6月11日(金)晴れ
ワタクシの従姉の話をします。
彼女とワタクシは、同じくらいの時期に同じくらいの年の娘を連れて離婚した。
違うのは、彼女の前夫がチョーお金持ちだったことくらい。
東京には多いのでしょうが、それまでワタクシの周りには大金持ちはいなかった。
小金持ちくらいはいたけど、従姉から聞く前夫んちの話は、庶民代表のワタクシには
想像を絶することばかりだった。
そもそも、従姉は、東京で華やかな業界におり、親戚一同、結婚しないものだと思っていた。
しかし運悪く前夫と知り合ってしまう。
しかし、そんな大金持ちのおうちが、しがない貧乏教員の娘を嫁と認めるわけもなく、
ずいぶん長い事、内縁の妻状態が続く。
この前夫のお父上は、北海道で大きな病院を経営してらっしゃるお医者さん。
お母上は、もともと東京の地主さんとこの娘さんで、
結婚して北海道へ行くも、「やはり東京じゃなきゃ暮らせない」と
息子二人を連れて東京へ戻り、時々お父上が北海道から東京へ出てくるという生活だったらしい。
息子のうちの長男は医者になったが、前夫である弟が、なかなか医学部に受からない。
従姉と知り合ったときも、まだ浪人生だったと思われる。
従姉は、彼氏のお尻をガンガン叩き、医学部に合格させる。
それでやっと、母上が「息子にこの子は必要なのね」と結婚を認め、
一人娘の○佳ちゃん誕生。
しかし、放蕩息子は、パパになっても本質は変わらない。
すったもんだがあり、○佳ちゃんが一歳になるかならないうちに離婚。
息子達と母上の関係は最悪なもので、母上は従姉に頼り、孫も可愛がっていたのに
九州へ帰るということでショックを受ける。
そして!!なんと母上は御年60過ぎてから、養女をもらい受ける事にする。
こういうところが金持ちだよねえ~
ワタクシの友人の祥子さん、ホントに素敵な女性なのだが、
適齢期を過ぎ、なかなか結婚のご縁がない。
でも子供だけは育てたいと、里子の手続き等を調べる。
しかし、庶民でなおかつ未婚の女性には、書類の段階でアウト。
しかし、お金持ちの母上は、あっという間に一歳にもならない赤子を養女にし、「○佳ちゃんの佳の字をとって
△佳って名前にしたのよ!
息子達の子育ては失敗だったから、今度はそうならないようにするつもり。」
従姉は、母上の性格も知り尽くしているし、お金持ちではあるが尋常ではない○○家のことを考えると、
△佳ちゃんの行く末がとても心配だと言っていた。
時は流れ・・・従姉もワタクシも、頑張って娘達を育ててきた。
従姉は、前夫とは養育費だけの関係になっていたが、母上とは、時々会っていた。
△佳ちゃんも、人見知りしない天真爛漫な女の子に育ってるようで安心していた。
ここ数年、少し音信が途絶え、どうしたのかしら?と思っていたら・・・
従姉の近所のお店の方が訪ねていらっしゃる。
従姉とおつきあいはないおうちである。
どうやら、東京の母上が、電話帳を調べて、従姉のうちに近い番地のお店に電話したらしい。
「おたくの電話番号を無くしたので教えて欲しいと言われました。
こんなご時世なので、先方の連絡先を聞いておきましたので電話して下さい。」と少し迷惑顔。
(結構な夜分にかかってきたらしい・・・東京と違い田舎の夜は早いのである)
従姉は、母上に電話するが出ない。
いつ電話しても出ない。
とうとう心配になり100年ぶりくらいに(従姉談)前夫にメールする。
「おかあさまと連絡とってらっしゃいますか?」
前夫からの返信
「母は、老人性痴呆症が進み、周りに迷惑をかけています。
どうか約束事などはされませんようにお願いします。」
それからまたしばらくして、やっと母上と電話が繋がる。
会話はちゃんと成立するじゃないの!と思いつつ、
「じゃあ、お母様、秋に東京に行くかもしれないので、
その時は連絡致しますね。」と言うと
母上「じゃあ、明日、連絡まってるわ」
従姉「いえ、お母様!秋です、明日じゃありません。」
母上「あ、そうだったわね!」
しばらく会話して電話を切る頃には
母上「じゃあ明日電話待ってるわ。」
従姉「・・・」
そんな珍問答を繰り返しつつ、かなりヤバいのか?と思ったらしい。
そして、去年の秋に上京した際、連絡してみるが、またも電話が繋がらない。
いつ電話しても繋がらない・・・
心配になり、自宅へ行ってみると・・・
玄関に出てきた母上は、ものすごく年をとっており、
いや、もともとわたしらの母親より年上だったが、
真っ赤なマニキュアをしてベンツを乗り回して綺麗にお化粧してらしたから、
ずいぶんお若く見えてたらしいのだ。
そして、家の中の汚さが普通じゃなかった。
玄関に下着まで落ちていたり、お札が無造作に散らばってたり・・・
物を踏まずにリビングに行くのがむつかしいほどの散らかりよう。
うちの娘と同い年だという△佳ちゃんも出てくる。
ものすごく太ってる。驚くほど太ってるらしい。
散らかったモノの中に、昔娘達がよく遊んでたようなセーラームーンの変身棒のようなものを目にする。
片付けてないから、昔のおもちゃまで散らかってるのかしら?と思いつつ、
よく見ると、それは今放映中ののプリキュアのものらしい・・・
散らかってるモノにディズニーものが多いなあと思っていると
母上「先週、ディズニーランドに行ってきたのよ」
従姉「お友達とですか?」
母上「いいえ、二人で。ほらっ!△佳、あれを見せてあげたら?」
うれしそうにひっこんだ△佳ちゃんが再登場した時、
従姉と○佳ちゃんは目がテン。
天使の羽のようなのがついたのを着ていたという。
ワタクシが「もしかしたら、アニメのコスプレとかが好きなんじゃないの?
東京ドームにもたくさんいたよ。」と言うと
「そういうのは趣味でしょ。そう言う感じではないのよ。
成長してないっていうか・・・
お母さまの居ないスキをみて、△佳ちゃんにいろいろ様子を聞いてみようと思ってたんだけど
会話が成立しそうにないのよ。」
せっかく来てくれたんだからデパートに行きましょうということになり4人でデパートへ。
二人が向かう先はおもちゃ売り場。
母上「○佳ちゃんも、好きなものを選んでちょうだい!」
○佳ちゃん「・・・・・」
17歳の女子である。○佳ちゃんも△佳ちゃんも。
△佳ちゃんは嬉々として選んでいたらしい。
学校には行ってるの?と聞くと、
中高一貫の**学園に行ってる。
以前はお母様がベンツで送り迎えしてたらしいが、
最近はハイヤー通学らしい・・・
そして母上曰く「△佳は男の子にモテるのよ。◇◇クンからラブレターももらったのよね~」
と、その文面とかを教えてくれたらしいのだが、
従姉は、「絶対それってイジメだと思う。」と言う。
◇◇クンは罰ゲームでラブレターを書かされたか、あるいは、ふざけて書いたか。
どっちにせよ、従姉曰く「○佳の6倍くらい太ってるし、会話は成立しないし、
見るからにイジメられるキャラなのよ。
で、普通の親だったら、そんな手紙をもらったら「もしかしてイジメ?」って気付くんだろうけど・・・」
養母も養女も気付かない・・・
もう、母上と会うのはおそらくこれが最後だろうと思った従姉は娘に
「さ!おばあちゃんと握手して!」と握手させて、お別れをしてきたという。
ワタクシは従姉サイドの人間だし、彼女からこれまでの、
この母上の悪行はいろいろ聞いてきたので、さほど同情はしない。
しかし、可哀想なのは、ここに養女にきた△佳ちゃんだ。
外界から遮断されたような環境で、おばあちゃんくらいの年の差の養母に育てられ、
(その育てられ方もおそらく異常だったのだろう)
成長が止まったような17歳になっている。
無意識の虐待のようにすら感じる。
養女をもらうということに大反対だった息子達は、
おそらく△佳ちゃんのことなど気にもかけていないだろう。
この先ますます痴呆症の進む養母と、生活力の全く無さそうな養女。
どうなっていくのだろうか?
北海道のお父上は、この状況を知ってるのだろうか?
バカ息子達は、いつまでボケた母親をほったらかしにしてるつもりなのだろうか?
火事を出したり、ベンツで人を轢いたりして、他人に迷惑がかかって初めて動くつもりじゃないか?
轢かれたほうは、たまったもんじゃないぞ!
こんな超長文になってしまい、誰も読まないだろうなと思いつつ、
憤りにまかせて書き綴ってしまった。
児童相談所に密告したいくらいだが、金持ちはこういうのからも庇護(?)されてるんだよきっと。
ワタクシの友人祥子さんが育ててたらきっと普通のいい子に育ってただろうに!と思うと、
世の中の理不尽に手が震える。
ワタクシの従姉の話をします。
彼女とワタクシは、同じくらいの時期に同じくらいの年の娘を連れて離婚した。
違うのは、彼女の前夫がチョーお金持ちだったことくらい。
東京には多いのでしょうが、それまでワタクシの周りには大金持ちはいなかった。
小金持ちくらいはいたけど、従姉から聞く前夫んちの話は、庶民代表のワタクシには
想像を絶することばかりだった。
そもそも、従姉は、東京で華やかな業界におり、親戚一同、結婚しないものだと思っていた。
しかし運悪く前夫と知り合ってしまう。
しかし、そんな大金持ちのおうちが、しがない貧乏教員の娘を嫁と認めるわけもなく、
ずいぶん長い事、内縁の妻状態が続く。
この前夫のお父上は、北海道で大きな病院を経営してらっしゃるお医者さん。
お母上は、もともと東京の地主さんとこの娘さんで、
結婚して北海道へ行くも、「やはり東京じゃなきゃ暮らせない」と
息子二人を連れて東京へ戻り、時々お父上が北海道から東京へ出てくるという生活だったらしい。
息子のうちの長男は医者になったが、前夫である弟が、なかなか医学部に受からない。
従姉と知り合ったときも、まだ浪人生だったと思われる。
従姉は、彼氏のお尻をガンガン叩き、医学部に合格させる。
それでやっと、母上が「息子にこの子は必要なのね」と結婚を認め、
一人娘の○佳ちゃん誕生。
しかし、放蕩息子は、パパになっても本質は変わらない。
すったもんだがあり、○佳ちゃんが一歳になるかならないうちに離婚。
息子達と母上の関係は最悪なもので、母上は従姉に頼り、孫も可愛がっていたのに
九州へ帰るということでショックを受ける。
そして!!なんと母上は御年60過ぎてから、養女をもらい受ける事にする。
こういうところが金持ちだよねえ~
ワタクシの友人の祥子さん、ホントに素敵な女性なのだが、
適齢期を過ぎ、なかなか結婚のご縁がない。
でも子供だけは育てたいと、里子の手続き等を調べる。
しかし、庶民でなおかつ未婚の女性には、書類の段階でアウト。
しかし、お金持ちの母上は、あっという間に一歳にもならない赤子を養女にし、「○佳ちゃんの佳の字をとって
△佳って名前にしたのよ!
息子達の子育ては失敗だったから、今度はそうならないようにするつもり。」
従姉は、母上の性格も知り尽くしているし、お金持ちではあるが尋常ではない○○家のことを考えると、
△佳ちゃんの行く末がとても心配だと言っていた。
時は流れ・・・従姉もワタクシも、頑張って娘達を育ててきた。
従姉は、前夫とは養育費だけの関係になっていたが、母上とは、時々会っていた。
△佳ちゃんも、人見知りしない天真爛漫な女の子に育ってるようで安心していた。
ここ数年、少し音信が途絶え、どうしたのかしら?と思っていたら・・・
従姉の近所のお店の方が訪ねていらっしゃる。
従姉とおつきあいはないおうちである。
どうやら、東京の母上が、電話帳を調べて、従姉のうちに近い番地のお店に電話したらしい。
「おたくの電話番号を無くしたので教えて欲しいと言われました。
こんなご時世なので、先方の連絡先を聞いておきましたので電話して下さい。」と少し迷惑顔。
(結構な夜分にかかってきたらしい・・・東京と違い田舎の夜は早いのである)
従姉は、母上に電話するが出ない。
いつ電話しても出ない。
とうとう心配になり100年ぶりくらいに(従姉談)前夫にメールする。
「おかあさまと連絡とってらっしゃいますか?」
前夫からの返信
「母は、老人性痴呆症が進み、周りに迷惑をかけています。
どうか約束事などはされませんようにお願いします。」
それからまたしばらくして、やっと母上と電話が繋がる。
会話はちゃんと成立するじゃないの!と思いつつ、
「じゃあ、お母様、秋に東京に行くかもしれないので、
その時は連絡致しますね。」と言うと
母上「じゃあ、明日、連絡まってるわ」
従姉「いえ、お母様!秋です、明日じゃありません。」
母上「あ、そうだったわね!」
しばらく会話して電話を切る頃には
母上「じゃあ明日電話待ってるわ。」
従姉「・・・」
そんな珍問答を繰り返しつつ、かなりヤバいのか?と思ったらしい。
そして、去年の秋に上京した際、連絡してみるが、またも電話が繋がらない。
いつ電話しても繋がらない・・・
心配になり、自宅へ行ってみると・・・
玄関に出てきた母上は、ものすごく年をとっており、
いや、もともとわたしらの母親より年上だったが、
真っ赤なマニキュアをしてベンツを乗り回して綺麗にお化粧してらしたから、
ずいぶんお若く見えてたらしいのだ。
そして、家の中の汚さが普通じゃなかった。
玄関に下着まで落ちていたり、お札が無造作に散らばってたり・・・
物を踏まずにリビングに行くのがむつかしいほどの散らかりよう。
うちの娘と同い年だという△佳ちゃんも出てくる。
ものすごく太ってる。驚くほど太ってるらしい。
散らかったモノの中に、昔娘達がよく遊んでたようなセーラームーンの変身棒のようなものを目にする。
片付けてないから、昔のおもちゃまで散らかってるのかしら?と思いつつ、
よく見ると、それは今放映中ののプリキュアのものらしい・・・
散らかってるモノにディズニーものが多いなあと思っていると
母上「先週、ディズニーランドに行ってきたのよ」
従姉「お友達とですか?」
母上「いいえ、二人で。ほらっ!△佳、あれを見せてあげたら?」
うれしそうにひっこんだ△佳ちゃんが再登場した時、
従姉と○佳ちゃんは目がテン。
天使の羽のようなのがついたのを着ていたという。
ワタクシが「もしかしたら、アニメのコスプレとかが好きなんじゃないの?
東京ドームにもたくさんいたよ。」と言うと
「そういうのは趣味でしょ。そう言う感じではないのよ。
成長してないっていうか・・・
お母さまの居ないスキをみて、△佳ちゃんにいろいろ様子を聞いてみようと思ってたんだけど
会話が成立しそうにないのよ。」
せっかく来てくれたんだからデパートに行きましょうということになり4人でデパートへ。
二人が向かう先はおもちゃ売り場。
母上「○佳ちゃんも、好きなものを選んでちょうだい!」
○佳ちゃん「・・・・・」
17歳の女子である。○佳ちゃんも△佳ちゃんも。
△佳ちゃんは嬉々として選んでいたらしい。
学校には行ってるの?と聞くと、
中高一貫の**学園に行ってる。
以前はお母様がベンツで送り迎えしてたらしいが、
最近はハイヤー通学らしい・・・
そして母上曰く「△佳は男の子にモテるのよ。◇◇クンからラブレターももらったのよね~」
と、その文面とかを教えてくれたらしいのだが、
従姉は、「絶対それってイジメだと思う。」と言う。
◇◇クンは罰ゲームでラブレターを書かされたか、あるいは、ふざけて書いたか。
どっちにせよ、従姉曰く「○佳の6倍くらい太ってるし、会話は成立しないし、
見るからにイジメられるキャラなのよ。
で、普通の親だったら、そんな手紙をもらったら「もしかしてイジメ?」って気付くんだろうけど・・・」
養母も養女も気付かない・・・
もう、母上と会うのはおそらくこれが最後だろうと思った従姉は娘に
「さ!おばあちゃんと握手して!」と握手させて、お別れをしてきたという。
ワタクシは従姉サイドの人間だし、彼女からこれまでの、
この母上の悪行はいろいろ聞いてきたので、さほど同情はしない。
しかし、可哀想なのは、ここに養女にきた△佳ちゃんだ。
外界から遮断されたような環境で、おばあちゃんくらいの年の差の養母に育てられ、
(その育てられ方もおそらく異常だったのだろう)
成長が止まったような17歳になっている。
無意識の虐待のようにすら感じる。
養女をもらうということに大反対だった息子達は、
おそらく△佳ちゃんのことなど気にもかけていないだろう。
この先ますます痴呆症の進む養母と、生活力の全く無さそうな養女。
どうなっていくのだろうか?
北海道のお父上は、この状況を知ってるのだろうか?
バカ息子達は、いつまでボケた母親をほったらかしにしてるつもりなのだろうか?
火事を出したり、ベンツで人を轢いたりして、他人に迷惑がかかって初めて動くつもりじゃないか?
轢かれたほうは、たまったもんじゃないぞ!
こんな超長文になってしまい、誰も読まないだろうなと思いつつ、
憤りにまかせて書き綴ってしまった。
児童相談所に密告したいくらいだが、金持ちはこういうのからも庇護(?)されてるんだよきっと。
ワタクシの友人祥子さんが育ててたらきっと普通のいい子に育ってただろうに!と思うと、
世の中の理不尽に手が震える。