音楽にこんがらがって

音楽制作を生業としている加茂啓太郎の日常

今月買ったアルバムなど

2007年10月31日 | Weblog
月末に上げておくと自分にもアーカイブになって良いかなと思って並べて見ました。
今、買わないともう手に入らないと思い大人買いしたイタリアン・プログレが多いですね。
アレアを教えてくれたBBB関根さんに感謝。

プログレ・ミュージシャンは長生きするという自説があるのですが、ほぼ唯一夭折した天才、デメトリア・ストラトスはビョークがメダラでやりたかった事を77年にはやっていて、生きていたら絶対メダラのセッションに誘われたと思います。
イタリアの70年代のロックの8割はプログレだそう、意味分からない国ですね。

後はフリーフォーク、アシッド・フォーク(含むジョニ・ミッチェル、細野晴臣)

超絶技巧ジャズ・ピアノの上原ひろみもSACDで初めて買いました。

ブラジルもののアルトゥール・ヴェロカイも試聴して即買い。
冨田ラボのファンは是非。

ちわきまゆみは僕がディレクター時代に2番目に担当したアーティスト。
持ってるはず(多分)のに2枚買い。プロデューサーの岡野ハジメさんが家で作ってきたベーシック(ティアック4トラのオープン・リール)をマルチに移し変えてダビングしてオケを作るという85年当時としては画期的なやり方をしてました。
i-tunesで買えるので是非。

WATER STEDINGはブロンディのクリス・スタインがプロデュースしたバイオリンの弾き語り。ベルベッツ、スーサイドとか好きな人はお勧め(同じレーベル?)

出てる事も知られてないB52'sの男性ボーカルのソロ(Pro,スティーブン・アルビニ)紛失したので再購入

でも今月のMVPはゆらゆら帝国の「空洞です」に決定。
「いろんなくさい草」っていうボキャはどこから?
日本人で日本語が分かって良かったです。

新潟、大阪、京都 3泊

2007年10月30日 | Weblog
26日
新潟に、あるティーンのバンドを見に行く。
この動員はなかなか。
ズーシミ君の客引きとの交渉「俺達見かけより貧乏だから、3500円以上持ってないから」等は店に入ってからより完全に面白かったです。

27日
新潟空港から大阪空港。早いです。思うんですけど国内線の機内サービスと新幹線の社内切符確認て要らなくないですか?
FM802主催のミナミホイールに行く、このイベントは3日間で約20件のライブハウスで約200のバンドのライブが行われるもの。
やたら「LOVE」の付くバンド名が多いのですが、これって人の名前みたいに流行ですかね。
セットチェンジを長めにとってリハをやるフェス・スタイルだとビジュアル系は出にくいですね。
チョモランマトマトは客は完全についてます。僕が80年代中盤ディレクターで今はMF802のロック物担当DJの、ちわきまゆみもレコメンしてくれ、見に来てくれました。
夜走りで帰るチョモのメンバーに500円ユンケル差し入れしたら「こんな高いの飲んだ事ないすよ」との事。若いうちは200円のでも効きが充分なんですね。

28日
京都に移動、時間があったので三条を散策。アンデパンダン(築50年以上のビルを改装したサブカル・スポット、潮音ちゃんのライブ最高でした)地下のレコ屋偏りすぎ(写真)いくらレコメンされても3000円でフィールド・レコーディングのCDを買う勇気なし。
裸のラリーズの○賊番が充実の店があるのもあ流石、京都。
最近マイ・ブームのイタリア・プログレで都内では店頭在庫薄の「リブロ」紙ジャケ、昨日会ったちわきまゆみのデビューミニ・アルバムのアナログが激レコメンしてあったので持ってるのに購入。

ハーフで20歳京都大学留学中の女性SSW、エミ・マイヤーのライブがショッピング・モールで。
ジャズっぽくはありますがジャズではないと思います。
フェアグラウンド・アトラクションの「パーフェクト」みたいな曲が出来たらパーフェクト。バーシアとか80Sの女性シンガーも思い起こしました。

mass of the fermenting dregsのライブでミューズ・ホール。
ドラムのレイちゃんが参加できず、トラで元バック・ドロップ・ボムのマス君に頼む。マス君もレイちちゃんのドラムは分析出来ない天才だと。
でも流石マス君。2回のリハで完璧でした。
凛として時雨も始めて見ましたが、歌ものもいいですね。

梅酒の一升瓶を空ける打ち上げは初めて。

新潟土産で乾燥マタタビ買って食べたら激マズ。

猫にやりたい。









BaseBallBear AX2日目

2007年10月26日 | Weblog
BaseBallBear ツアーファイナル、AX2日目に行く。
何度か書きましたが高校3年の時、彼らの2回目のライブがここで、多分最前列2列、100人もいませんでした。

今回は全員良くなってますが湯浅君の技術力と関根さんのボーカル力のアップが素晴らしかったです。

「ギターロック・バンドの範疇におさまらない」というのは彼らのキャッチ・コピーですが、音楽性のみならずエンタテイメント性(ポリス湯浅将平!)も、その範疇にはおさまらないです。

本当に楽しくて、今思い出しても少し気持ちが嬉しくなる、青春っていいなぁ、という激月並みな言葉は浮かびますね。

いつかフレイミング・リップス(UFO AT THE ZOO最高!)みたいなエンタテイメント性あふれるライブをやってくれますよね。


クワイエットルームにようこそ

2007年10月23日 | Weblog
93年の「セックス・キングダム」から松尾スズキさんの関わるものはほとんど全てチェックしている僕ですが、これは傑作です。

松尾さんは色々やっていても一番面白いのは芝居なんですね。
でも芝居はプラチナ・チケットなので見に行くように薦められないので、彼の才能を伝えきれないもどかしさはファンとしてストレス。
でも、これは芝居のあの感触を出来るだけ映画に置き換える事に成功してます。
前作の「恋の門」は映画にしか出来ない事をしようとした大いなる失敗作ですが、
これは映画としても良いですね。
まずはキャスティングが成功してます。文句なし(特に新境地の蒼井優)

コネタも冴えてます(マトリューウシカ)

でも何で映画の宣伝って写真みたいに「さわやかな感動」みたいになるんですかね。
(そんな映画絶対見に行かないんですけど)

あえて苦言を呈すれば音楽のセンスが松尾さんて薄い(無いとは言いませんが)
気がしました。
エンディング・テーマで、その映画を反芻したいのですが、曲の良し悪しではなく、少し残念。
でも絶対見てください。


一週間

2007年10月21日 | Weblog
忙しいとブログの更新が遅いという事は、仕事が忙しかったとイコールに見られますよね。
そのマギャクで豆に更新すると「こいつ働いてないな」と思わせて、実はすごく働いてると思わせるとか。でも1週間まとめます。


15日
函館から来たグレイ以来の奇跡?Dry As Dustのライブで新宿Motion。
久々に見たら恐ろしく良くなってました。
このバカキャラ4人が来春から東京に来るかと思うと、面白いやら恐ろしいやら。
ロックの聖地新宿ロフトにみんなで行く。
なんか良い感じで色んな人が居て。

16日
フリーペーパーの広告営業でバズーカ・スタジオに行く。
ナンバーガールのラスト・スタジオ・レコーディング、グループ魂のアルバムのコントのレコーディングの時に現場に居らっしゃったそうです。
このバズーカ・スタジオでやっている「CDただで作ります」(ただではないですが)というシステムは
ちょっと面白いのでチェックしてみて下さい。

毛皮族の舞台を見に行く。
スタイリストの伊賀大介さん(ファンを公言してますね)映画監督の山下敦弘さんとかにお会いする。
前回公演はがっかりだったのですが、今回はぐだらなさ全開で良かったのですが、あの前半はなんだったのでしょうか?

18日
mF247でポッドキャストの収録。アシスタントのエレクトリックトイズのヨコノリは着衣で45キロを切らなかったら番組降板という罰をクリア。
でも1ヶ月後にキープしてないと駄目ですから。
居酒屋で揚げ物ばかり頼んでたので、大丈夫か!?
沼田壮平君の新任マネージャーは旧知の方なので不思議なものです。

19日
打ち合わせ30分刻み4連発。
スタッフのSGN君とたまにはサシ飲みでもしようと溜池。
酒飲むというのは、何を話たかよりも、なんかシンパシーをいっぱい感じたという
気持ちになるのが重要で(覚えてないのはいつもの事ですが)

20日
長野の佐久平にロッキンオン・フェスにオーディションで優勝して出演した
倉品翔君率いるLight Shipを見に行く。
狭くてメンバーも客席に下りてやるみたいな感じで不思議です。
彼らは高校2年。それでフェス出たなんてモテモテでしょう。
同級生らしき婦女子が何名か。青春ですね。

戻って下北沢440でおおはた雄一さんのセッション・ナイト。
冨田恵一さんとのオーディションでファイナルまで残った島村智才さんに参加してもらう。最後持ってきましたね。
誘った某若手No1ギタリストも自分のバンドでは使わない道具を使ってくれた感じで。4時半

21日
PoPoyansと鈴木惣一朗さんと打ち合わせ。どうなるかは分かりませんが。
チョモランマトマトがスタジオ・コーストでライブ。

石井君あんなところから飛び降りて、後から痛かったそうですが、ライブの後に耳すませてたら「チョモ、やばい」なんて声が聞こえてきて。

知人が彼女、彼氏とラブラブで歩いてる時に出会って気の利いたリアクションが出来る人になりたいですね。


















福岡2日目!

2007年10月20日 | Weblog
14日
何食ったか基本的に書かない、というのを、このブログのポリシーにしてるんですが、これだけは書きます。想夫恋の焼きそば
ザゼンの向井君に昔、久留米の彼の実家に泊まった時に教わりました。
九州全域にあるのですが、後は横浜のはずれにしかありません。
5年くらい前に渋谷に出来て狂気したのですが、立地が悪く1年でつぶれました(残念)福岡市内の店も不便なとこにあるのでタクシー飛ばして行きました。
自分が島田紳助ではない事をこんなに悔やんだ事はありません。
誰かお金の余ってる人。東京で是非。

夜はまたライブハウスをハシゴ。
一晩で15バンドを見るという新記録(ビジュアル系があきらかに増えてますね)

写真は前を通る度に気になる店。中見てみたいです。

福岡!

2007年10月20日 | Weblog
13日
ミュージックシティ天神を見に福岡。
KUMAMI君が市庁舎前でライブ。楽屋が市庁舎の最上階なのですが、なぜか世界中の人形が飾ってありました(写真はモンゴルですね)みうらじゅんが喜びそうな世界。シュールで意味不明。
新導入のデジピはかなり生の近いですね。

警護公園でライブ見てたら「ブログ見てます。相対性理論もチェックしました」
と声をかけられる。日々の売名行為のたまものか。

夜は6箇所くらいのライブハウスで福岡のバンドがライブをやっていてパスをもってライブのハシゴ。最後は2時くらい。
最後はKUMAMI君のサポートもやってくれている藤山君のやっているフュージョン・ジャム・バンド。smith。酔いとグルーブでくらくら。

配信スタート

2007年10月17日 | Weblog
冨田恵一さんとのオーディションで優勝。冨田恵一さんのプロデュースでレコーディングされた「一角獣と処女」が今日からi-tunes storeで独占配信されてます。

実質的には冨田ラボの新曲ですから。

これは僕が言うのもなんですがブラジル以上にブラジルな名曲です。
今の所CD化の予定はありません。
むしろこの値段なら安すぎます。

このブログを見たのが運命だと思ってあきらめてダウンロードしてください。
損はさせません。



京都です

2007年10月16日 | Weblog
11日
京都大学3年生お父さんがアメリカ人のSSWEmi Mayerのライブで京都。
てっきりピアノの弾き語りでやるものかと思っていたら来日わずか4週間でギター、ベース、ドラムを自分で見つけて来たという行動力。
初めての日本語で作った曲です。というのも面白かったです。
リハから本番まで時間があったので木屋町をうろついて「佐久間象山遭難の地」などの石碑を見つけ感慨。迷ってライブハウスに戻り損ねて汗。
京都って「カルピ」って言うんですか?

12日
新大阪で冨田恵一オーディションの最優秀、松井優子ちゃんと打ち合わせ。
色々進展。i-tunes storeで冨田さんプロデュースの「一角獣と処女」明日から配信スタートです。
200円で安すぎます。

ユーミン、オザケンのマネージャーを経て京都でこだわりの烏龍茶の店。
現在は大阪のマットレスの販売??をしているWTNBさんを当時良く遊んだ友人と囲む会。
ほぼ同窓会ですね。ストレスレスな飲み会でした。