音楽にこんがらがって

音楽制作を生業としている加茂啓太郎の日常

SEEDAのアルバムは非ヒップホップ・ファンにお勧めです

2012年03月19日 | 音楽
SSEDAのニューアルバム『23edge』最高です



僕とヒップホップの関係を振り返ると、
基本的に新しい物好きなので、RUN DMCの初来日は行きました。
バンドが無いのに、チケット代、高過ぎと思いました
映画「ワイルドスタイル」も劇場に見に行って植木等さんの取材に遅れて
「レコード会社の人間は取材の30分前には来るもんだ」と怒られました。

大ファンの近田春夫さんがプレジデントBPMでラッパーに、そして生ヒップホップ・バンド、ヴィブラストーンを結成しヒップホップに傾倒している時、ライブは通っていて最高でした、

スチャダラパーはヒップホップというより渋谷系の流れとして聴いていました。

洋楽のヒップホップはパブリックエナミー、デラ・ソウルで止まっていますね。
エミネムやギャングスタラップ系は、僕にはリアリティは持てず疎遠でした。
カニエ・ウェスト系のセレブ系ヒップホップも情報としてチェックした止まりです。

90年代後半からの日本のJポップ系ヒップホップ、KICK THE CAN CREW、RIPSLYME,ケツメイシは、あくまで情報、あるいはヒットソングとして聴いたという感じです。

ブルーハーブやライムスターは聴いていましたけれど、ヒップホップというより時代のメッセージを感じたいという気持ちで聴いていました。

そんな感じなので、年を経るごとにヒップホップから離れて行ったという事かと思います

聴かない理由は分かっていて、自分が基本的に好きな音楽は「コード進行が複雑で、リズムもシンコペーションを多用しながらも
メロディーはポップだけど、ひねくれていて複雑なコーラスがあればあるほど良い」というもので例えると、スティリー・ダン、トッド・ラングレン
プレファブ・スプラウト、XTC、カエターノ・ヴェローゾに代表されるブラジルのMBPもの、日本だと冨田恵一ワークスなどです。

なので、コード進行の面白さ、基本的にメロディーがないヒップホップは僕の好きな音楽の対局とも言えるわけです。

後は日本ではB-BOY的なイメージが日本のヤンキー的なカルチャーと親和性を持って外部の人間がアクセスしにくい村社会になっていったのも自分とは距離を感じた理由かと思います。

最近、磯部涼さんという音楽ライターが買いた「音楽が終わって人生が始まる」という本を読みました。

これは音楽を紹介するというより音楽を通して今の日本社会のリアルを伝えているものだと思います。

凄く面白く読んだのですが、ここにSEEDAというラッパーのインタビューやレコードレビューがかなりのページを割かれて書かれていました。

彼は80年生まれ、3歳から12歳まではイギリスなどで海外生活し
帰国後はドラッグ・ディラーなども行いながら生活99年のアルバム・デビュー
現在までに10枚のアルバムをリリース。
ヒット・チャートにあがる訳ではないですが、ヒップホップ界のメディアからが高い評価を受けてきました。
最新の2枚はEMI Music Japanからリリースされています。

この記事で興味をもって不勉強ながら初めて聞いたのですが、今まで聴いたことがなかったのを後悔しているくらい良いです。

まずスムースなトラックはリズムだけではなく絶妙なコード感があり、ラップもスムースでメロディアス。
ラッパーだけではなくシンガーとして通用するスキルが彼にはあると思いました。
リリックもヒップホップにありがちな俺自慢、世の中ディスとかのクリシェだけではなく、今の日本に生きる矛盾と不条理、閉塞感と希望が文学性を十分に感じさせるものです。

聴き方のよってはヒップホップというより、ヒップホップ度を高くしたセンスの良い新しい都市型ポップスと解釈出来るようにも思います。


音楽性ではなく、この都会的でクール、スィート&メローだけれどビターな味わいは、ヒップホップというよりSADEや、ロキシーミュージックの大名盤『アヴァロン』裏名盤ピチカートVの『ベリッシマ』などを思い浮かべてしまいます。


SEEDAのニューアルバム『23edge』ヒップ・ホップリはちょっとと思っている方にもお勧めです。

Great Hunting Info
オーディション、イベントの最新情報はこのサイトからチェックして下さい
http://www.great-hunting.com/

23edge
クリエーター情報なし
EMIミュージックジャパン

細く長くと太く短くの中間くらいですね

2012年03月14日 | 音楽
3月8日
奈良の高校2~3年のバンドAge Factoryのレコーディングでいつもの三茶クロスロードを除く。良い感じ。
サーストン・ムーアも来たというカルト・レコ屋『フジヤマ』をのぞくがまた休業。
潰れないでほしい。
Flip Noteものぞく,収穫は無し。タモサンと長崎出身ザゼン・ボーイズ柔道2段松下敦も絶賛の來X3でちゃんぽん

3月9日
FBで20年ぶりで再会したキーボードプレイヤー岩崎工さんと打ち合わせ。
色々やってたんですね。あのシェルターのSEX(バンドの名前ですよ)のライブは最高でしたね。

the peggiesのライブでチェルシーホテル。
ハム太郎?での振付のオープニングは驚きました
親御さんに挨拶。そういう年ですからね。

3月10日
The SALOVERSのライブで赤坂BLITZ Age FaCtoryのライブで渋谷LAMAMA,
KUMAMIのライブで代官山晴れ豆
ライブ3本立て。もうぐらぐら
中目黒銀座の殿金でホッピーで酩酊


3月11日

ジムでワイアー・トレーニングに初挑戦。これはきついです

映画「SHAME」タブーに踏み込んだとも言えるけど、ユーモアがないかなぁ。
イマイチ感情移入出来ずだけど、悪い映画とも言えない不思議な余韻。
監督の偏愛は感じます。そこかな。


3月12日
京都のMOJOというライブハウスが地元のバンドを連れてきて東京でプレゼンするイベント「鯉の滝登り」VOL3を見に、渋谷屋根裏。
他のエリアのライブハウスの方にも是非やって欲しいと思います

3月13日
GOOD BYE APRILのアーティスト写真撮影でLDKスタジオ。カメラはドットでおなじみの橋本塁さん。ビートルズのラバーソウルと同じ立ち位置で撮るというのを終わってから思いついた。残念。でも良い感じ

the peggiesのゆうほちゃんが渋谷gee geeで弾き語り。
16才、制服のまままで。拙いんですが、彼女は「持ってる」というのを本当に感じさせます。
某専門学校のプレゼンテーションライブで原宿クロコダイル。
学生の頃、出た事あるんですがリハを適当にやったら店長に「出なくていい、帰れ」と言われた事あります。
雰囲気は最高なんですが苦言を呈すると音が良くなかったなぁ。
ちなみに御付き合いいただいている教務課の江蔵さんは元ピンナップスのギターですね。

3月14日
Great Hunting Night VOL29を初めての小屋の渋谷エッグマン。
ここは最初はコロンビア・レコードが立ち上げたんですね。1階が東芝EMIが経営していたレコ屋があったことなど今は昔。

the peggiesのお客さんは親御さんが多く、発表会みたいでした。
100均で買ったホールのたくあんを齧るパフォーマンスは意味不明ですが、こういう想定外の事は全然ありです。
ポニーテイルスクライムも確実に良くなってた(もっと客呼べ!)


3月15日
KUMAMIとギタリストのセッション。
空間系を使うか、使わないかで今のギタリストは二手に分かれますね

田中茉裕のライブで代々木ザーザーズー。小屋にキーボードが当然あるものと思ったたらなくバタバタ。
新曲が素晴らしすぎ。
でも短い出来たから突然1曲増やしたり、使わないと約束した譜面台を急にリクエストしたり、相変わらずのマイペース。

3月16日
アーティスト専用に貸し出したいというたまプラーザのシェアハウスを見に行く。
部屋は6畳。共有スペースはミュージシャンに向けに音楽室や防音室も完備。
キッチンも広く、ピザの窯も完備。リビングもアンティークの家具でお洒落。
身体一つで入居出来て敷金礼金なしで、ひと月総額58000円は安いと思います。
同行したミラノ生まれミラノ育ちのSSW Ryu Matsuyama
はイタリア語講座を開く事を条件に入居を決めてました


話題の空想委員会を見に渋谷クロウル
音楽的のアジカン以降の型だってけれど、パフォーマンスやMCに工夫してるのが感じられて良かった。「アンケート書いて下さい」「物販があるんで見てってください」とか
クリシェのMCとか言われると、それだけでマイナス20点なんです


3月17日
ビクターのディレクターだった寺田さん(テーラー)を送る会でビクタースタジオ
ARB, レピッシュ、COCCO等を担当されていました
友人と呼べるほどの関係ではなかったですが、同じ世代のライバルだったと思います。
月並みですが色んな人に愛されてたんだなぁと思いました。
ご冥福をお祈りします。

話題のバンド、さめざめのワンマン・ライブを新宿マーズ。ソールドアウト。
歌の世界感に比べるとあっさりめな印象ですが、ここまでセックスに踏み込んだ歌詞を
歌う女性ボーカルは日本では初めてだと思います。

そのまま新宿で中華。紹興酒で酩酊。要らない事までしゃべりすぎたかも。

3月18日

ジムでトレーニング。ここ10年は週2回は行ってるんですが痩せもしないし、筋肉も付かないんで何か考えたほうが良いかもですね

映画「ヒューゴの不思議な発明」
上品な3Dの使い方はさすがスコセッシ。
後半「あれっ、こんな話だっけ?」という展開はありますが、見るべき映画ではありますね。
強いて言えばクロエ萌えが、もう少し欲しかったですね


















































ラブテスター

2012年03月08日 | 音楽
3月3日
誕生日でした ザ・コレクターズのリーダーの加藤ひさし、U2のボノ、CKBの横山剣、氷室京介が同い年ですね。
KUMAMI君とかベボベのホリ君とかパーティに来てくれて嬉しかったです
知らない間に落ちてました

でも一番嬉しかったのは「池袋交差点24時」でのラブテスターのついてのPメイルが
読まれた事ですね
さらにこれの現行モデルがある事もしりびっくりでした。


3月4日
代官山ループで知り合いに紹介されて女性SSWのライブ。
良い物はもってましたが、そこそこ上手い、可愛いくらいでは難しいですよね

映画「ヤングアダルト」 「ジュノ」「マイレージ・マイライフ」というアメリカの歪んで
ファニーな日常と言う事なんでしょうが、主人公がなんで元彼ににいきなり執着しだすかが
分からないですね。面白いとこも有りますけどね。

三軒茶屋のスタジオファミリアというところで弾き語り系SSWのイベント
初めて行ったのですがリハスタというよりほぼライブハウスですね(バーカンも厨房もあります)良い感じ

AKB48のドキュメンタリーを見に行く。噂に違わぬ面白さ、別にファンではないので
ジャンケンでのセンター決めとかは要らないですが、完全にトップアイドルが様子がおかしくなるシーンを公開するのは画期的だと思います


3月5日
高校1年の女性SSWとMTG.今のエレクトーンってかってにアレンジしてくれるそうです。歌詞がまだまだなには仕方がないですね。初期ユーミンを彷彿とさせるので期待してます。

夜は井口昇監督の「ゾンビアス」前作のザボーガーが期待外れだったのですが、これはZ級の悪趣味映画で最高。監督以下スタッフがゾンビメイクして、客を脅かすという演出?も最高でした。

3月6日
尚美学園の発表会でO-WEST、。女性SSW一人で、男女混合のトリオバンドが良かった。
ミュージシャンなどのアーティストに向けてのシェアハウスを運営している方と食事。
スタジオもついてます。東京で一人暮らしは30万くらいは初期費用かかりますからね。
ここなら15万で大丈夫です。場所もたまプラザだし、お勧めです


3月7日

古市コータローさん達と今年初めての裁判傍聴。

検事に覚せい剤仲間の彼女と絶縁を迫られても断った男が面白かった

後は美人過ぎる裁判長(伊東美咲 似)
萌え系検事の声優トーンで「ごめんなさいっ(語尾を上げる)ていう気持ちはないんですか?」ていう被告への追及も良かった。

大当たりではなかったですがコータローさんもまたすぐ行きたいと言ってくれました。



田中茉裕ちゃんのデモのレックをLDKスタジオ。
3曲。神ががってきたかも。
ドラマーを呼んでセッションしたのですが、まだ難しいですね。諸々

メイプルハウスでRyu Matsuyama君のライブ。

急に色々進展で、良かった

the peggiesのゆうほちゃんの弾き語り、良い曲書くじゃんと思って聞いてたら
途中でバンプの曲だと分かり、少しがっかりだけど16才で、このたたずまいはなかなかだと思います。

夜は学芸大学でお気に入りのさいとう屋で飲み。
コータローさん憧れで、「俺は箸は割らないよ」と言ってみたのですが無理でした





ブログ書きます

2012年03月03日 | Weblog
ブログ、全然書かなくなってたんですが、自分の記録として週一は書こうと思います。
なので時々読んでください(後、さすがの父親もツィッターまではギリギリついてきたのですがFBまでは無理だったらしく、ブログは見てるので)

2月25日
ハナエちゃんのお茶会@渋谷ミルクカフェ
ヨーロッパでファンシーで少しゴス。
美的センスが徹底してる彼女の世界観のまま

ミニライブがあって弾き語り1曲。

かなり上手くなってましたね。個人的のはライブやって欲しいです

夜はポニーテイルスクライムのライブで学芸大学メイプルハウス。クリフハンガーのようにジリジリと良くなってます。

2月26日

原宿ガールハンティングで来てくれた15才の女子の面接
踊りと歌は抜群。でもこれだと、ただの子供芸なので、どう化けてくれるかですね
夜は連日のメイプルハウスでRyu Matsuyama君のライブ


2月27日

憧れのザ・コレクターズの古市コータローさんとライターの佐々木美夏さんの紹介で
ブクロ飲み。ダイチャンも緊張しまくり。

「女とは寝ても眠るな」とか「飲みやで俺が箸割るのを見た奴はほとんどいない」とか
「20代は毎晩、日本酒,一升飲んでた」とか本当に楽しすぎました
上はその時の写真です(横向きですいません)



2月28日
Great Hunting Night VOL28@メイプルハウス

女性SSW5人に出てもらったのですが、この手のイベントに来る40~50代の
男性ファンのマナーがひどいです。
彼女たちに空気読まない話をずっとして、女の子話したいならキャバクラ行けっていう話ですよ。

2月29日
東京事変のラストライブ@武道館
素晴らしい。
お金もかかってますが、センスも素晴らしい
人生ベスト5に入るライブ体験でした


3月1日

REVOLUTION ROCKの優勝バンド the peggiesと打ち合わせ
学校のテスト終わりで制服で来てくれました

夜は70年代からある六本木の一億という創作ダイニング。
美味しいんですが古い店は換気が悪く、常連がスモーカーという場合が多く
困ります。飲食店が終日禁煙にいまだにならないのは何か行政に圧力がかかってると思います。
会員制のバーからもう一軒。へべれけでした。

3月2日
雑誌ウレぴあから人生に影響を受けた3冊をあげて下さいとアンケート
悩んで原稿書きました

ジム行こうと思ったら休み、行こうと思ってたうどん屋が臨時休業とぷちアンラッキー
下北沢ディスクユニオンでダムドの1stの東芝EMI盤が89800円!で売っててびっくりでも買う人がいるからこの値段なんでしょうね。この盤のディレクターが僕の上司だった事があるんですが持ってないですかね


GOOD BYE APRILのライブで下北沢ガレージ。
新曲の構成についてメンバーと諸諸、良い作品になると思います
プレゼントもどうもでした(まぁ、はかないですが)
たまたま来てたBaseBallBearの堀之内君とサシで久しぶりのトラブル・ピーチ
誕生日イブという事で彼に初めてごちそうになっちゃいました。