6月10日(木)晴れ
ひと様の家庭の様子を見て、優越感に浸ったりするほど悪趣味ではないつもりだが、
ここ数日に聞いた話で、しみじみ我が家庭の幸せを感じた。
N田さんとおしゃべりした時のこと。
彼女のおうちは、パパは歯医者さん、一人娘のYちゃんは今年、某有名国立女子大に合格。
はたからみると、金銭的にも環境的にも何もかもがすばらしいのだが・・・
以前から夫婦仲、父娘仲の悪さの話は聞いていた。
娘のYちゃんは、某超有名私立女子校(中高一貫)に通っていたのが、
東大進学率ナンバーワンというだけあって、頭の良い女子の巣窟(・・・良い意味でも使っていい言葉か?)
中学受験して合格した時、N田さんは「実力以上の学校だから、入ってから苦労するよ。」と
口酸っぱく娘を諭した。
しかし、Yちゃんは「頑張るから、ここに通いたい」
もともと世渡り下手的なお嬢ちゃんのようだし、性格はパパそっくり(N田さん談)で頑固だし、
同級生達は皆、東大一直線と言う感じで、話すら合わない。
どんどん孤立していってたらしい。
もともと一匹狼的なところもある子らしいのだが、
それでもやはり、そんな学生生活6年間は地獄のようだっただろう。
家ではパパとうまくいっておらず(小学生の時、怪我をさせられて以来、口をきかないらしい)
大学受験の頃は、もう『うつ』の一歩手前のような感じだったようだ。
高校の卒業式の時、N田さんは、とても居心地の悪い思いをする。
まだ国立(東大)の合格発表前だったらしいのだが、
ママ達の会話が「東大にあらずんば人にあらず」的なことばかり。
私立も慶応、早稲田、あるいは医学部が滑り止め。
とても「うちは津田塾です」とは言えない雰囲気で・・・
(と、この話を聞きながら、ワタクシの大学分析における超難関大学のリストの中に入れている津田塾が滑り止めってどういうこと???
どんだけ頭いいんだ???)
国立の発表の時、ネットで合格を確認し、パソコンの前で、母娘抱き合って泣いて喜んだ。
その時に、卒業式の時の「感じ悪いママ達や、居心地の悪さ」をN田さんがぶちまけながら
「Yちゃんが学校がおもしろくないと言う気持ちが初めてわかったような気がしたよ。」
すると、堰を切ったように、Yちゃんが6年間の自分の思いをぶちまけた。
こんなイヤなことがあった。
こんなイヤな思いをした。
そして「学校がいやだ」と言うとママが「自分で選んで、自分が行くと決めた学校でしょ!」と言う。
N田さんは、その時初めて自分も娘を追いつめていた事に気付く。
Yちゃんが「よく不登校にならず毎日通ったと自分でも感心するよ。」と言ったらしい。
そして、今、晴れて大学生になったYちゃんは、とても楽しく大学に通っているとのこと。
いや~良かった良かった~めでたしめでたし
・・・と、話が終わらないのが小説と違うところで、
ふとしたことから、我が家のパパと娘の、たわいもない話をしたところ、ものすごくうらやましがる。
さらには、ワタクシと夫の仲のよさもうらやましがる。
実家に5日も帰省しておいて、帰ってきたその翌日の夜にも娘とお出かけする予定だと言うと
彼女、いきなり携帯を取りだし
「見て!私、このメールは、離婚の時のために、削除しないで保存しておくつもりなの。」
読むと・・・とても歯医者さんというエリート職の方が書いたとは思えないような
めちゃくちゃ感じ悪いメール。
聞くと、N田さんとYちゃんが隣町のショッピングセンターに買い物に出掛けた時のこと。
前日から夫婦喧嘩はしていたので虫の居所は悪かったのだろうが
10時半頃出掛けた妻へ、2時頃夫から「オレの昼飯は?」
彼女もムッとして「何かあるものを食べて下さい」ってな返信したら
まるでやくざか何かのような、柄の悪い、感じも悪い、脅迫めいたメールが来た。
そして、昔から、「パパは怖い」というトラウマのあるYちゃんは、そのメールを見て震え上がる。
家が近づくにつれ顔色が青ざめる娘に「大丈夫よっ!ママは大丈夫だから!」と
なだめながら帰った・・・
N田さん「もう、絶対離婚するわ!だからお金をためようと思って!」
ワタクシ、止めません。
お金はどうにかなる。多分・・・
そんな家庭は家庭じゃない。
楽しくなさそう~~~
彼女の身体にも、Yちゃんの身体にも、異常がでてるのだ、パパ絡みで。
おしゃべりしながら考えた事。
まず、どの大学であれ、本人と家族で希望した大学(滑り止めも含めて)に合格した時、
大喜びできる環境にいたいなあ~
その女子校でも、すごく校風とかが合ってて楽しい学生生活を送ったわという子もいるだろうし、
東大しか大学じゃないわという家庭環境のおうちもあるだろうし、
それはもう人それぞれだけど、
まわりが見えない親、気遣えない親、勉強が全ての娘というのは、やはり異常な気がする。
ま、我が家の場合、ライブだ何だと呑気な高校生活を送り、来年の受験の頃、泣きをみることになるのが想像できるが、
それでも本人が後悔しなけりゃいいんだよなと思う。
それから、絵に描いたような幸せな仲良し家族じゃなくてもいいから、
喧嘩しながらでも会話があって、助け合って、ご飯を笑いながら食べて、
そんな環境の中で子供が成長していくというのがワタクシの理想。
我が家は、ささやかながら、とっても幸せ。
そうよねっ!あなたっ!
ひと様の家庭の様子を見て、優越感に浸ったりするほど悪趣味ではないつもりだが、
ここ数日に聞いた話で、しみじみ我が家庭の幸せを感じた。
N田さんとおしゃべりした時のこと。
彼女のおうちは、パパは歯医者さん、一人娘のYちゃんは今年、某有名国立女子大に合格。
はたからみると、金銭的にも環境的にも何もかもがすばらしいのだが・・・
以前から夫婦仲、父娘仲の悪さの話は聞いていた。
娘のYちゃんは、某超有名私立女子校(中高一貫)に通っていたのが、
東大進学率ナンバーワンというだけあって、頭の良い女子の巣窟(・・・良い意味でも使っていい言葉か?)
中学受験して合格した時、N田さんは「実力以上の学校だから、入ってから苦労するよ。」と
口酸っぱく娘を諭した。
しかし、Yちゃんは「頑張るから、ここに通いたい」
もともと世渡り下手的なお嬢ちゃんのようだし、性格はパパそっくり(N田さん談)で頑固だし、
同級生達は皆、東大一直線と言う感じで、話すら合わない。
どんどん孤立していってたらしい。
もともと一匹狼的なところもある子らしいのだが、
それでもやはり、そんな学生生活6年間は地獄のようだっただろう。
家ではパパとうまくいっておらず(小学生の時、怪我をさせられて以来、口をきかないらしい)
大学受験の頃は、もう『うつ』の一歩手前のような感じだったようだ。
高校の卒業式の時、N田さんは、とても居心地の悪い思いをする。
まだ国立(東大)の合格発表前だったらしいのだが、
ママ達の会話が「東大にあらずんば人にあらず」的なことばかり。
私立も慶応、早稲田、あるいは医学部が滑り止め。
とても「うちは津田塾です」とは言えない雰囲気で・・・
(と、この話を聞きながら、ワタクシの大学分析における超難関大学のリストの中に入れている津田塾が滑り止めってどういうこと???
どんだけ頭いいんだ???)
国立の発表の時、ネットで合格を確認し、パソコンの前で、母娘抱き合って泣いて喜んだ。
その時に、卒業式の時の「感じ悪いママ達や、居心地の悪さ」をN田さんがぶちまけながら
「Yちゃんが学校がおもしろくないと言う気持ちが初めてわかったような気がしたよ。」
すると、堰を切ったように、Yちゃんが6年間の自分の思いをぶちまけた。
こんなイヤなことがあった。
こんなイヤな思いをした。
そして「学校がいやだ」と言うとママが「自分で選んで、自分が行くと決めた学校でしょ!」と言う。
N田さんは、その時初めて自分も娘を追いつめていた事に気付く。
Yちゃんが「よく不登校にならず毎日通ったと自分でも感心するよ。」と言ったらしい。
そして、今、晴れて大学生になったYちゃんは、とても楽しく大学に通っているとのこと。
いや~良かった良かった~めでたしめでたし
・・・と、話が終わらないのが小説と違うところで、
ふとしたことから、我が家のパパと娘の、たわいもない話をしたところ、ものすごくうらやましがる。
さらには、ワタクシと夫の仲のよさもうらやましがる。
実家に5日も帰省しておいて、帰ってきたその翌日の夜にも娘とお出かけする予定だと言うと
彼女、いきなり携帯を取りだし
「見て!私、このメールは、離婚の時のために、削除しないで保存しておくつもりなの。」
読むと・・・とても歯医者さんというエリート職の方が書いたとは思えないような
めちゃくちゃ感じ悪いメール。
聞くと、N田さんとYちゃんが隣町のショッピングセンターに買い物に出掛けた時のこと。
前日から夫婦喧嘩はしていたので虫の居所は悪かったのだろうが
10時半頃出掛けた妻へ、2時頃夫から「オレの昼飯は?」
彼女もムッとして「何かあるものを食べて下さい」ってな返信したら
まるでやくざか何かのような、柄の悪い、感じも悪い、脅迫めいたメールが来た。
そして、昔から、「パパは怖い」というトラウマのあるYちゃんは、そのメールを見て震え上がる。
家が近づくにつれ顔色が青ざめる娘に「大丈夫よっ!ママは大丈夫だから!」と
なだめながら帰った・・・
N田さん「もう、絶対離婚するわ!だからお金をためようと思って!」
ワタクシ、止めません。
お金はどうにかなる。多分・・・
そんな家庭は家庭じゃない。
楽しくなさそう~~~
彼女の身体にも、Yちゃんの身体にも、異常がでてるのだ、パパ絡みで。
おしゃべりしながら考えた事。
まず、どの大学であれ、本人と家族で希望した大学(滑り止めも含めて)に合格した時、
大喜びできる環境にいたいなあ~
その女子校でも、すごく校風とかが合ってて楽しい学生生活を送ったわという子もいるだろうし、
東大しか大学じゃないわという家庭環境のおうちもあるだろうし、
それはもう人それぞれだけど、
まわりが見えない親、気遣えない親、勉強が全ての娘というのは、やはり異常な気がする。
ま、我が家の場合、ライブだ何だと呑気な高校生活を送り、来年の受験の頃、泣きをみることになるのが想像できるが、
それでも本人が後悔しなけりゃいいんだよなと思う。
それから、絵に描いたような幸せな仲良し家族じゃなくてもいいから、
喧嘩しながらでも会話があって、助け合って、ご飯を笑いながら食べて、
そんな環境の中で子供が成長していくというのがワタクシの理想。
我が家は、ささやかながら、とっても幸せ。
そうよねっ!あなたっ!