音楽にこんがらがって

音楽制作を生業としている加茂啓太郎の日常

公開デモ評議委員会やります

2011年02月23日 | オーディション
もう何回目かよく分からなくなってしまったのですが、応募者のデモをガチで聞く、公開デモ評議委員会、またやります。


日時
3月5日(土)18時半開場 19時スタート

会場
TOKYO CULTURE CULTUTE お台場のゼップトーキョーの上です


ゲスト・コメンテーター

上田健司(音楽プロデューサー)

津田大介(メデァイ・ジャーナリスト)

上田君はゴーイング・アンダーグラウンド、メレンゲといったバンドからパフィー、そして最近はなんと長渕剛まで手がけるプロデューサー。
僕とは古くて、最初に会った頃はまだピローズに居たと思います。その頃は、こんな売れっ子になるとは思いませんでした
氣志團を僕に最初に教えてくれたのも彼でした


津田大介さんはtwitterやウィキリークスなどWEBの最新の話題ではテレビでも最近引っ張りだこですが、
元はバンドをやったり(今も時々)カーネーションの熱烈なファンだったり、
いまや最大級の音楽情報サイトのナタリーの創設メンバーでもあるわけです。
去年EMI50周年記念のオーディションで審査員になっていただき、それ以来お付き合いいただいてます。


それと不詳、私があなたのデモ音源を聞かせていただき、その場でコメントしたいと思います。

去年、これに参加してくれたmizukiちゃんという18才のSSWは今、育成契約を交わしメジャーデビューに向けて活動中です。

ここで認められれば、本当に即デビューの道が開けるのは嘘ではないですし、プロフェッショナルのコメントが人のバンドも含めて聞けるのは相当に良い機会だと思います。

是非、ご参加下さい



 

ベトナムに行ってきました

2011年01月11日 | オーディション
1月3日から10日の朝までベトナムのホーチミンに行って来ました。
理由はASEN GOLDEN MELODIESというホーチミンテレビ主宰のアセアン加盟国のベトナム、ブルネイ、マレーシア、インドネシア、タイ、シンガポール、フィリピン、カンボジア、ミャンマーの歌手が出演して、優勝者を決めるコンテスト番組(去年はタイでやったそうです)の審査員。
それにゲストとして日本からKUMAMIとAnnabel Yuu。


一言で言うと日本の常識から考えると滅茶苦茶です。

まず何故日本を代表して僕なのかというのが謎ですが、知り合いの知り合いが知り合いだったからくらいな感じです。

スケジュールが決まったのも12月20日過ぎ。
エアーのチケットが来たのは27日

スケジュール
4日 記者会見&パーティー
5日 リハ&FOLK SONG部門放送(各国の自国の言葉で歌う)
6日 OFF 市内観光 収録あり 後で謎が解ける凄い事あり
7日 リハ&POPULAR SONG 部門収録(英語の曲、基本カバー今風R&B)
8日 受賞者発表収録
9日 帰国 


書き連なると

*台本が無い(少なくとも僕と出演者には渡されない)

*生の本番が押す&終了時間もアバウト。8時半から22時の間に収まればいい的な感じ

*フロア・ディレクターも居ない、生放送で誰もキュー出さない、MCはモニター見てCM見ながらあけたと思ったら話し出す。

*直前でスケジュール&内容、変わりまくり。

*曲は任せるから明後日、日本人二人デュエットしてと無茶振り。

*8人くらいダンサーが歌中でからむけど、フォーメーション打ち合わせなし(でも出来る!!)

*本番中、審査票に何人かシンガーの名前なし

*本番中にベトナム審査員がオタ仕様なカメラでシンガーを撮りまくり

*別の審査員は本番中に携帯だしてかかってきたら出て普通な感じ

*基本は生バンド(ドラム、ベース、ギター、キーボードX3,
弦X2、管X2)がいるけど、あんまり曲を覚えてないのでリハで、その場でCD聞いてコピー(適当に)

*日本語の通訳は居るからと言ったのに居ませんでした。

*大雑把なタイムテーブルしかないから1時間リハする奴がいたりする(誰も止めない)

*番組で英語でコメントしてくれと言われてテンパる、それが生放送のインタビューになり、これは放送事故になると思って、さらにテンパるが結局無し(良かった)

でも彼らは、それが当たり前だから悪いと思ってないから怒りようがないんですよ。
本当に一生懸命だし、何か言うと誠意をもって対応してくれるから怒りようがないんですよ。

特に審査員は特別らしく、食事、移動、ホテル、諸々のケアーはVIP待遇。

そんなにしなくていいからというくらいの気遣い。
ツゥリンちゃんていう大学出たばかりみたいな女の子が僕のアテンドなんですが、一生懸命なまった英語(ジャパンがザパン)で話してくれるんですが、萌えちゃいますよ


携帯を実はすられたんですが、これは絶対出てこないだろうと思う人込みのマーケットで一生懸命探してくれたりとか。

さらに恐ろしいのは結局トラブル無く3回の生放送が終わったという事ですね

but...Life goes on
KUMAMI
EMIミュージック・ジャパン

公開デモ評議委員会開催です

2010年11月29日 | オーディション
公開デモ評議委員会、というのが、どういうものか基本的に説明すると、プロを目指すアマチュア・ミュージシャンはオーディシヨンの優勝、ファイナリストまで行ったら、自分の作品がどうなのか、聞く事出来ますが、そこまで行かない人は「実際、自分の音楽はどうなのか、可能性はあるのか?」とか音楽関係者に聞く事は出来ないです。

それをやってみたら面白いのではないかと思って始めました。

実は、こんなに続くとは思ってなかったので何回目か忘れてしまったのですが20回くらいはやってると思います。

前回はEMI Music 50周年記念という事もあり、亀田誠治さんと箭内道彦さんでやったのですが、実はやるほうも大変で、終演後、箭内さんからは「もう2度とやらない」とお言葉をいただきました。

でも、ここで認められばデビューへの最短距離である事は事実だと思います。


次回は12月4日(土)場所はお台場ゼップ・トーキョーの上のTOKYO CULTURE CULTURE
コメンテーターはミュージックマガジン(最近一番面白い音楽専門誌だと思います)の編集長の高橋修さんとREVOLUTION ROCKの審査員にも参加していただいたフォトグラファーの橋本塁さん、それと不肖私です。

詳細は、ここをクリックしてください

自信のデモ音源をもって是非ご参加下さい






箭内道彦さんと仕事して

2010年10月23日 | オーディション
EMI創立50周年記念のオーディションをやったらどうだという話になり、何か面白い事が出来ないかなぁと今年の春ごろに、ぼんやり考えていたら「箭内道彦さんと何かやれれば面白いかも」と閃きました。

僕が箭内さんの評価は全く駄目か、最高かどっちかな感じでした。
サンボマスターの安めぐみが出てくるMVとか、これは無しだろう、と思いました。

長澤まさみが主演する不二子藤雄の「未来カメラ」の実写版を見て、この演出は天才過ぎる(必見、まさに目から鱗)と思いました。

フリペの「風とロック」も毎号チェックしてますが、すごいと思う号もありますが、なんだかなぁ?と思う号もありました。でも僕はホームランか三振なのが本当の天才と思ってます。

ただ、この人は音楽が本当に好きなんだろうというのはいつも伝わってきました。

音楽でも駄作があるのが本当の天才(二ール・ヤング、細野晴臣とか)だと思っているので、ずっと気になっていて、いつかお会いできるだろうと思ってました。

睡眠時間2時間半日本で一番忙しい男と言われるだけあって、最初は仙台のアラバキ・ロック・フェスに行っているので、そこで会いましょうと言われて、行く準備を全部整えたら、都内で時間が取れたので事務所に来てくださいとの事。
オーディションの大体の趣旨を説明した後に箭内さんから「無茶振り出来る関係が良い関係だと思うので無茶振りして下さいね」の一言。ちょつとくらっとしました。

アラバキフェスではお互い酔っ払ってた感じで交歓。

デザインが上がってきた時、特にコピーのお願いはしてなかったのですが「轍を行くな、轍を作れ」の一文。これもまさに全てのアーティストが肝に据える名言。

公開デモ評議委員会での珠玉の一言は「僕も同じ意味で逆の事言いますけど」これは煙に巻く的なニュアンスのありますが何かの本質がありますね。

そしてREVOLUTION ROCKのファイナル・ライブ審査で迷いに迷った発表の前に「基準を変えれば皆、優勝です」と一言。

箭内さんて実はクリエイティブ・ディレクターとかではなく言葉の天才かもと思いました。

そんな言葉がこの本には沢山つまっています。
色んなヒントがつまっています。読んで欲しいです

871569
箭内 道彦
講談社

ファイナリスト決めました

2010年10月11日 | オーディション
10月15日のFINAL REVOLUTIONに進む5アーティストを決定しました。
これは各審査員のコメント(宇川さんのだけ間に合わず)を審査委員長の箭内さんに参考にしていただき、ノミネートの20アーティストも聞いていただいた上で5つに選んでいただきました。

そこに対して僕は一切意見は言いませんでした、上がってきたアーティストがあまりに審査員や僕の意見と食い違ったものであっても、それは箭内さんの意見なら、それはそれで良いか、あるいは自分の意見も言うべきかは悩んだのですが、電話口から聞かされた時は、僕のイメージと違いはなかったので安心しました。


股下89という、それなりにライブハウス・シーンでは名が知られ始めたバンドから田中茉裕ちゃんという人前で歌ったことがない子もいます。

けものは、ほぼプロと言ってもおかしくないキャリアです。

まぁ、ハンディも体重差もない、無制限は格闘技といったところでしょうか。

どのアーティストの普通のライブではない緊張感でステージに臨んでくれるのではないでしょうか。

ゲストバンドの 水中、それは苦しいは僕が個人的に多くの人に見て欲しいと思っているので出てもらう事にしました。

箭内さんもいますし、亀田誠治さんも自分から率先して行きたいと言っていただきました。

10月15日(金)渋谷Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE18時半開演  入場無料(ドリンク代必要)なので
これは是非来たほうが良いと思います。





REVOLUTION ROCK一次審査発表しました

2010年10月01日 | オーディション
9月13日に締め切り、約2500の応募があった中から20には私とスタッフでまずは2週続けて週末も会社でデモを聴き続け一次審査通過20アーティスト絞らさせていただきました。


正直言ってしまうとデモの70%は気持ちは分かるけれど作品的にも技術的にまだアマチュア・レベル。
29%はまだ何かを真似ている範疇を出ていない(あるいは真似をする事がゴールになっている)1%に確信は持てないが可能性を感じるものがある、という感じです。

デモの段階(あるいはバンド結成して直ぐ)から可能性と完成度を感じさせたのは僕の経験ではブルーハーツ、BJC、スーパーバタードッグ、レミオロメン、相対性理論といったところです。

完成度を優先するか、可能性を優先するかでは可能性を優先させました。

ジャンルもバリエーションが欲しかったので、そのジャンルで良かったものを優先したため涙を呑んで落として人たちもいました(でも追って連絡したいと思ってます)


残念なのは、この短時間ではライブを見れないこと、動画で雰囲気が分かるアーティストはいましたが引きの固定カメラでは判断出来ないです。

遠方のバンドも含めてライブがあれば見に行きましたが、ライブ予定の無いバンドはリハスタに来て演奏してもらい、それも出来ない人は見た人を探して話を聞いたり、信頼出来るは現地の知り合いに見に行ってもらったりして何とか審査の精度を少しでも高める努力をしました。

ウルフルズの時のようにデモはぴんと来なくてもライブが良くてぶっ飛んだ事がありますから(その逆はフリッパーズ・ギターでした)

各審査員の方のコメントもしっかり聞いていただき、すごく嬉しい感じです。

今は箭内さんと相談もしつつライブ審査に進む5アーティストに絞っています。
8日の発表をお待ちください。

疲れましたが楽しかったです

かなりの忙しさでした

2010年09月24日 | オーディション
ブログ2週間以上更新しませんでした(ツイッターはやってますが)
何はともあれ、こんな忙しいのは何年かぶりでした。

まずは公開デモ評議委員会。遅くなりましたが来て頂いた方ありがとうございました。
来ていただいたのに紹介出来なかった方は申し訳ありません。

そして12日はガール・ボーカル・オーディション「虹色スーパーノヴァ」の最優秀者発表。約1500の応募から選ばれたのは韓国から日本に留学してまだ間もないJUNIEちゃんという17才のSSW.
韓国では女性SSWは、そういう概念すらないというマイナーな存在で活動する場がないそうです。
けっして声を張るわけではないですが歌いだした瞬間に、その場の空気が変わる歌声は素晴らしいです。

REVOLUTION ROCKは気になったアーティストには連絡を取ったり、見にいけるバンドは見に行ったりと、バタバタ。

締め切りの11,12日は週末も会社でデモ聴き。
約2500の応募を頂きました。
かなり悩んで20に絞り、音と資料を整理しデータをCD-Rにコピーし審査員の方々に送るなどで深夜作業。

ギターロック、エレクトロニカ、ヒップホップ、SSW、王道ロック、世界系、うたもの、ガレージなど
多種多様になったかと思います。発表は10月1日予定です。

お楽しみに。




公開デモ評議委員会次回決定です

2010年01月29日 | オーディション
公開デモ評議委員会、次回の開催が決まりました!
日時は2月28日(日)場所はZEPP TOKYOの上のTokyo Culture Culture

ゲスト・コメンテーターは最近は長渕剛まで手がけるプロデューサーの上田健司さんと
プロ・インタビューアーの吉田豪さん そして不肖、私でございます
デモを持ってきてもらえれば、この3人でコメントしていきます。
そして優秀者は、その場でデビューが決まるかも(実際に太郎の「男女」の例がありますからね)

是非来てください

詳細は下記のサイトをご覧下さい

http://tcc.nifty.com/cs/catalog/tcc_schedule/catalog_100127202788_1.htm

公開デモ評議委員イン福岡やりました

2009年10月05日 | オーディション
Music City天神のイベントの一環として福岡天神のapple storeで3年ぶりでやりました。

ゲスト・コメンテーターは言わずもがなの亀田誠治さん。
司会の椎葉ユウさんも、お世辞だと思いますがMusic City 天神のイベントで一番面白いと言ってくれました。

山口、広島、さらに東京からも来てくれて本当にありがとうございます。

約50人という予想以上のエントリーで、全部聴きくれなくてすいません。
明日から聴きたいと思います。

でも高校生バンドに絶対GLAY好きだろうと思って聞いたら「音速ラインが好きです」とか
「平井堅の影響ですよね」と聞いたら「初めて言われました」とか,まだ修行がたりません。

最優秀者は村島聡紀君という男子。NHKの「パフォー」という番組でも選ばれてスネオヘアーとセッションしたそうです。

山口在住でバンド・メンバーが見つからず活動が行き詰ってるそうですが東京に来てもらったらメンバー探しとならか応援出来ると思います。

写真は天神で見つけたのんですが、この絵の下手さ「ホラー萌え」みたいで怖いです。












フリペ「GREAT HUNTING」出来ました

2009年09月29日 | オーディション
フリーペーパー「Great Hunting」第17号が出来ました。
表紙、巻頭インタビューはGreatHunting出身のBaseBallBear小出君。
今回は彼を高校3年から知る私がインタビューしました。
ちょっと聞いた事がない驚愕の作詞作曲法を話してくれてます。

フジファブリックの総君はプロモーターでジャニーズ好きなヤング女子プロモーターにビートルズについて熱く語ってくれました。

今回はバンドマンに役立つ情報も多いです。

ライブハウス、リハーサル・スタジオ、レコード店なので是非探してください