2015-05-23 05:49:12 Gow!Magazine. excite news
5月23日はキスの日!
昔の日本にキスの呼び方がたくさんあった
Gow!Magazine 2012年5月22日 18時00分 (2012年5月24日 23時12分 更新)
5月23日は「キスの日」というのをご存知ですか?
日本で初めてキスシーンが登場する映画『はたちの青春』(松竹)の公開が、1946年5月23日に行われたことに由来しています。今でこそキスシーンなんて当たり前ですが、当時は衝撃的で、映画館は連日満員だったようです。キスシーンに挑んだ役者さんも、ガーゼで口を覆い、決死の覚悟で撮影に挑んだとか!?
そこで今回は、日本のキス文化について掘り下げてみたいと思います。
日本にはキスの表現がたくさんある
キスはもともと外国の文化と思うかもしれませんが、そんなことはありません。古くは平安時代の日本の文献にも、キスに相当する言葉が存在しています。そして、日本には数多くのキスの表現が存在していました。
●「口吸う」
平安時代に使われていたキスを表わす言葉です。
●「口吸い」
こちらは室町時代ですが、戦国時代、江戸時代にも使われていますので、キスを表す定番の言葉だったようです。
●「口口」「口々」
江戸時代に使われていました。2つの口がくっついている、という分かりやすい表現です。
●「口寄せ」
これも江戸時代にキスの表現として使われました。現代だと恐山のイタコといった霊能力者を意味することに使われています。
●「呂の字」
こちらも江戸時代ですが、後期に使われたようです。「呂」の字には、「口」が2つあるところから。しゃれた言い回しです。
●「口ねぶり」「舌吸う」
江戸時代後期で、キスの中でもディープキスを表わす時に使われたようです。
●「口中の契り」
天保元年(江戸時代後期)に発行された艶本『風俗三国志』の文中に使われています。文章から察すると、江戸を中心に使われていた言葉かもしれません。艶本は現代でいう「エロ本」のことです。
●「お刺身」
江戸時代の中後期に、花柳界で使われました。舌と舌が絡む様子がマグロのお刺身に似ているからとか。ちなみに花柳界ではキスと混同しないように本当の「お刺身」を「お造り」という言葉で呼びました。
●「くちづけ」
明治時代の詩人、上田敏氏が考案して使用したのが最初で、後に定着し、現在でも使われていますね。
キスの日にちなんで熱いくちづけを
日本でも古来よりキス、しかも舌と舌を絡ませるディープなキスまでしていたわけです。
昔のひとに負けないように、キスの日には熱烈なくちづけを交わしてくださいね。
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Written by Wicca
Photo by sleepyjeanie
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