音楽にこんがらがって

音楽制作を生業としている加茂啓太郎の日常

日々の泡

2010年05月22日 | 音楽
Naked Blus Starのレコーディングで祖師谷大倉のTriple Time Studio
ここはART-SCHOOLのインディーズ時代、ペンギンノイズのミックスで初めてデイブ・フリッドマンのタルボックロード・スタジオにも一緒に行ったエンジニアの岩田さんが自宅を改造して作ったスタジオ。

地下1階がスタジオで小さいながらもブースが3つ、1階がコントロール・ルームで2階がミーティング・ルーム。

機材を持っていないインディーバンド用にアンプも充実。

こういうコスト・パフォーマンスが高いスタジオがどんどん出てくるのは色々思うことはありますが時代の流れですね。

ポツドールの三浦大輔、作演出の舞台「裏切りの街」を見に行く。
業界ルートとか使わなかったのに前から2列目。松尾スズキさんの芝居まじかで堪能させていただきました。

某映画プロデューサー(33才、女性)と飲む。色々熱く映画の話をする。今の邦画のシステムに疑問を感じ独立し会社を作ったそうです。応援します(かげながら)

横浜F&DでSCOTLAND GIRLのライブ。だんだん自信と迫力が出て来てますね。彼らはメロコアの発明です。素晴らしい。

くちびるの真ん中の上下対称にほくろのあるギタリストと久々に飲む。これから某映画の
話は最高ですね。公開が楽しみ

やっと実現した阿部扶養美さんとKUMAMIのライブ、渋谷B.Y.G
「ちょっと長い関係のブルースVol1]
イベントをプロデュースする醍醐味がありました。OPAの倉品君も1ステージ上がったかも。阿部さんから「イベント、タイトルの由来を主催者に聞きたいです」とMCで言われたので打ち上げで浅川マキさんの曲名です、とお話しました。あのブレッシーな声で受け答えされるだけで痺れます。

浅川マキさんの単行本を1周期めどで出せないかとマニアックで知られる某編集者の方と打ち合わせ。前向きに検討していただけそうで嬉しい限り。



micoちゃんのdemoのレコーディングで久しぶりの目黒倉庫(という名前のスタジオ)
午前中の授業で体力測定で疲れたそうです。高校生活と両立がんばりましょう。

徒歩圏内、学芸大学の駒沢通りに新しいレコ屋が出来たらしいというので行ってみる。

DJユース、クラブ系のVinylの新譜中心の店でした。渋谷から移転してきたそう。
こんなところでもやっていけるのか不安にも思いますが、音楽が身近にあって嬉しいです。渋谷では見かけないエリカ様の新譜Vinyl購入

映画「9」(アニメの方)を見る。
前半に比べると後半ストーリーがありきたりになるのと、9以外(特に7とか)のバックボーンを描くとより感情移入出来るのにとか、若干惜しいですが、悪役の曲々しさ(メカ飛翼竜)などはかなり良いです。9人のキャラ訳もサイボーグ009的なのも好感が持てました。










ART-SCHOOL,10周年

2010年05月15日 | 音楽
日比谷野外音楽堂でART-SCHOOL,10周年記念ライブ。

木下君とあったのは98年。ソロ名義のデモとセルジュとジェーンのプリントされたTシャツを着た写真。

稚拙だけれど不思議に惹かれるものを感じて連絡。

本人の宅録(MD4トラ)をベースに歌をスタジオで入れてミックスしてリリースしたのが幻のソロ・アルバム「TEENAGE LAST」ですね(写真は中ジャケ)

全く売れず。
伝説の客0人ライブなどを重ねていました。

そして「性格的にバンドは難しいんじゃないの」という僕の意見も聞かずに当時サポートだった、ひなっちと櫻井君をメンバーにして、最初は「黒人の女性ギタリストが良い」とかあり得ない事を言ってたのですが自分でどこからか大山君を引っ張ってきました。

インディーで2枚目のアルバムを出す頃になると100人近い客が入るようになりました。

すったもんだもあったのですが東芝EMIからメジャー・デビュー。僕はチーフ・マネージャーみたいな立ち位置でした。

また、なんやかんやあってメンバーの脱退、マネージメントとメーカーの移籍。

そして10周年。

売れる事より続ける事の大切さを感じさせてくれました。

そして彼らが大好きという二人の10代のデビューを控えた新人アーティストを連れていけた事に不思議な感慨がありました。



Great Hunting Night Vol11開催です

2010年05月13日 | 音楽
Great Hunting Night Vol11やります

小屋は今回は初めてお世話になる箱、クラブ・ライナーです

5月16日 
高円寺クラブライナー

OPEN  18:00
START 18:15

出演

■ストレンジマシン
フリクションぽいと噂もある17歳になる系高校生バンド。


the rooms
18歳3ピース、ガールズボーカルバンド。

■The SALOVERS

だんだん噂が広まってきた話題の18歳バンド。


Naked Blue Star
 
兵庫県の3ピース、女性ドラムの18歳バンドです


■昼行灯
 完成度の高い3ピースのメロディアスな歌ものロック

「ブログ見た」と言ってもらえれば前売り価格で入れます

デモ応募ボックスも設置するので入れていただければ感想をお送りします

是非お待ちしています




歌詞の問題に解決はないが

2010年05月09日 | 音楽
出版されたのが去年の3月なのでいまさらですが、13人のアーティストにどうやって歌詞を書いているかをという事だけをテーマにインタビューした本です。

僕もこの仕事をしていて歌詞のディレクションやアドバイスをする事はあるのですが、一番難しいと思ってます。

SSWの場合は歌詞として良かったとしても、そこに自分のパーソナリティーが反映されないといけないわけで技術の学習では、出来る事に限界があります。

それにまず本人に歌いたい事がないといけないという問題もあります。(歌いたい事がないという事を歌うとフリッパーズ・ギターのどっちかが語っていて面白いと思った事もありますが)

送られてくるアマチュアのデモのほとんどは「こういう事を歌いたい」というのではなく「こういう事を歌えば良いのではないか」というのがほとんどです。

最近だと「守ってあげたい」とか「いつまでも一緒だよ」とか入ってると駄目ですね。
あと「夜のとばり」とか、これも意味分かってんのかよ!?と言いたくなります。

個人的にはフジファブリックの志村君とレオ今井君のインタビューが面白かったです。

自分で歌詞を書くアーティストは必読の書だと思います。

フェス始まりました

2010年05月04日 | 音楽
フェスは夏というような先入観があるけれど、考えると夏の炎天下で何時間もライブを見る事自体が良く考えれば常軌を逸した話で、気候の事を考えると、春か秋の野外のでやる方か良い訳ですよ。

そういう意味でこの仙台のARABAKIはこの時期にやるというのは理にかなってます。

実は縁がなく初めて行ったのですが、快晴で最高

フジロックほど大自然じゃないしロッキンオンほど人工の公園ぽくないという雰囲気。

ZAZEN BOYSを見た「HATAHATA Stage」は後1週間早かったら桜が散る中彼らのライブを見れるという最高のシティエーション。

バックヤードの出演者のくつろぎ加減も良い感じ。

曽我部さんに「Twiter見てる」と言われました。嬉しいです。

この日の、神聖かまってちゃんは機材トラブルなどで3曲で、ステージから引きずりおろされ終了。

ミドリ(ニューアルバム、最高)は写メを撮る客に「俺撮ってどうすんねん、向こうの子供が可愛いからあっち撮れ」と痛快&洒落の聞いたMC.

ライブは思い出を楽しむものではなく、その場を楽しむものなんですよ
だからこそ、LIVE=今 なわけで、ライブを撮影しようとするのはライブ・ミュージックの楽しみかたを分かってないですよね。さらにどうせ、そんな風に撮ったってまともな写真になるわけないし。

イースタンユースは久しぶりに見ましたが、僕が、その権限をもっているなら人間国宝にしますね。
最高だった。
次のライブ絶対行こう。

そして実はARABAKIに来た理由は、超多忙な某CD氏とオーディションを出来ないかと思っているのですがスケジュールがないので、ここで打ち合わせ出来ませんかと言われたからなんですが、それも充実したものになりました。良かった。楽しみ








悲しいこと、素晴らしいライブ

2010年05月01日 | 音楽
福岡在住のドラマーがなくなった。
ご葬儀で福岡に行く。
彼のプレイは多くの人に知られる事はなかったけれど、僕は彼の独特のグルーヴィーなドラムとひとなっつこい笑顔を忘れません。
安らかにお休みください。

清竜人君のライブで渋谷クアトロ。

僕は彼が高校生でユニット名義でロッキンオン・フェスに出た時も見たのだけれど、
この独特な世界観は本当に面白いし、何故こんな音楽性になったのか謎すぎます。
しゃべりが下手なのを逆手に取ったパフォーマンスも好感が持てました。

19才SSW倉品翔君のデモを録って送ってもらうより、目の前で弾き語ってもらった方が早いんじゃねぇ!?
と歌詞や構成がまだなものも含めて23曲を歌ってもらう。
いくつか名曲の予感。
出合った頃(15才)はまだバンプ、スピッツ、エルレといった影響を受けたものが透けて見えすぎだったけれど、彼しか出来ない音楽がだんだん出来てきた。

日比谷野音で怒髪天、ゼップでWILCO。
どちらも素晴らしかったけれど、WILCOは本当にビックリ。期待はしていたけれど、ここまで素晴らしいライブ・バンドとは思いませんでした。
CDでは5%も魅力伝わってません。
見逃した方は後悔して下さい。改めてこのグルーブが出せる日本のバンドはまだないとも思う。

怒髪は寒さにはまいりましたが、ぐっと来ますリズム&演歌というより植木等 meets ビクター系J-PUNKが正しいと思う。


ティム・バートンのアリスは期待が大きすぎたかも、必見ではありますが・・・
コララインの方が良かったかね。僕のTVの作品のベストはエド・ウッドですね。

「ウディ・アレンの夢と犯罪」は傑作ではないですが丁寧に演出された佳作。じわっと来ます(兄弟なのに似なさすぎは気になりましたけど)

学芸大メイプルハウスのオーナーから5キロのアナログ用錘をいただく、さらにカートリッジを名機デノンDL103に変える。バンドワゴン/鈴木茂、聞いてますがもうやばい。
さらにフォノイコライザーも買っちゃいました。
アナログを聴くなら50万は投資しないとCDの方が良いと最新号イン・トクジケートでオーディオ評論家の和田博巳(exはちみつぱい)で書いてますが近くなってきました