段会館でワンマンだそうです。

なぜ「くそ映画は存在するのか」というような話題で盛り上がる。2軒目行って帰ったのですが、夢で3軒目に行って続きを話す夢を見る。どんだけ楽しかったんだという話。

The SALOVERSのデモのレコーディングで三茶のクロスロード・スタジオ。
始まってしまえばする事もないので、初めて入ったんですが、昭和40年代の映画のセットと間違うようなレトロな映画館三軒茶屋シネマで見損ねた「ディア・ドクター」を見る。
ガラガラで見るのも風情だろうなと思ったら半分くらい入ってました。


鶴瓶が偽医者という役者にぴったりすぎ。
最後はストーカーか!?というのは微妙な後味ですが、老いらくの恋というのもテーマなんですかね。

この映画館で40年代の映画を見たらタイムスリップして最高だと思うのですがどうでしょうか。